これまで「記憶にない」ってしらばっくれているうちに、証拠が出てきた場合、たいていの人だったらうろたえるものだろう。だってこれまでの「記憶にない」という答えを否定することにもなりかねないのだから。でも橋本元首相は「客観的事実から考えると受け取ったのだろう」と言ってのけた。証拠を突きつけられても動じない。さすがは元首相だ。これくらい肝っ玉が据わってないと務まらないものかもしれないね。「(この審査会で)疑惑は晴れた」と言っていた武部幹事長のコメントもかなり寒い。「(知らなかったとはいえ)代表として道義的責任がある」なんていう橋本元首相の発言。どこかで聞いたことがあるような…と思ったら、ドラマ「白い巨塔」の財前五郎も似たようなこと言っていたっけ。(2004.11.30)
今年の紅白歌合戦の出演者が発表された。他局の番組なのに民放も含めてさまざまなマスコミで伝えられるのは、これまでの紅白の実績があってこそだろう。ただその地位も年を追うごとに低くなってきているのは周知の事実で、ずいぶん無理しているんじゃないかとも思えるような話も聞こえてくる。そして今年はその紅白で不正支出が発覚したこともあって、別の意味でも今年の紅白の出演者が注目されていたのだが…今年ほど目玉のない紅白も珍しいくらいの結果となった。一番の目玉は、”生”マツケンサンバが見られるくらいだろうか？…って別にどうしても見たいかというほどじゃないんだけど。また不可解なことに、常連だったＳＭＡＰが、「今年は、音楽活動に目立ったものがない」などを理由に辞退したという。でも、最近の出演者って「音楽活動に目立ったものがない」人たちが少なくない気もするんだけど。いろいろよくわからない紅白歌合戦。でも実際のところ、最近の大晦日はテレビすら見なくなっちゃった感じがする。(2004.11.29)
あるお店で、以前から気になる貼り紙がある。「山口県産のたまごではありませんので、安心してお求めください」一瞬「？」と理解できなかったが、山口県産のニワトリで、数十年ぶりに鳥インフルエンザの発生が確認されたことによるものだとわかったのは、インターネットで検索してからだった。ただ単に山口県で一番最初に発見されたに過ぎないのに、こうした貼り紙がそのまま放置されているのは、とても危険なことだと思う。今日も意味のない情報が発信され続けている。それによって無用な不安を煽り、名指しされた関係者を攻撃し続けているのだ。(2004.11.26)
地下鉄の車内でやけにうるさい大学生らしき女性二人組が目の前に立っていた。そのうちの一方が、どうも声量の調節ができない人のようで、かなりの大声と笑い声で、話の一部始終を聞かされる羽目になった。その内容も取り立てて興味深いものでもなく「聞かされる身にもなってみろ」といった気分だった。しばらくして、その人の足元をふと見てみたら、なにやら動くものの気配が…チャバネゴキブリだった。どこかから紛れ込んだのだろう。その女性の足下をウロウロしている。よっぽど「足下見てみろ」とでも言って、この場から立ち去らせてやろうかと…。でも、そんなことを思う自分が厭で仕方がなかった。今日は調子があまり良くない状況だったから、なおさらそんな気持ちになったのかもしれないけど。(2004.11.25)
話し合いの場を持つこと自体が目的だったらいいんだけど、先日の中国との首脳会談はあまりにお粗末だったと言わざるを得ない。先の原子力潜水艦の領海侵犯事件や、排他的経済水域内でのガス田の採掘など、日本にとっては重要な問題を投げかけたのに、そのほとんどが無視され、反対に小泉首相に靖国神社への公式参拝をやめるよう要請があったという。小泉首相が靖国神社への公式参拝にこだわっている間、中国はやりたい放題といった感すら受ける。それほどまでに靖国神社への公式参拝にこだわる理由は何か？確かに内政干渉なのだから他国にとやかく言われる筋合いのものではないということもあるし、不戦の誓いをするためというのもわからなくはない。でも意見がこれほど分かれているのであれば、もっときちんと説明すべきではないか？意見が分かれているということは、理解されていないということだ。このまま突っ走って逆にどんな利益(国益でもいい)があるのか、これもまた説明して欲しい。日本の指導者なんだから。(2004.11.24
