今ではありえない鉄道迷場面/「旅と鉄道」編集部
- 今ではありえない鉄道迷場面
- 「旅と鉄道」編集部
- 天夢人 (2023/4/18)
鉄道は時代を経るごとに、どんどんと合理的になって、”無駄”が削ぎ落とされているように見える。
ただ、”無駄”というのは、立場によって見え方は異なり、他方から見たら、それが味わいだったり、楽しみだったりするものだと思う。
一昨年は、鉄道開業150年ということで、さまざまなイベントが開催されたが、その歴史の中で、現在ではすっかり消えたことがたくさんある。
自分が子供のころ、当たり前のように見えていたことも、現在では”ありえない”ことに変わってしまっていることもある。
東京駅に入線してくるブルートレイン
ストライキで線路を歩いて移動する乗客
オレンジカードを車内販売する
木造床の電車内
ホームに座り込んで列車を待つ人々
これらの光景は今でもよく覚えていて、懐かしかった。
逆に、本書で紹介している場面で体験できなかったこともいくつもあって…
オリエント急行
向ヶ丘遊園モノレール
100系新幹線の食堂車
連絡船摩周丸の客席
これらは、見に行こうと思えば行けたはずのものばかりだった。
なくなってしまう前にぜひ体験しておくべきだったと、写真を見ながらちょっと後悔した。
本書では紹介がなかったが、年末やお盆の時期の帰省ラッシュのころ、上野駅では列車を待つ人たちの長い行列で”テント村”ができるほどだったのを思い出した。
人々のなかに”鉄道の存在”がとても大きかった時代だったのだとあらためて思う。
さすがにもうこういう時代は来ないだろうけど、こうした時代を過ごした思い出は大事にしたい。
