6360 読み取れないQRコードだったけど
都営浅草線に乗っていたら、QRコードをつけた列車を見かけた。
車両のドアに貼られたQRコードをホーム上のカメラで読み取って、車両ドアの動きに合わせてホームドアを開閉する仕掛けだ。
なるほど、車両にQRコードを貼り付けて、駅のホームはカメラを設置するだけで、簡単に車両の特定ができるようになる。
その内容に合わせて、ホームドアを操作するだけでいいのだから、ずいぶん簡単な仕組みだ。
簡単な仕組みということは費用も安く済むということで、導入もしやすいはずだ。
以前からその存在は知っていたが、実際にちゃんと見たのは、今日が初めてだった。
このQRコードは、自分のスマホで読み取りができるんだろうか…と、試してみた。
しかし、なかなか読み取れない。
ふつうのQRコードだと、ずいぶん離れた場所からとか、妙な角度からでも読み取れるのに…。
調べてみたら、これは、通常のQRコードとは別の「tQR」というものらしい通常のQRコードとは別の「tQR」というものらしい。
通常のQRコードは30%まで欠けたり汚れたりしても読み取れるのに対して、tQRは50%まで欠けたり汚れたりしても復元できる。雨粒や外光の反射による読み取りづらさにも対応。
なるほど、万が一のことまで考えて万全を期している、特別なQRコードだったわけだ。
QRコードはさまざまな用途で使われているが、よくこういう使い方を思い付くな…と、感心してしまう。