そのニュースはまさにほぼ速報扱いで伝えられた。「ドラえもん」の声優交代へ…当然いつか来る日ではあるのだが、こうして来年3月いっぱいで降板と期日が決められてしまうと感慨深いものを感じてくる。しかも、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアンらもいっせいに交代するというのだから、影響は小さくない。場合によっては来年4月以降全く新しいアニメが始まるといっても過言ではなかろう。交代が徐々にではなく主要メンバー一斉という方針に、今回の措置がやむを得ないことであったことを伺わせる。理由のひとつに声優の高齢化が挙げられている。確かに一番若いしずかが66歳、ドラえもんが68歳、ジャイアンがなんと70歳というのだから驚きだ。とても60歳代後半から70歳にかけての声とは思えない。4月以降、これまでのイメージを引きずるか、それともまったく一新してしまうか？楽しみなような、不安なような…。(2004.11.22)
イラクのファルージャで、モスクに踏み込んだアメリカ兵が負傷した無抵抗のイラク人を射殺したシーンが世界中に流された。こんな感じで事実として明らかになるのはごくごく一部であって、知らないところでは何が起きているのかわからない。先日のイラク人捕虜虐待事件では、上官の命令だとか、こうした特殊な環境下で人間の思考に大きな変化が生まれてしまった結果だとかいろいろ理由はあるのだろうが、起きてしまったことは事実だ。今回も理由はともかく、現実に起きてしまった事件だ。ほんとに、いつまでこんなことが続くのか？この戦争を支持しているアメリカ国民は、この事実から目を離してはいけないと思う。もちろん自分自身も…ただ今は、自分自身のことでいっぱいいっぱいなんだけど。(2004.11.19)
大きな変化が起きたけれど、とりあえずここでは控えておく。突如として事態が変化するなんてことは、十分あり得るとはわかってはいても、いざそれが現実のものとなると、やはりどうしても戸惑ってしまう。突然の地震、事故、病気…それを受け入れるためには、相応の時間が必要だということもわかっている。わかっているけれど、いまこの瞬間では理解することはどうしても難しい。もうちょっと時間ちょうだい…。(2004.11.18)
2ヶ月前に引続きまた松本へ。途中で特急列車から普通列車乗り継ぐ際、いったんプラットホームに降りると、さすがに東京よりも肌寒かった。同じく降り立ったサラリーマン風の一団も寒そうだった。彼らと僕らと共通していたのは、特に防寒対策をしていないところだった。11月も半ばだけど東京ではまだ若干早めなのか、あまりコートを羽織っている人は多くなく、同じような感覚でこちらに来てしまったのだ。打ち合わせ先の方に話を聞くと、今朝は気温が0度まで下がって水に氷が張っていたというのだから、僕らの姿を見て「寒くないですか？」と聞くのは当然だった。打ち合わせ自体は無事に終了。そのままおしまいといけば言うことなしなんだけれど、翌日未明の作業があったり、そもそも一日中会社を離れていると仕事がそのまたまってしまうので、結局会社に戻ることになった。ちょっとつらい。(2004.11.17)
北朝鮮の拉致問題で日朝協議に臨んでいた日本の代表団が帰国。大方の予想通り、結局ほとんど大きな進展が見られなかった。外務省の幹部は「北朝鮮側も努力をしている」と言ったらしいけど、そういうものなのかな？どう見ても、時間延ばしというか、日本国内の世論が落ち着いて、とにかく国交正常化→経済支援という流れに持ち込みたいだけのような気がしてならないんだけど。そして、北朝鮮がもっとも恐れている経済制裁にどうしても踏み切れない理由はなんなんだろう？どうかそれを国民にわかりやすく説明して欲しい。きっと何か理由があるはず。(2004.11.16)
紀宮さまの婚約が内定したというニュース。新潟県中越地震に配慮して正式発表を延期したという話だったが、ではなぜ今回の発表が「いま」されたのかがよくわからない。正式発表を来月にするというのであれば、それまで発表しなくても良かったんではないか？どこかから情報が漏れたのか、それとも故意に先行して流されたのか？どっちでもいいんだけど、あまりマスコミもこのニュースを取り上げすぎないようにしてほしい。よくあるのがその間にもっと重大な出来事が起きることが少なくないから。(2004.11.15)
