[社会の窓]勝手に思い入れる

尾久駅にほど近い、尾久車両センターでは、たくさんの車両を見ることができる。

先月、さくをペットホテルに預けに行った帰り、ちらりと眺めていたら、211系を挟んで651系2編成が留置されているのが確認できた。

いずれの車両も、東京/上野発着の定期運用から撤退している。

特に気になったのが、651系だった。

651系は、1988年(昭和63年) 国鉄分割民営化後のJR東日本が初めて作った特急用車両で、登場以来、特急「スーパーひたち」として活躍し続けてきたが、今年3月に引退。

さすがに四半世紀も経てば、廃車や異動もあるものだが、国鉄時代に作られた211系や651系よりあとに作られた後輩にあたるE653系が、次の活躍先が決まったというのに、この651系だけが、明確な用途が決まっていなかった。

はっきりしていたのは、多客期の臨時列車や団体専用列車として“波動用”として使用するということだけだった。

登場したときは、これまでにないカラーリング、白とグレーの組み合わせは、「タキシード・ボディ」などと呼ばれ、高級感もあって、常磐線のみならず、JR東日本を代表する車両だったのに…。

いろいろ理由はあるのだろうけど、次の活躍先がハッキリしていないというのは、見ていて、とても悲しい気分になった。

空もどんよりしていたし。

その後…調べてみたら、また10月から暫定的に復活運行することになったそうで、ちょっと胸をなで下ろす。

人間でも鉄道車両でもそうだが、活躍しているときと引退したあとの落差が激しいと、何だかちょっとつらくなる。

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