7640 青梅駅 地下室公開イベント

見るからにレトロ感漂う青梅駅舎は、1924年(大正13年)に、旧青梅鉄道本社ビルとして建てられた。
鉄筋コンクリート造りは、当時としてはまだ珍しかったようだ。
さらに珍しいのは地下街も備えていたということで、今日の「青梅駅 地下室公開イベント」は、それを見学できるまたとない機会だ。
いろいろ調べても、あまりこの情報が見つからなかったので、事前の情報はほとんどない状況での見学となった。
なんとか初回10時開始の見学のグループに入れた。

時間になり、急な階段を降りていくと、そこが目的の場所だった。
記事などによっては、“地下街”と書かれていたりするが、実際はかなりこぢんまりとした広さしかなく、今回のイベントのタイトル通り“地下室”と呼ぶのがふさわしい感じだ。
青梅線の古い写真は撮影禁止だが、それ以外は、自由に撮影可能だった。

現在休館中の青梅鉄道公園が収蔵しているさまざまな資料を展示していた。またそれらの資料は直接触れて見ることもできた。
国鉄からJRに移行したときの時刻表の展示があった。たしか自分も持ってたはずだが、どこかに行ってしまった。
中央線の項目を見たら、新宿から甲府行きの列車がまだ走っていた。
興味深かったのは、昭和35年の国鉄各路線の営業係数の図。
100円稼ぐのにいくらかかるのかを示しているが、このころから多くの路線が赤字だったのは、ちょっと意外だった。
首都圏では、このころ川越線も横浜線も赤字ということになっているのが興味深い。
かつて、ここがお店だったことを感じさせる唯一の遺構といってもいいのが、”埋められた階段”かもしれない。ここから地上と行き来できるようになっていたようだ。
地下室の壁が窓のような形になっているので、居合わせた駅員さんに尋ねると、耐震工事によるものらしい。
この地下室全体がかなり綺麗な状態なのは、こうした工事が行われたからなのだろう。
かつて地下商店として使われていたころの名残のようなものは一切なくなってしまっている。
そういった意味では、この建物の地下の“鑑賞”に期待してしまうと、ちょっと残念な感じになるかもしれない。













