767 最初が肝心

定点観察

何事も最初が肝心というのは、振り返ってみてわかること。社会人になって、どのような環境におかれるかによって、その先の人生が大きく左右されるといっても過言ではない。社会で許される「言動の範囲」は、最初の一年程度で決まってしまうように思える。良くも悪くも、どこまでだったら、社会(ここでいう社会とは、自分の周囲に限っている)に認められるのか、という限界を知ることになる。あとは、特に波乱がない限りは、この言動の範囲で生きていくことになる。”良くも悪くも”というのは、環境に変化がない場合は問題ないが、大きく変化してしまうと対処しきれなくなってしまったり、自分が勝手に決めた言動の範囲に縛られて、それ以上成長できなくなる恐れがあるということを指す。思い切って、最初に自分が決めた範囲という殻を、破ってみる必要はあるのだけれど、だんだん年齢を重ねてくると、守らなければならないことが増えてきて、思い切ったことができなくなってくる。だから、若いうちに、その環境に慣れるだけで、安穏としていてはダメで、あえて、いろいろ苦労しておかなきゃいけないのかも知れない。

Posted by ろん