秘密基地の作り方/尾方孝弘 のりたけ

■趣味・実用・人生論, 龍的図書館

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秘密基地の作り方
尾方孝弘 のりたけ
飛鳥新社 2012-05-12by G-Tools , 2014/01/25

秘密基地!…なんて、甘美で魅力的な響きだろう。

子どもたちだけで作る隠れ家的な遊び場…恐らく、子どもなら誰もが作ったであろう、あの“秘密基地”だ。

かつて自分も、押し入れの中に作ったり、段ボールを組み合わせて家の中に作ったり、空き地や、橋の下や河川敷などに、“秘密基地”を作ったっけ。

ほんと、なぜ子どもの頃って、狭くて暗いところが好きだったのだろう?

本書では、2000を超えるアンケートから、実際に作られた秘密基地をイラスト化し、秘密基地作りのノウハウを紹介している。

このイラストも、何とも味があっていい。

一口に、秘密基地と言っても、単純にマットレスを積み上げただけのものから、ドラム缶や土管を使ったもの、果ては、木の上や防空壕に作られたものまで、さまざまだ。

どれも、どこか懐かしい。

本書の構成としては、子ども達に、秘密基地の作り方を指南している体裁になっているが、子ども向けとは思えない文字サイズだし、読み仮名がふられれているわけでもなく、実際には大人向けの本のような感じ。

本書のなかでも、秘密基地作りには、フォーマットはないし正解はないと繰り返し述べられつつも、危険を伴うから大人が手伝った方がよいとか、基地作りの前にまずは10分の1模型を作ろう…といったくだりは、複雑な気分になった。

秘密基地は誰から教わって作るものではないし、作り方を本で学ぶなんていうのも思いつきもしなかった。

それに、そもそも、大人が介在しては、“秘密”じゃなくなるし。

子供たちは、基地作りを本で学び、大人たちは本で懐かしむ。

まぁこれも時代なのかもしれないなぁ…なんて。

Posted by ろん