5806 台風にかかわる偶然
台風19号が通り過ぎてから数日が経っても、まだ被害の全貌は掴み切れていない感じだ。
今回の台風は、増水による河川の氾濫が目立っている。そして、この被害を食い止めるのに役立ったという施設が話題になっている。
まず「地下神殿」とも言われる、首都圏外郭放水路が氾濫防いだというニュースがあった。
これは、今回のような大量の雨が降った際、流域の河川の水を引き込み、調整しながら江戸川へと放流する放水路で、その放水路につながる調圧水槽は、その見た目から「地下神殿」と呼ばれて、ちょっとした観光施設になっている。
そして、もうひとつ「八ッ場ダム」が、洪水対策に役立った…という話も出ている。
激しい反対運動と、民主党政権による建設中断を経て、建設再開、そして、現在に至るという、紆余曲折があったことから、さまざまな見方があるようだ。
どちらも、行ったことがあるので、いつだったんだろう…と思って振り返ってみたら、6年前(首都圏外郭放水路、八ッ場ダム)だったことがわかった。
そして、よくよく調べてみると、意識したわけでもないのに、どちらも2013年11月という同じ年の同じ月に行っていた。
ときおり、こうした偶然を経験する。