8129 ”山場”を超えて

日常生活,物思いに耽る(雑感)

行きの川越駅
行きの川越駅

今日も朝から川越へ向かった。実家に立ち寄ってから、伯母が入居している施設へと足を運ぶ。

伯母が倒れて以来、支援のあり方を模索してきたが、不動産や資産の適切な管理のために「家族信託」という形を選択した。

司法書士の方と細かく内容を詰め、ようやく契約書類の作成という、ひとつの大きな節目を迎えることができた。

今日は司法書士の方にも施設まで同行してもらい、伯母への丁寧な説明を経て、無事に署名捺印を終えた。

帰りの川越駅
帰りの川越駅

実務上の「山場」を越えた安堵感はある。

しかし、和やかな空気の中で進む会話の内容は、どれも「伯母が亡くなった後」を想定したものだ。

手続き上、当然のことではあるのだが、本人が目の前にいる状況でその先の話を続けることには、どこか不思議な感覚がつきまとう。

ふだんの生活で、自分や目の前の相手がいなくなることを前提に言葉を交わす機会など、そうそうない。

両親の終活や伯母の介護実務に向き合う中で、「死」というものが、かつてよりずっと手触りのある、身近なものとして感じられるようになってきた。

すべてが整った後で、いつの日か、今日のこの静かな時間を思い出すことになるのだろう。

Posted by ろん