7889 展覧会「鳥々 藤本能道の色絵磁器」

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菊池寛実記念智美術館で開催中の「鳥々 藤本能道の色絵磁器」を鑑賞。

こちらへやって来たのはかなり久しぶり。

智美術館へ
智美術館へ
大倉集古館はすぐ近く
大倉集古館はすぐ近く
展覧会「鳥々」
展覧会「鳥々」

ちなみに、ときどき行ってた大倉集古館は目と鼻の先だ。

今回の展覧会の”主役”藤本能道(ふじもとよしみち)は、かなり写実的な色絵磁器を追究し、人間国宝に認定されている人物。

この美術館ともかなり縁が深いそうだ。

絵具や釉薬、描法の研究や開発を行って、立体感のある色絵表現を生み出している。

その成果が、今回展示されている鳥たちだ。

《色絵美男桂尉鶲図 四角筥》1983年
《色絵美男桂尉鶲図 四角筥》1983年
《色絵翡翠文八角筥》1979年
《色絵翡翠文八角筥》1979年

いずれも、とてもリアルに描けているが、どうしても”焼き物”の限界はある。

その限界ギリギリまで、研究を重ねてきたようだ。

それだけに、他ではなかなか見られない磁器ばかり。

カワセミのような、見るからに美しい鳥ばかりでなく、うずらやカラスなども描かれている。

《雪白釉釉描色絵鶉図 四角隅切筥》1990年
《雪白釉釉描色絵鶉図 四角隅切筥》1990年
《梅白釉釉描色給金彩鴉 山帰来図八角大筥》1990年
《梅白釉釉描色給金彩鴉 山帰来図八角大筥》1990年

途中に彼の言葉が紹介されていた。

勢い(いきおい)にのりすぎると書すぎる。
控え目に品よくと思えば
つまらなさが目につく。
写実にすぎれば曲がなく
文様にすぎれば力がない。
白磁が美しく焼きあがれば
美しいだけに上絵はのせにくい。

これってなんだかとても良くわかる気がした。

ギリギリまで欲をかいてしまうのだ。

《雪白釉釉描色絵金銀彩 飼鳥の春 六角大筥》1991年
《雪白釉釉描色絵金銀彩 飼鳥の春 六角大筥》1991年
《霜白釉釉描色絵金彩 陶火窯焰に舞う陶額》1991年
《霜白釉釉描色絵金彩 陶火窯焰に舞う陶額》1991年

Posted by ろん