定点観察

10月2004年11月12月
今月の二番搾りへのリンク 今月の龍的書店へのリンク

2004年11月


21日
日曜日
晴れ

たまには歩かねば…

 今日は日暮里から谷中、千駄木を通って、巣鴨まで歩いた。最近歩く機会がめっきり減ってしまっていたので、たまには歩かねば。
 出発早々つまずく。信号機故障で山手線のダイヤが乱れていたため、池袋駅でしばらく待つ羽目に。どうもE231系は故障が多い気がする。そうたくさん乗る機会がある訳じゃないのに、ここ1、2年で3〜4回くらい遭遇している。同じ形式でこれほど故障に遭遇することは記憶にないんだけど、気のせいだろうか?池袋駅で電車の到着を待つこと数分で、運転再開。日暮里に向かう。
しばらく駅から歩くと階段になる。これが有名な「夕やけだんだん」と呼ばれる階段で、NHKの朝の連続テレビ小説でまだ駆け出しの頃の松嶋菜々子が駆け上がったシーンがあったというのは、家に帰ってきてから知った。見たところは写真の通り、商店街の一角にある階段…でしかないのだけど、これが夕方になると趣が変わってくるらしい。
谷中から千駄木にかけて個性的な雑貨屋がいくつかあり、ぶらぶらと眺めながら、遅めの昼食をとり、今日最後の目的地そして、江戸五色不動最後の「色」である、目赤不動尊に到着。
お寺は南谷寺(なんこくじ)と呼ばれ、本郷通り沿いにあった。特に訪れる人もなくとても静かだった。せっかくだからと護摩木に願い事を書いてみる。
これですべての色を達成したと思いきや、そこで衝撃の事実を知る。なんと行ったはずの「黄」がもう一カ所あったのだ。それも江戸川区平井というのだから、何かのついでというわけにはいかず、わざわざ目黄不動尊をお参りするためにそこまで行かなければならない。なかなか道は険しい。
 あとは巣鴨方面に歩いていくだけだ。大通りを避け裏の路地をゆく。ブロック塀の上に陣取った猫と目が合う。僕もまじまじと見つめると、このまるまるとした猫はすぐに面倒くさそうに、目をそらして前足で顔を拭いていた。なんだか時間の進み方がゆっくりだ。

17日
水曜日
晴れ

普段ならば楽しいのですが…

 仕事柄、あまり遠出をしないので、たまに出張があるとその移動も楽しめるものなのだが、調子があまりよくないこともあって、ちょっとつまらない感じだった。
 スーパーあずさ11号は、新宿駅を10時ちょうどに出発。中央本線から見る車窓は、変化に富んでいて飽きさせない。左の写真はトンネルをくぐり峠を越えたあとに開けた塩山市付近。とてもいい天気だった。乗客の多くは甲府で下車し、残った乗客も自分たちも含めて上諏訪で下車。松本止まりの車両だったこともあり、上諏訪駅到着直前、車内は写真のような感じに…。あっ、もちろん仕事はしっかりしてきました。

14日
日曜日
曇り

池袋駅東口のツリー

クリスマスって言われてもな…

 以前使っていた眼鏡を修理に出していたのを受け取りに、池袋まで行って来た。
 もう11月も半ばともなれば、すっかり待ちはクリスマスシーズン…なのかもしれない。華やいだ雰囲気も悪くないけど、なんだか急かされているように思えるのは僕だけではあるまい。もうちょっとのんびりさせてもらえないものかなぁ。

13日
土曜日
晴れのち曇り

野良猫との語らい

 自分のとってとても激しい一週間が過ぎて、ふたたび週末を迎えた。昨日は早めに帰ってきたこともあり、今朝は無理しないで起きることができた。それでもいつもの休日の起床時間と比べると遅いけど。
 休みだからといって、何をするでもなく、もったいない時間を過ごしてしまう。ただふとしたところから、この定点観察二番搾りのコーナーで使用している「はてなダイアリー」の解説本が、隣区の図書館に在庫があることがわかったので、散歩がてら行ってみることにした。朝は晴れていたが、夕方になって、空には雲が広がっていた。今日はちょっと肌寒い。自転車で川沿いの近道を走っていくと、どこかから視線を感じた。よく見てみると、野良猫が僕の顔をじっと見ていたので、僕も見返してやった。この猫は、いまの僕の姿を見て何を考えていたんだろう。

7日
日曜日
晴れ

リバイバル塗装車

少し早起きして…

 おととい金曜日に仕事上で困ったことを引き起こしてしまったこともあり、何事にもやる気が起きなくなってしまった。相変わらず悪い方向に連鎖し続けている。悪い方悪い方に考える憂鬱スパイラルな毎日。
 いつもは、休日でも平日と同じような時間帯に起きるようにしているが、また最近、帰りが0時を過ぎるくらいに遅くなったり、仕事でくたくたになってしまって、休日に普段通りの時間で起きることが難しくなってきている。
 今日は思い切って早めに起きた。近くを走る東武東上線でリバイバル塗装の特急が走るダイヤが発表されていたからだ。急いで自転車を走らせ踏切へ。ダイヤ通り、遮断棒が道路をふさぐと、見慣れない色をした特急列車が目の前を通過していった。その間わずか数十秒。写真を撮ったけど、太陽の光が反射してうまく写らなかったし、デジカメのファインダー越しにしか見られなかったので、なんだか見たような気がしなかった。

いつもの塗装

 この車両は東武東上線で昭和38年に登場し現在でも活躍中の電車だ。その登場した当時の塗装がこれで、今の塗装からすると、かなりレトロな感じがする。この旧塗装は昭和51年になくなったということもあって僕自身の思い出はないが、僕が旧塗装の車両と一緒に収まっている写真があったような気がする。そういったこともあってか、どこか懐かしい気もしている。
 なんで、ただ塗装が変わっただけの電車が見たい!と思うのか、自分でも気が知れなかったけれど、もしかすると、そういった自分の奥底に無意識に持っている懐かしさを求めているのかもしれない。

1日
月曜日
晴れ

ある意味、期間限定

 今日から20年ぶりに新札が発行されたというニュースは知っていたが、両替に行くつもりはなかったのだけれど、お昼ご飯を買いに行ったときに、ふとした思いつきで、銀行に寄ってみた。さすがにお昼休みということもあって、窓口のカウンターは混雑していた。新札の両替に訪れる人たちでいっぱいかな?と思っていたら、その数は多くはなく、僕が待っている十数分間に数人といった感じだった。ようやく新札を手にしてから、従来のお札と比較してみようと思ったが、古い方のお札を両替で使ってしまったのでそれがかなわないということになってしまった…。見慣れないせいでおもちゃのように見える。旧札とは2年で入れ替わってしまうというのだから、あっという間に旧札が珍しがられてくるようになってくるのだろう。それはそれでちょっと寂しい。

新学期にも似た…

 おはようございます。
 今日から11月。いよいよ冬を意識する月になってきた。
 そんな今日11月1日は、自分にとってひとつの転機として、振り返ったとき思い出に残る日になるになるかもしれない。前途洋々というわけでもなく、もう行く前から、もうよれよれと言った感じだが、これもまた仕方がない。自分なりのやり方しか方法はないので、自分なりにがんばっていくしかない。
 それはまるで新学期にも似た心境だ。いってきます。

10月2004年11月12月
今月の二番搾りへのリンク 今月の龍的書店へのリンク