4340 夜の浅草、羽子板市
ラジオで聞いたのか、ニュースで知ったのかは忘れてしまったけど、浅草寺で羽子板市が今日までやっている…というのを思い出して、会社帰りに、ぶらりと行ってみることにした。
夜の浅草なんて、かなり久しぶり。
節電のためか、雷門はライトアップされていなかった。
仲見世の一部が閉まりはじめたせいか、お客さんはあまり多くない。
お客さんが少ないおかげで、比較的歩きやすかったし、写真も撮りやすかった(写真上参照)。
ただ、今日は本当に羽子板市をやっているのかと不安になるくらいだったが、仲見世を通り過ぎると、羽子板を売る夜店があったので、ちょっと安心した。
このあたりは、浅草寺の建物がライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
羽子板市といえば、“変わり羽子板”。 今年は、流行語大賞の「ワイルドだろう~」と「東京スカイツリー」の変わり羽子板を見つけることができた。
実際に羽子板を買おうとしている人はわずかで、ほとんどの人が、僕と同じように、ただ見物したり、写真を撮りまくっている人ばかり。
夜店のひとつに、東京芸大とのコラボ企画の羽子板が展示されていた。
詳しいことはわからなかったが、売約済みと書かれた紙が貼られていたということは、これも売り物だったか…。
ところどころから聞こえてくる、三三七拍子は雰囲気を盛り上げる。たまたま、そこに居合わせただけなのに、ありがたい気分になってくるから不思議だ。
賑やかな羽子板市から、ちょっと外れると静かな浅草寺の境内。
以前からある、神谷バーに加えて、今年開業の東京スカイツリー、そして、新装開店で美しく復元された、東武浅草駅だ。
羽子板市がきっかけではあったものの、こうして建物を見ながら、ぶらぶら歩くのも悪くない。
まずふだんは用事のない地域だからこそ、短い時間でも、あらためて、ぶらぶら歩いてみると、いろいろな発見がありそうだ。