2747 ぶらぶら歩いて見たものいろいろ(浅草あたり)
これまで、あまり歩いていないところという理由で、完全に無目的でやって来た上野駅。
上野といえば、パンダ。
でも、実はもうパンダはいない。一時期、中国からパンダを呼び寄せる云々という話題になったが、その後は、その話題も落ち着いてしまった感がある。
パンダは、いまや上野駅の待ち合わせ場所として名前を残すのみだ。
ペデストリアンデッキから、ふと目に入ったこの看板。
男ビデオに、男DVD…言わんとしていることは薄々分かる気がするが、あまり想像したいものではない。
こちらは、おじゃこが見つけた、不思議な光景。
手前の看板の“おじゃが”も気になるが、ビルの壁面に4本のはしごが並ぶ。
非常はしごにしては、多すぎやしないか?
もともと、具体的なあてがあって歩いているわけではないので、とりあえず浅草方面に向かってみる。
途中で買ったたい焼きを食べながら歩く。ちなみに、今回は頭から食べてみた。
“危険物倉庫”なる看板を見つける。灯油類があるみたいなことが書かれていたが、ただ“危険物”と書かれると薄気味悪い。
ビルや住宅の建ち並ぶなかに、とても古い建物が混じっている。
もう無人化してずいぶん経っているような古いコンクリートの商店。出窓風の正面は、作られた当時はモダンだったのかもしれない。その下には採光と通風のためと思われるとても小さな窓。そして出窓を支える部分に装飾が施されているところに興味を持った。
古い建物は、こういった見えにくいところにも、こだわりが感じられる。
かっぱ橋道具街にやってきた。
厨房機器や調理器具などの問屋街として知られるが、なかでも、食品サンプルはお土産にも最適ってことで、取り扱うお店には、外国人観光客も含めて、たくさんのお客さんたちが集まっていた。
さらにしばらく歩いていくと、なんだか、ツッコミたくなったり、気になる看板がいくつも出てきて、飽きない。
さらに浅草寺方面へ。
浅草シネ…で、ギョッとしたり、たくさんのカレンダーが飾られている?なかに、ものすごい彫り物をしたカレンダーにギョッとしたりしながら歩く。浅草花やしきの前は、江戸の風情を感じさせるような雰囲気のある通りになっていた。
浅草観音温泉というところの看板。
日に焼けてしまって、看板全体が薄くなっているが、気になったのは…
「男は黙ってサッポロビール」
1970年代のCMのキャッチコピーだそうだが、時期的には知らないはずの僕でも、なぜか知っているのは、いかにこのコピーのインパクトが強かったかということを証明しているのかもしれない。
でも、この看板の寿命もそう長くはあるまい。
浅草寺に着くと、本堂が作業用の足場で覆われていた。
そういえば大規模な修繕が行われるというのは、何かで聞いたことがある。
案内によれば、今年の2月から来年の12月までという長きにわたって、作業が行われるそうだ。
せっかく観光に来た人にとっては残念かもしれないが、その周囲は、お祭りでもないのに、たくさんの屋台が出て、やたらと賑わっていたのがせめてもの救いか?
途中で見つけたお店。
モスリン?
調べてみると、羊毛100%の単糸でできた織物だそう(詳しくはこちら)で、戦前には日本人の普段着の着物としてもよく使われてたらしいが、近年ではあまり見かけないらしい。実際聞いたことなかったし…。