人間の気持ちなんて常に一定じゃないのだから、多少の浮き沈みがあっても仕方がないわけで、そういった割り切りをしていけば、なんとかなるんじゃないか…と、今日になって少しだけ思えるようになってきた。あとは、迷惑を掛けてしまうことに対して、どれだけ鈍感になれるか…自分の思いとはかなり反する部分だけど、そうでも思わなければ自分が壊れてしまう。ここ最近の苦しみが振り返って思い出として語れる日が来るように…そして、今日、新しい眼鏡ができた。この新しい眼鏡を通して、これまでのつらく苦しい世界ではなく、もっと楽しく前向きな世界を見られるように…まだまだ時間は掛かるだろうけど。(2004.11.12)
昨日は、いつもよりずいぶん長く寝たつもりだけれど、夜中にたびたび目が覚めるので、あまりぐっすり寝たという感じはしない。混乱したことを少しずつ片付けてしまえば、少しは落ち着けるのではないかということは、わかってはいるのだけれど、そこに思考が向くまでは、どうしても時間が掛かってしまうようだ。とにかく、あわてずに、そして申し訳ないけど、あまり周囲のことは気にせずに、自分のペースで復活するしかないんだと思うようにしよう。あまりひとつのことを根詰めて考えないように。(2004.11.11)
ここんところ精神的に調子が悪く、周囲に心配を掛けてしまっている。なにも二番搾りで「調子が悪い」と公言する必要もないとは思うけど、事実だし、あまり他のことに気が回らないのだから仕方がない。周囲の皆さんがとてもよくしてくれることは、本当にありがたい。ありがたいのだけれど、周囲に迷惑を掛けていること自体が自分にとって苦しい。なんだか矛盾しているようなのだけれど。やらなきゃいけないことが、あふれかえってしまって、ごくごく簡単なことですら理解できない。処理できない。かたづけられてない。こうした混乱の中にあると、ほんのちょっとした変化で生活が破綻しかねないような恐怖に陥ってしまう。(2004.11.10)
結局早朝の作業はある事情で失敗に終わってしまった。また同じような作業をしないといけないと思うと気が滅入る。そして今日は、こんな時に限って「夜」9時から！打ち合わせとは…さらに、明日は午前8時から作業をしなければならないなんて…悪いことは続く。最近、強烈なマイナス思考中なので、悪い方悪い方に考えてしまう。いやだなぁ…こんな毎日。でもこれくらいのことは、本当は大したことはないんだろうが、免疫がないというか、抵抗力が弱っているというか、どうも簡単にやられてしまってる。(2004.11.09)
翌日早朝に作業があるということで、会社近くのホテルに泊まった。1ヶ月くらい？ぶりだと思う。そういうこともあって、今日は早く仕事を切り上げようと思ったが、20時くらいまで打ち合わせがあったこともあり、結局仕事を終わらせることができず、23時近くまでかかってしまった。地下鉄を乗り継いで自宅の最寄りの駅へ、さらに自転車で…なんていうことなく、歩いて寝る場所まで行けるのは、悪くはないのだけれど、やはり慣れた家で過ごすのと比べると、どうしてもストレスを感じてしまう。午前6時までに作業を完了させる目標から逆算すると何時に起きるかを考えないといけない。1時間程度で終わるものであっても、もし作業に手間取ったら…なんて考えると、もっと早く起きて作業を開始しなければならないし…ほんと、細かいことだけど、ほんと気持ちが落ち着かない。(2004.11.08)
今日は本当に申し訳ないことをしてしまった。僕自身の段取りの悪さのため、ある仕事上のプロジェクトを希望の期日までに実現することができなくなってしまったのだ。この影響を考えると恐ろしくなってしまう。それが打ち合わせの場でわかったということもあって茫然自失。なんとか自分なりに進められているものだと思っていたから自信喪失。もっとも自信なんてここ最近ではほとんどないと言っても差し支えないのだけれど、今日のことで完全に打ちのめされてしまった…こうなってしまった背景には、いろいろな理由はあるし、言い訳じみたことを言えなくもない。結果としてこのような事態を招いた事実はあるのだから、何も言えない。とにかく今の自分にできることは、今回の事態による影響をできる限り小さくすることと、同じような過ちを起こさないことだとわかっているが、ものすごく苦しい状態が続く。(2004.11.05)
