8077 爆破予告
大手町や丸の内のオフィスビルに対して、爆破予告があったという。
この話は実は昨日から耳にしていて、SNSなどではすでにちょっとした話題になっていた。
夕方になってようやくニュースとして伝えられたが、爆破予告の時刻が16時とされており、その時間を過ぎるまで報道を控えていたのだろう。
それにしても、こうした爆破予告というのは本当にタチが悪い。
犯人はほとんど手間をかけることなく、簡単に大きな損害を与えることができてしまう。
「どうせウソだろう」と思いたくなる気持ちもある。
しかし、万が一実際に爆破が起きた場合、誰が責任を取るのかと考えると、完全に無視するわけにもいかないのも理解できる。
予告どおりに爆破が実行され、大きな被害をもたらした事件として有名なのが「三菱重工ビル爆破事件」だ。
1974年8月30日、三菱重工本社ビル宛てに事前の爆破予告電話があったものの、「いたずら」と判断されて見過ごされた。
その結果、避難が遅れ、死者8人、負傷者380人以上を出す大惨事となった。
今日は、たまたまその事件の現場となったビルの前を通った。
もちろん、事件をしのぶものは何ひとつ残されていない。
華やかなイルミネーションが灯るその場所で、8人もの命が失われ、300人以上が重軽傷を負った出来事を思い起こすと、
ただ偶然そこに居合わせただけで事件に巻き込まれた人々や、その家族のことが頭に浮かび、
目の前の風景が少し複雑なものに見えてきた。

