742 のぞみ停車

定点観察

今日は12月としては久しぶりの雪となった。積雪量は大したことなかったが、交通は乱れた。◆東海道新幹線「のぞみ」が、静岡県内をすべて通過している現状に対して、静岡県知事が、通行税を徴収すると息巻いていると言う。静岡県はかねてから、静岡県内の「のぞみ」停車を要望していたようだが、実現していない。「県に不利なダイヤ改定に反対する」ということだが、なんて見識の小さい知事だろうと呆れてしまった。「のぞみ」が止まらないのは、止まる必要がないからだ。果たして「のぞみ」が通過することが、静岡県にどんな不利益を与えているのかよくわからない。止まることで、むしろ、東京-名古屋、京都、大阪との所要時間を延ばしてしまうことの不利益の方が、日本全体を考えると大きいんじゃないか。東京へも名古屋へも「ひかり」で1時間程度で行ける静岡の地の利を生かしたことを考えたり、単純に「のぞみ」を止めるというようなメンツにこだわるのではなくて、静岡に停車する「ひかり」の本数を増やすなどを考えるのが知事の務めじゃないか? JRだって、止まって利益のあることならば、黙っていても止まってくれる。◆こんな知事のいる静岡県民がちょっと気の毒に思える。でも、こうやって取り上げられるための話題づくりのための発言だとしたら、あんまり褒められたやり方ではないとは思うけど、なかなかの人物なのかもしれない。

Posted by ろん