8104 忘れ物を取りに帰る
おととい、先日買った観葉植物のための鉢と土を買いに、自転車で出かけた。
買いたいのはその2つだけ。大きさからしても袋などは不要だろうと、ほとんど手ぶらでホームセンターに向かった。
ところが、しばらく進んだところで忘れ物に気がついた。

買った土や鉢を荷台に括り付けるためのロープを忘れてしまったのだ。家まで戻れば、最低でも10分のロスになる。
無理をすれば、自転車の前カゴに乗らなくはない。
少し迷ったが、「まあ、これくらいなら戻るか」と、結局いったん家までロープを取りに帰ることにした。
忘れ物をして家に取りに帰ることは、ときどきある。
代わりが効く場合や、今日でなくても良い用事なら諦めるが、どうしても必要なときはどんなに面倒でも取りに戻ることになる。
そんな「取りに戻った経験」の中でも、回数として多いのは自宅と会社の往復だ。
なかなかしんどい移動ではあるが、毎日の通勤で慣れているせいか、「まあ仕方ないか」と受け流すことができている。
だが、過去に最も遠い場所から引き返したのは、都心から約80kmも離れた東武日光線の板倉東洋大前駅だった。
これは日光へ旅行に出かけたときのこと。
現地での足としてレンタカーを予約していたのだが、向かう途中で運転免許証を忘れたことに気づいた。
こればかりは、取りに戻る以外の選択肢はなかった。
結局、その日は往復で4時間近くも移動に費やすことになった。
あのときの絶望感と疲労に比べれば、今日の「10分のロス」なんて、ちっとも大したことはないと思えてくる。