1836 取り返しのつかないこと

定点観察

自分のしでかしたことが原因で何か問題が起きたとき…
頑張って「元に戻る」とか「なんとかなる」ということばかりではない。当然「取り返しのつかないこと」なんて、いくらでもある。

それが自分の本意でなければないほど、その悔しさ、苦しさたるや計り知れないものとなる。それを乗り越えるためには、その現実を受け入れることから始めなければならない。当たり前のことだけれど、意外とこれができないのだ。現実を受け入れない(受け入れたくない)がために、現実を見失い状況が悪化してしまうなんてことは、往々にしてある。(…っていうか、そればっか)

だから、できるだけ客観的に自分を見る必要がある。自分を取り巻く現実とは何か?自分ではなかなか分かりにくいものだ。なので、こんなときは、まず誰かに相談するに限る。これもまた意外とできないんだけど。

帰りの新幹線の中。

ふと…恐ろしいことが頭をよぎった。
取り返しのつかないことを“故意”に起こしてみたらどうなるだろう?

  • 次の駅でホームから線路に飛び込めば、これまた取り返しのつかないことになる。
  • 手に持った庖丁を使って、何かを“しでかせば”確実に取り返しのつかないことになる。

・・・

取り返しのつかないことなんて、身の回りにあふれているではないか。「取り返しのつかないこと」は、思ったより身近なことではないか。警戒している「取り返しのつかないこと」とは、意識するかしないか、故意か故意ではないか…それだけの違いなのだ。

ふと、こんなことを考えながら、ビルの隙間から、まん丸い月が見えた。満月かな?…なんて思って、今調べてみたら、やはり満月だった。

満月の夜…。

僕の気持ちに微妙な変化をもたらしたかも。

Posted by ろん