ホームコンピューター デジタル時代を決定づけた100の名機/アレックス・ウィルトシャー
- ホームコンピューター デジタル時代を決定づけた100の名機
- アレックス・ウィルトシャー (著), 伊賀 由宇介 (著)
- グラフィック社 (2025/1/8)
見開き1ページで、ホームコンピュータ(以下、PC)100機種を紹介している。
COMMODORE、ATARI、HEWLETT-PACKARD、COMPAQ、DEC(Digital Equipment Corporation)、SORD、NEXT COMPUTER、OLIVETTIなどなど、ある一定の年齢以上の人には、なつかしい会社名が並ぶ。
さまざまなPCのなかで、たとえば、IBM 5150 (p.66)は、いわゆるIBM互換機と呼ばれる元となったことでPCの世界を爆発的に広げるきっかけとなったし、いまでもMACを象徴するデザインでのAPPLE MACINTOSH(p.150)などは、間違いなくわかりやすい“名機”などもあって興味深い。
日本からは以下の5機種がノミネート。
SHARP MZ-80K
SHARP MZ-700
TOSHIBA HX-10 (MSX)
CANON V-20 (MSX)
CASIO MX-10 TYPE B(MSX)
日本では、それほどPCメーカーとして認識されていないキヤノンやカシオといった会社がある一方で、NECがないのは、ちょっと違和感があった。
日本のPC市場を席巻していたのに、本書では NEC製PCが一切取り上げられておらず、記事中にわずかに触れられただけだった。
どうやら、これは、PCが海外で販売されたかどうかが、本書で取り上げられるかどうかの基準になっているようだ。
日本語に特化したNEC製PCが除外されるのは致し方ない。
そのため、5機種中3機種がMSX規格のPCとなっていた。
現在は、なかなか差を出しづらくなっているが、スペック、色、形、サイズなど、いくらでも差別化できる時代のPCは、見ているだけでも楽しい。
そう考えると、PCの黎明期から100台目のPC(APPLE IMAC G3)として取り上げられている、APPLEの息の長さには、あらためて驚く。
