6228 何のためのアンケート?
大学1・2年生が「将来働きたい」と思っている勤務先ランキングが発表されたというニュースニュース。
どれどれ、こういう状況だと、どんな結果になってるんだろう?と思ってみてみたら…
1位は地方公務員(10.5%)、2位は国家公務員(7.0%)、3位はソニー(6.0%、4位のApple Japan(5.8%)、5位のGoogle(5.0%)と任天堂(5.0%)…と続く。
…ということで、特別変わってないなぁ…というのが第一印象だった。
どれも、こういったランキングでは上位に来る常連ばかりだ。
でも、全体を通して見ると、前回調査からの変動はけっこうあったみたいだ。
Google、Amazonが順位を下げる一方で、全日本空輸(ANA)やトヨタ自動車、JR東海、JR東日本が順位を上げていたのが気になった。
アンケートは昨年11月だから、コロナ禍がこれらの企業業績に深刻な影響していることが明らかになったタイミングであるにも関わらず…だ。
これについて、調査会社は…
「大幅な経営悪化が懸念されている企業が、夢や憧れ、イメージの先行により高人気となっている点は、大学1・2年生の就職に対する現実感の乏しさがうかがえる」と指摘している。
…と分析しているが、これはなんとも学生には気の毒なコメントに思えた。
大学1・2年生に、どこで働きたい?…なんて聞いても、知ってる会社を挙げるくらいしかできないだろう。
…というか、そもそも、このアンケートって何のためにやってるんだろう?
コロナの有無に関わらず、大した答えは期待できないだろうに…。