死刑執行の現場から/戸谷 喜一
死刑執行の現場から―元看守長の苦悩と死刑存続の可否 戸谷 喜一 恒友出版 1997-07 |
刑務所の元看守長の立場で、死刑のあり方を考えている。著者は職務上現場に立ち会っているため、どうしても死刑囚側に立ってしまい、死刑制度廃止の立場を取っている。しかし、この本で語る部分ではないのかもしれないけれど、死刑囚がいったい何を犯して死刑という最高刑を科されたのかや、被害者の人権という部分にまで踏み込んで欲しかった。(2002/7/18)
(店長オススメ度: ★★★★★ /2003/03/30更新)