だじゃれどうぶつ図鑑/薮内正幸、スギヤマ カナヨ

だじゃれどうぶつ図鑑
だじゃれどうぶつ図鑑

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薮内正幸(絵)、スギヤマ カナヨ (文)
偕成社
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この「だじゃれどうぶつ図鑑」では、さまざまな動物の名前をもじって、“だじゃれ”で作り上げた動物を紹介している。 たとえば…

  • 「アフリカゾウ」 → 「アフリカゾウキバヤシ」
  • 「ヒョウアザラシ」 → 「ひゃあ、アサラシイ!」
  • 「ヒメネズミ」 → 「ヒマネズミ」

といった具合に、動物の名前からイメージされる、まるで“おやじギャグ”のような、だじゃれ動物が並ぶ。

見開き2ページで、左側に由来となった本物の動物、右側にだじゃれ動物が、それぞれ43種類登場。それぞれの動物に解説がある。

ちなみに、「ひゃあ、アサラシイ!」は、ヒョウアザラシ(本物)同様、単独で行動するため、朝、だれも起こしてくれず、流氷の上で、「ひゃあ、朝らしい!」と叫ぶことから名付けられたという。

「くだらねー!(笑)」と思う一方、想像を超えた展開に「そう来たか!」とクスッと笑ってしまう。

はじめ、左右のイラストは別々の人が描いているのかと思ったら、同一人物による作品だった。

絵を描いた薮内正幸氏は、子供のころから動物が好きで、図鑑画を描きたくて出版社に入社し、その後フリーランスに。図鑑や広辞苑の挿絵なども手がけるj動物画家の第一人者。

精緻にとらえた動物たちのスケッチに高い評価があるという。たしかに、左側のイラストはとても躍動感があるし、右側はすっとぼけた感じで笑える。

あとがきによれば、このだじゃれ動物が誕生したきっかけは、東京動物園協会が発行する月刊誌に載せるイラストを送るための封筒に描いた“おふざけ”イラストだったそうだ。

でも、本編の動物よりも、かなりの時間と情熱を掛けていたというエピソードを知ると、だじゃれ動物たちを見る目も変わってくる。

そして、だじゃれ動物を生みだした薮内正幸氏が2000年に急逝していた知ると、また、だじゃれ動物たちが違って見えてきた。

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