6593 専門家
東京をはじめ日本の感染者数は極めて少ない状況が続いているが、オミクロン株の出現は、日本を再び不安に陥れている。
ワクチンで抑え込んでも感染者数が増加に転じた国もあって、何が感染者数の増減に影響しているのか、よくわからなくなってくる。
オミクロン株に関する情報は、なかなか入ってこないが、どうやら重症化しない可能性が高そうだ。
でも、第6波が来るのか来ないのか、まったく予想がつかないのは、おそらく専門家でも同じだろう。
このコロナ禍を通じて、専門家と呼ばれる人たちの限界を知った気がする。
これは、ここ最近多い地震に関する専門家でも似たような感じがする。
一度強めの地震が起きると、必ず「しばらくのあいだ、起きた地震と同程度の地震が起きるかもしれない」という注意が呼びかけられる。
これは、震度6強が2度起きた2016年の熊本地震での教訓が生かされてるのだろう。
それまでは、大きな地震があると、かつては発生した地震よりも多少規模の小さな地震があると言われていたように記憶している。
5年前に起きたたった1回の地震によって、その後の地震の備えも変わってしまうのだから、地震については、やっぱり、わかってないことばかりなのだろう。
起きた事象から、次に起きるかもしれない事象を類推するくらいだったら、専門家でなくてもできる…というと、ちょっと言い過ぎかもしれないけど、頼りすぎも良くないとは思う。