7750 消滅直前の新京成電鉄に乗りに行く

鉄道

松戸駅と京成津田沼駅を結ぶ新京成電鉄は、今月いっぱいで京成電鉄と合併し、消滅することが決まっている。

これまでほとんど乗ったことがなかったが、”京成”を名乗りつつも、独自の文化を持っていた新京成電鉄には、消滅前に一度乗ってみたいと思って、今日は通院前に足を延ばしてみることにした。

向かったのは松戸駅。

千葉県で千葉市、船橋市に次ぐ3位の人口を誇る都市だけあって、駅周辺は賑やかだ。

松戸駅東口を出ると…
松戸駅東口を出ると…
松戸駅東口
松戸駅東口

JR常磐線の松戸駅に並ぶように、新京成の松戸駅の改札口がある。

自動改札機は、何となく年代物のように感じる。

新京成線松戸駅改札口
新京成線松戸駅改札口
新京成線松戸駅
新京成線松戸駅

ホームは常磐線との通し番号になっていて、7番線と8番線が新京成が使用するホーム。

京成津田沼行きの京成N800形電車が停車中。

コーポレートカラーの「ジェントルピンク」が鮮やかだ。

新京成電鉄のロゴもついていたが、来月の合併を控えて、順次消されているようだ。

新京成N800形電車
新京成N800形電車
もうすぐ消えるロゴ
もうすぐ消えるロゴ

最前列の座席からは、前方の景色がよく見えるように、ガラス窓の位置が工夫されているから、座ってじっくり堪能できるのが嬉しい。ただ、今日は雨のためスッキリ見えないのが残念。

ここに座って…
ここに座って…
前方風景を眺める
前方風景を眺める

途中、くぬぎ山駅で下車。

ここには車両基地があるので、ちょっと見てみようということで、降りてみた。

いまとなっては、かなり珍しい、黒板タイプの伝言板があった。

よく見ると左側は、かつては落とし物を表示させていたようだが、なぜか伝言板と上書かれている。

いずれにせよ、チョークがないので、書きようがない。

くぬぎ山駅
くぬぎ山駅
懐かしい掲示板
懐かしい掲示板

壁には、4月から京成松戸線となることや、新京成電鉄の名前の入った入場券の販売を知らせるポスターが貼られていた。

京成電鉄への吸収合併については、あまり目立った告知はされておらず、せいぜいこのポスターくらい。

変更を知らせる案内
変更を知らせる案内
新京成最後のきっぷセット
新京成最後のきっぷセット

くぬぎ山駅を出て、すぐのところに、新京成電鉄の本社がある。とてもこぢんまりとした本社だ。

小雨が降る中、そこからさらに歩く。

くぬぎ山駅から…
くぬぎ山駅から…
新京成電鉄本社
新京成電鉄本社

”野馬除土手”なんていう史跡の横を進んでいくと、くぬぎ山車両基地がある。

検査中の車両が見える。

野馬除土手脇を歩く
野馬除土手脇を歩く
車両基地が見える
車両基地が見える

ここに来たら、一気にたくさんの車両が見られるかと思ったが、甘かった。

そうだ、朝のラッシュが始まるこの時間に、車両なんてここにあるはずはないのだ。

ちょっとはあるかなと思ったが、まったくなかったので、心底がっかり。

雨は小降りでも、強めの風が吹いているので、身体や鞄が濡れてしまった。

書き換え準備は終わってるみたい
書き換え準備は終わってるみたい
1編成もいない!
1編成もいない!
新津田沼駅から…
新津田沼駅から…

ふたたび、くぬぎ山駅に戻り、全線乗車を目指す。ロゴの由来にもなっているが、カーブが多い路線として知られている。

実際に眺めてみると、たしかにそんな感じもしたが、思ったほど多くないという印象。

駅と駅の間がそれほど長くないので、カーブがスピードアップの障害になっている感じもしなかった。

ただ新津田沼駅から京成津田沼駅までは、かなりの急カーブ。

増える一方だった乗客は、かなりの人数が新津田沼駅で降りていった。多くはJR津田沼駅へ乗り換え客だろうか。

急カーブが続く
急カーブが続く
京成線が見えてきた
京成線が見えてきた

京成津田沼駅に到着。

駅にあった地図を見ると、急カーブぶりがよく分かる。

新京成京成津田沼駅
新京成京成津田沼駅
急カーブがよく分かる
急カーブがよく分かる

松戸駅同様、京成本線とのホームの番号は通しになっているし改札も同じだが、駅入口にも新京成の文字がなく、扱いの小ささが気になった。京成津田沼駅において新京成は、京成の一部に過ぎないことがよくわかる。

新京成の扱いが…
新京成の扱いが…
京成津田沼駅
京成津田沼駅

さきほどの新津田沼駅で降りた人の数の多さを見ると、新京成が存在意義を発揮するのは、京成津田沼駅ではなく、新津田沼駅かもしれない。

ということで、新津田沼駅にやってきた。

改札近くで様子を見ていると、やはりすごい人の数。

新津田沼駅
新津田沼駅
ものすごい人がJR津田沼駅へ
ものすごい人がJR津田沼駅へ

実際にここに来るまで、位置関係がよくわかってなかったが、JR津田沼駅までは、屋外の通路や道路をけっこう歩く。

今日のような雨の日は大変だ。

あとで知ったが、JR津田沼駅は、船橋市と習志野市の間にあって、ホームに市境があるらしい。

JR津田沼駅
JR津田沼駅
市境が駅にある
市境が駅にある
こちらも見納め
こちらも見納め

いろいろ見て回ったが、これから通院なので、遅れるわけには行かない。

津田沼駅には、ちょうど総武快速線の始発電車が止まっていた。

まもなく引退するE217系だった。

予定した通りにはいかなかったが、最後の新京成電鉄としての乗車ができたのはよかった。

次回乗車する機会があれば、京成松戸線ということになるが、その頃の雰囲気は、いまの京成電鉄そのものになってしまうのだろうか?

Posted by ろん