ゼロから理解する 水の基本/千賀 裕太郎

そういえば「水」って、あまりにも身近なせいか、意識して考える機会は少ない気がする。

本書は、資源としての水、水の不思議な特性、人と水との関わりについてなど、水というキーワードで、ジャンルを越えて、あらゆる水に関する興味深い話題が満載。

気になるテーマがたくさんあったが、いくつか気になった箇所をピックアップしてみる。

◆資源としての水について

日本は、諸外国と比べて水道は普及しているということは認識していたが、そもそも、水道の蛇口をひねった水を、「そのまま飲める」という国や都市はそれほど多くないというのは初めて知った。

そもそも降水量が少ない地域では、安定して水を得ることが困難になりがちだ。

日本でも積極的に支援をしているそうだが、そうした地域で、水へのアクセスが改善されると、水汲みの負荷から解放され、就学率の向上や女性の社会進出の増加が期待できるというのも、言われてみれば…という感じだ。

一方、日本は世界平均の2倍の降水量があるにも関わらず、一人当たりに換算すると、実は、世界平均の半分以下になってしまう程度で、人口の多い関東地方などでは、エジプトと同程度だというから驚きだ。

たしかに夏になると、渇水が話題になる。上手に水と付き合っていかなければならないのだ。

◆ミネラルウォーターについて

僕は、滅多に飲まないのだけど、ちまたにあふれるミネラルウォーターも、実はいろいろな種類があるという。

  • ナチュラルウォーター (特定の水源から採水された地下水のみ)
  • ナチュラルミネラルウォーター (ナチュラルウォーターでミネラル成分が溶け込んでいる)
  • ミネラルウォーター (何種類かのナチュラルウォーターを混合し、ミネラル分を人工的に調整したもの)
  • ボトルドウォーター (飲める水)

日本の場合、ミネラルウォーターは殺菌処理が必須なのに対して、ヨーロッパでは逆に禁止している。その代わりに、水源をあらゆる汚染から隔離し保護することを義務づけているそうだ。考え方の違いが興味深い。

 

◆1日に人間の体を出入りする水の量

水に関して、いろいろな話題が載っていて、興味が尽きないが、ちょっと気になったのが、1日に出入りする水の量についての記述だった。

呼気  … 300mL
皮膚 … 600mL
尿   …1,500mL
糞便 … 100mL

1日に失われる水の量は、実に2,500mLあるという。
つまり、これと同じだけの水を補給することになるのだが、その内訳は…

食事中の水 … 1,000mL
飲料   …   1,200mL
体内の生成水 … 300mL

で、計2,500mLとあった。

うーん、どう考えても、そんなに水を飲んでないのだ。

周囲ではふだんから水を飲む人が多いが、僕はめったに水を飲むことがない。せいぜい食事の最後にちょっと飲むくらい。

つまり、僕は、いずれ干からびてしまうのだろうか?

2 thoughts on “ゼロから理解する 水の基本/千賀 裕太郎

  1. ≫ 固形石鹸 さん
    さすがですね…そうですね。水は飲んだ方が良いんですよね…習慣が身についてないせいか、真夏の熱中症対策のとき以外は、なかなか…。

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