7787 結局これまでは成功している

フジテレビでの不祥事が次から次へと伝えられている。
それも、10年以上前に起きたことから、つい最近のことまで…。
もちろん不祥事を起こした人に大きな問題があるのはいうまでもないが、もっと大きな問題は、そうした不祥事を起こすことが結果的に“許される”企業文化ということに尽きると思う。
だから、どんな不祥事があっても、それが温存される企業風土が醸成されるのだ。
昨日伝えられたのは、こんなニュースだが…
おそらく、今回が初めてなんてことはありえず、これまでも同じようなことをしてきたと見るのが自然だ。
そこから考えられるのは、彼はこうした態度でスタッフなどに接することを“成功体験”として身につけ、それを重ねた結果が、現在のポジションであるとも言える。
それは、名家の御曹司という出自はあるにしても…だ。
こうした“成功体験”は、こうしたパワハラだけでなく、セクハラもまったく同じ構図だ。
だから、パワハラをする人も、セクハラをする人も、これまで成功した方法を、けっしてやめることができないし、むしろ続けてしまうのだと思う。
パワハラもセクハラも許容する企業文化を変えるのは容易ではないことは想像に難くない。
だから、パワハラもセクハラも、「絶対に許さない」という環境を作らない限り、いつまでも変わることはできないだろう。