8127 展覧会「古伊万里いきもの図会展」

渋谷にある戸栗美術館へ。
おそらくこれまで行ったことがなかったと思う。
今回鑑賞したのは「古伊万里いきもの図会展」というもので、モチーフとなっている、さまざまな動物を通じて古伊万里を紹介している。
江戸時代に成立した絵入り百科事典「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」の見出しを参考にした展示となっているそうだ。
可能な限り、紹介されていた分類を挙げてみると…
畜類:馬、駱駝
獣類:獅子、麒麟、獅子、虎、象、鹿
鼠類:栗鼠
水禽類:鶴、雁、鴛鴦、鷺、鶺鴒、千鳥、鶏、雉
魚部:鯉、鮎、蝦(海老)
龍類:龍
介甲部:亀、蟹
介貝類:貝類
山禽類:孔雀、鳳凰
林禽類:烏、鵲(かささぎ)
原禽類:雀、燕、鶉
蟲部:蝶
古伊万里とはちょっと離れるが、その時代ならではというか、当時、どのように動物たちを見ていたのかがわかって、興味深い。
現在にも通じる分類もあれば、龍だけで独立した分類などもおもしろい。
伝説上の動物である龍にもいろいろと種類があるようだ。
あと、これも興味深かったのだが、現代でも夫婦円満の象徴として観しまれている鴛鴦(おしどり)は、雌雄似たような姿になるため、絵画化・文様化の場合は、他の水鳥との区別がつかなくなってしまうのだそう。
表現方法に限界がある古伊万里ならではなのだろうか。
器の底に真正面を向いている雀がいたり、なぜか亀が龍宮城を想像しているような絵柄の皿などが、とても印象的だった。
残念ながら写真撮影が禁止されているため、気になる作品も紹介できないのが残念。

