6355 この国の怖さ

新型コロナウイルス

そもそも…新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、東京オリンピックは1年延期された経緯がある。

しかし、その後の感染は減少するどころか拡大の一途を辿った。

そうなれば、その開催をどうするかという議論になるのは当然のはずなのに、

→ 中止?開催? 結果;開催

感染拡大を防ぐためには観客はどうするかという議論は…

→ 無観客?有観客? 結果;有観客

人数はできるだけ少なくするべきだという議論は…

→ 5000人?10000人? 結果;10000人+“別枠”

こうした判断を見ると、東京オリンピックの開催に対する異常なほどの執念を感じる。

じゃあ感染拡大をできるだけくいとめようとしているかというと、そういうわけでもなく、水際で感染者を食い止めるということになってたはずが、同行者の濃厚接触者判定なしで入国させたり…

酒類の提供の制限に揺れる東京で、会場内は酒類提供を認めるとか…

もう、どんな判断が出ても驚かなくなったというか、こういう判断が次々出てくることに、“怖さ”を実感する。

さらに怖いのは、ここで大きな問題が起きても、せいぜいその職を辞するくらいで、誰も絶対に責任を取らないということだ。

いま、まさに目の前で次々と、無責任に物事が決まっていく過程を見せられて、この国の怖さを感じないわけがない。

Posted by ろん