1383 厭な奴
地下鉄の車内でやけにうるさい大学生らしき女性二人組が目の前に立っていた。そのうちの一方が、どうも声量の調節ができない人のようで、かなりの大声と笑い声で、話の一部始終を聞かされる羽目になった。その内容も取り立てて興味深いものでもなく「聞かされる身にもなってみろ」といった気分だった。しばらくして、その人の足元をふと見てみたら、なにやら動くものの気配が…チャバネゴキブリだった。どこかから紛れ込んだのだろう。その女性の足下をウロウロしている。よっぽど「足下見てみろ」とでも言って、この場から立ち去らせてやろうかと…。でも、そんなことを思う自分が厭で仕方がなかった。今日は調子があまり良くない状況だったから、なおさらそんな気持ちになったのかもしれないけど。(2004.11.25)