イラクで人質となった日本人の殺害された映像が、昨日ぐらいからインターネット上に公開さているようで、あの巨大掲示板の中でかなり話題になっていた。リンクをたどっていくと簡単にそのシーンが見られる…ようになっている。その現場を目撃した人たちの多くが、かなりのショックを受けたようだった。この掲示板でこれほどの動揺した様子を見るのは初めてだ。ただちょっと気になったのは、この映像がインターネット上に公開されたことを伝えるマスコミが一部を除いて存在しないということだ。日本人以外では、映像は公開されたというニュースはきちんと伝えられているにもかかわらずである。もちろんあまりに悲惨な話ではあるので、こういう措置もやむを得ないとは思うけど、どこか腑に落ちない。もし映像の公開が先で、遺体が見つからないという状況であったら、今回のような体制を取ることはできなかっただろう。もしそうだったとしたら、一体どのようなことになっていたのだろう…？(2004.11.04)
大方の予想通り、楽天が来季からのプロ野球に参入することが決まったそうだ。あまりにも予想通り過ぎて、ちっともおもしろくない。どう考えたって、後出しじゃんけんだもんな。ビジネスってそういうモノか、大人の世界ってそういうモノか。さてこうなった場合の、ライブドアの出方が気になる。このまま引っ込んでしまうのか、それとももうひと暴れするか…。堀江さんが敗者の弁として「草葉の陰から…」と言っていたが、もう死んだも同然…ってことか？(2004.11.02)
11月1日。勤続10年ということで表彰されることになり、部署の引越し以来一度も行われたことのない朝礼が開かれた。前日からかなりの緊張で、あまりよく寝ることができず、朝からかなりくたびれていた。幸いなことに、これまであった「ひとこと」を言わずに済んだので、ほっとした。それにしても、10年間は本当にあっという間だった。いろいろあった10年だったが、ここまでこられたのは、10年もの間、会社や組織が、僕が所属することを許してくれたからだと思う。それは、自分の周りのたくさんの人たちのおかげ。心から感謝したい。…実は、これって「ひとこと」を言わなければならなかったときに言おうと思ったことだったんだけれどね。(2004.11.01)
これまで「記憶にない」ってしらばっくれているうちに、証拠が出てきた場合、たいていの人だったらうろたえるものだろう。だってこれまでの「記憶にない」という答えを否定することにもなりかねないのだから。でも橋本元首相は「客観的事実から考えると受け取ったのだろう」と言ってのけた。証拠を突きつけられても動じない。さすがは元首相だ。これくらい肝っ玉が据わってないと務まらないものかもしれないね。「(この審査会で)疑惑は晴れた」と言っていた武部幹事長のコメントもかなり寒い。「(知らなかったとはいえ)代表として道義的責任がある」なんていう橋本元首相の発言。どこかで聞いたことがあるような…と思ったら、ドラマ「白い巨塔」の財前五郎も似たようなこと言っていたっけ。(2004.11.30)
イラクのファルージャで、モスクに踏み込んだアメリカ兵が負傷した無抵抗のイラク人を射殺したシーンが世界中に流された。こんな感じで事実として明らかになるのはごくごく一部であって、知らないところでは何が起きているのかわからない。先日のイラク人捕虜虐待事件では、上官の命令だとか、こうした特殊な環境下で人間の思考に大きな変化が生まれてしまった結果だとかいろいろ理由はあるのだろうが、起きてしまったことは事実だ。今回も理由はともかく、現実に起きてしまった事件だ。ほんとに、いつまでこんなことが続くのか？この戦争を支持しているアメリカ国民は、この事実から目を離してはいけないと思う。もちろん自分自身も…ただ今は、自分自身のことでいっぱいいっぱいなんだけど。(2004.11.19)
大きな変化が起きたけれど、とりあえずここでは控えておく。突如として事態が変化するなんてことは、十分あり得るとはわかってはいても、いざそれが現実のものとなると、やはりどうしても戸惑ってしまう。突然の地震、事故、病気…それを受け入れるためには、相応の時間が必要だということもわかっている。わかっているけれど、いまこの瞬間では理解することはどうしても難しい。もうちょっと時間ちょうだい…。(2004.11.18)