2310 個展でコラボレーション

芸術・デザイン

信濃町から歩いて数分ほどのところにあるアートコンプレックスセンターで開催されている“大西信之「版画・絵画・漫画」展”に行ってきた。

アメリカやカナダでいくつもの展覧会を開いてきた大西さんが、久しぶりに日本で開催する個展だ。

先日ここで紹介させてもらったが、この個展で僕の書いた記事も一緒に紹介してもらうことになっていたのだ。

大西さんには、これまで電話では何度かお話ししたが、直接お会いするのは今日が初めて。世界で活躍される作家なのに、とても気さくに話しかけていただく。

大西さんとゲストの漫画家一色登希彦さんとのギャラリートークを見学。個展を見学するのこと自体滅多にないし、作家のギャラリートークを見学するのは初めてだった。


個展はこんな感じ

ギャラリートーク(一色さん/大西さん)

もう顔見知りってことで、最前列に座ることを勧められ、なぜかちょっと緊張。

お二人の会話の中で、最も印象的だったのが、「締め切りのそのときまでが、その人の実力」というお話だった。作品を仕上げるなかで多くは締め切りというものがある。締め切りに照準を合わせ間に合わせることが実力であり、間に合わないとすれば、それが結果であり、それがその人の実力なのだと。

作品を拝見するのも初めてだったが、リトグラフという方法による版画は、一般的な版画と違って全体が柔らかい雰囲気で、どこか水墨画を思わせるような感じだった。

漫画家の一色さんとのコラボレーションということで展示されていた、九段下ビルをテーマにした漫画も作品として展示され、見る人の想像力をかき立てるようだった。

そして、大西さんの作品とともに、僕の九段下ビルについて書いた記事も、ファイルに収められて閲覧できるようになっていた。ちょっとはコラボレーションに参加できたような気がする。

それにしても、自分の書いた記事がこのような形で紹介されていると、なんだか不思議な感じ。こうした機会を与えてくださった、大西信之さんに感謝。


なんだか不思議な感じ

こんな感じでファイルに収められていた

慣れない雰囲気だったということもあって、うまく写真が撮れなかったのが、悔やまれる…。

個展は11月3日まで開催中。

大西信之「版画・絵画・漫画」展
2007年10月22日(月)>11月3日(土)11時~20時 会期中無休
The Artcomplex Center of order glucophage Tokyo ACT5
アメリカ、カナダなどで多数の展覧会、ワークショップを行い日本のファインアートの国際的評価を最も熟知する画家、大西信之。日本の版画、絵画、漫画をテーマに誰にでも解る切り口で最も難解なテーマを解き明かします。この秋最も刺激的なアートエキシビション
アートコンプレックス・センター 東京都新宿区大京町12-9[地図]

Posted by ろん