4064 変な支店名に思う

ビジネス・経済

かなり前のことだが、新生銀行のある普通預金口座に振り込みをしようとしたら、その口座の支店名が、“シオ支店”となっていて驚いたことがある。

何だよ?シオって?

かつて新生銀行に汐留支店があったのは知っていたので、もしかして支店名の変更があったのかな?…とまでは考えたけど、それにしても、こんな間の抜けた名前はないだろう?と思ったら、支店そのものが“閉鎖”されたことによる措置だったらしい。

同様に、渋谷支店も、シブ支店に変更となっていたようだが、もうちょっと何とかならなかったかなぁ…って思う。

もっとも、現金の引き出しはコンビニATMだし、決裁はインターネットで行うようになれば、そもそも、リアルな支店や窓口を意識するシーンはほとんどなくなってしまうのも事実。

そうなると、ネット専業の銀行に至っては、マーガレット支店やフリージア支店といった花の名前だったり(セブン銀行)、ジャズ支店、ロック支店のような音楽関係(楽天銀行)、レモン支店、イチゴ支店のようなくだもの(住信SBIネット銀行)…と、なんだかふざけた感じがしてしまう。

支店名は、銀行間で送金する場合、口座番号とセットで支店名も必須であることから、仕組み上、やむを得ず設定しているようだ。

そのため、ゆうちょ銀行は、民間の銀行にあわせて、058(ゼロゴハチ)支店とか、238(ニサンハチ)支店みたいな、ちょっと不思議で機械的な支店名となってしまうのも、なんだか据わりが悪い。

そういえば…

1989年(平成元年)、初めてあの銀行名を聞いたときの驚きは、いまでもハッキリ覚えている。

岡山に本店がある「山陽相互銀行」が普通銀行に転換して誕生した新しい銀行名…

トマト銀行

あれから25年。四半世紀も経った。

仕組みは変えられなくても、それを利用する世の中の価値観、考え方はどんどん変わっているのを感じる。

変だなぁ…と思いつつも「こういうものだ」と受け入れるのが、楽な生き方(笑)かな?

世の中の変化に、ついて行けない寂しさをかみしめつつも、変化する場に立ち会えることを楽しんだ方がいいとは思う。

Posted by ろん