8105 総選挙で思うこと

自分はいわゆる無党派層で、特定の政党を強く支持しているわけではない。
ただ、ここ最近の選挙結果を振り返ると、自分が支持した候補者とは異なる人物が当選することが多い。
そのこと自体に強い不満があるというより、今回の総選挙の予測を目にして、あらためて不思議に感じたことがある。
それは、政党や候補者への支持が、これまでの実績や具体的な政策内容よりも、「雰囲気」や「期待感」といった曖昧なものによって決まっているように見える点だ。
とくに違和感を覚えるのが、与党が「今のままではダメだ」「変えていかなければならない」と、まるで野党のような主張をする場面である。
そもそも、現在の政治を担ってきたのは与党であるはずだ。だとすれば、「なぜこれまでできなかったのか」「どこに問題があったのか」をまず説明する責任があるのではないかと思う。
そういう意味では、与党は成果を語る前に、まず反省や謝罪を示し、そのうえで「選挙で再び信任を得られたなら、次は何をどう変えるのか」を具体的に説明すべきだろう。
それをせずに、野党と同じ目線の主張をすることに、強い違和感を覚える。
こうした傾向は、インターネットの普及によって、より顕在化した面もあるのかもしれない。
候補者や政党がどのような考えを持ち、どのように政策を実現しようとしているのかという点よりも、「なんとなくやってくれそう」「期待できそう」といった感覚だけで選ばれてしまう怖さがある。
そこには、具体的な裏付けや検証がほとんど必要とされていない。
かつては「投票に行くこと自体が大切だ」と強く言われてきた。
しかし、投票率を上げるという段階は、すでに次のフェーズに進んでいるはずだ。
これからは、投票する前に政策の中身をきちんと考え、比較し、判断することこそが重要なのだと思う。
当たり前のことと言えば当たり前だが、日本の選挙では、実はこの視点がまだ十分に根付いていないのではないか。
そんな疑問を、今回あらためて強く感じている。
今週末行われる総選挙も、おそらく”残念な結果”になってしまいそうだ。
そして、これも”民意”だと、なかば押し付けられてしまうわけで、正直しんどい。