定点観察 二番搾り

3月2004年4月5月
今月の定点観察へのリンク 今月の龍的書店へのリンク

2004年4月

611 入社希望
04/30 (金)

hare.gif 今日は会社はお休み。今朝は箱根で目が覚めた(詳しくは後ほど記載予定の定点観察で)。昨日かなり歩いたのでちょっと足がだるい。今回も鉄道とバスを利用する旅なので、時刻表をしょっちゅう確認する必要がある。それにしても、かなりわかりにくい。もともと本数が少ないのは仕方がないけど、時間帯によって経路が変わる上、バス停にこれから止まるバス停(路線図)がないなど、初めて乗る人にはわかりにくい感じがした。今朝乗ったバスなどは、路線図に載っているどの系統にも当てはまらない謎のバスだったし…。箱根は、観光地としてとても魅力を感じるので、こういった部分を改善して、車で走り抜ける観光ではなく、ゆっくり歩いて楽しめるようになって欲しいと切に思った。そうしないと、初めて鉄道とバスを利用して箱根に遊びに来た人たちが、箱根の移動は面倒だったとか、次回来るときはやっぱり車で…なんて思われてしまうのではないかと危惧する。いっそのこと、箱根登山鉄道に入社させて欲しいくらいだ。いくつか秘策を考えたのだけれど、働かせてくれたら教えてあげる。(2004.4.30)

610 モラトリアム
04/28 (水)

kumori.gif あることで嫌だなと思うと、一層、いろいろなことが嫌になったり、面倒になったりしてくるし、嫌なことが追いかけてきたりする。そうなってくると、ここにきてモラトリアムっていうこともないのだろうけれど、みんな投げ出したい気分になってくる。でも、しばらくすれば「実は大したことないのかも」てなことで復旧できているうちはいいのだけれど、それでも収拾つかなくなったらどうしよう…なんて考えてしまうと、深みにはまっていく自分を感じる。明日から連休が始まる。先日も書いたとおり、休み方が下手くそで、なかなかちゃんと休むことができない性格なので、頑張って休もうと思う。うまく休めるかどうか心配してしまうと、またまたそれすらも投げ出したくなる…へんなの。(2004.4.28)

609 小旅行
04/27 (火)

kumori.gif 今日は大雨が降って大荒れの天気…なんていうから、朝は雨は降っていなかったけれど長傘を持って出勤した。夕方に外出したが、風がものすごい強かったものの、雨はあまり降ってなかった。帰りがけも降ってなかったので、ほとんど傘は使わなかった。自宅の最寄り駅について、ふと持ってきたはずの傘がなくなっていることに気がついた。駅長事務室に行って「今乗ってきた列車の1両目か2両目に傘を忘れた」旨を伝え、途中の駅で探してもらう。傘の具体的な特徴を伝えるが見つからなかった。列車はどんどん先に進んでしまい、ついには折り返しの終点に着いてしまった。そこで改めて探してもらったら、やっと見つかる。それまで駅長事務室で、駅員とちょっと会話を交わした。最近の傘は極端に安くなっているから、取りに来る人はあまりいないんじゃないですか?と聞いてみると、意外や意外、結構取りに来るものらしい。傘は見つかったものの、取りに行かないといけないということで、終着駅まで再び列車に乗って出掛ける。結局終着駅から折り返す待ち合わせの時間も含めて、小一時間帰宅が遅くなってしまった…こんな夜更けに小旅行…くたびれた…(2004.4.27)

608 ヤバくないか?
04/26 (月)

hare.gif 昨日25日、埼玉・広島・鹿児島の3カ所で行われた衆議院議員補欠選挙の投票率が、軒並み過去最低を記録したという。最近の選挙では投票率の低さが注目を集めることが多くて、選挙を伝えるニュースの枕詞みたいになっている。上がったなんていう話は聞いたことがない。広島、鹿児島では10%、埼玉では実に20%も下がって、投票率は35%強だった。一体どこまで下がってしまうのだろう。選挙しても何も変わらないということなのだろうが、これって実にヤバイ。日々の生活は忙しいし、実際に選挙に行っても何にも変わらないのだから、この結果も致し方ないのかもしれないけれど、政治は自分たちの生活に無関係なはずはなく、最終的には自らの首を絞める結果になるはず…と考えると、恐ろしくなってくる。だからといって、どうすりゃいいの?という答えはないのだけれど。(2004.4.26)

607 うっかり
04/23 (金)

kumori.gif 国民年金に何年も未払いだったという閣僚が3人もいたのだという。なぜ突然、この事実が公表されたのかわからないけれど、江角マキコが国民年金が未納だったという”事件”を受け手のことだったのかもしれない。この問題に対して、小泉首相は「うっかりしてたんでしょ。」とのこと。これって、おかしいでしょ?現職の閣僚が3人も未払いなんて…。じゃあ、江角マキコだってうっかりしていたということだけで、そんなに責められちゃかわいそうだ。しかもそのほかの閣僚は、未加入ではないとは言うものの、個人のプライバシーに関わるという理由で、詳細な加入実績の公表は拒んだとのこと。おそらく何人かが、今月くらい加入した人たちもいるんだろうな。うっかり入っていなかったということで…(2004.4.23)

606 ちょっと不思議
04/22 (木)

hare.gif とある部署のキックオフミーティングを拝見させてもらった。もちろん今年のその部署の方針や体制などの話が主だったが、今年入社する方々の自己紹介もあった。彼らは、当時の自分と比べものにならないほどの活動的で、ごく一般的な大学生生活という範疇にはとどまらない有意義な過ごし方をしてきたようだった。で、ちょっと不思議だったことがある。そんな彼らの、話し方や仕草がとても初々しく感じられたのだ。なぜだろう?彼らは人前で話をするという場数はこなしてきているはずだから、初々しいなんて失礼な話なのかもしれないけれど。僕なんて、社会人になってもう10年近く経ってもいまだに、初々しいどころか、緊張してしまってどうしようもないのに…(2004.4.22)

605 無意味な時間って
04/21 (水)

hare.gif 一見、無駄で無意味な時間に思えるようなことがあっても、それを無駄な時間としてとらえるか、それともそれを充実した時間と感じるかによって、大きく変わってくるはずなのだ。おそらく楽しそうに生きている人たちは、後者の考え方を生活の多くの時間で取り入れているに違いない。悩みや後悔にしても同じことが言えないか。それらにあまり長い時間引きずられてしまうと、それ以外の時間が短くなり日々の生活が圧迫される感覚に陥る。さっと切り替えてしまえば、気持ちに余裕が生まれ、失敗も多少は経るだろう。最近くたびれているせいか、ちょっとうまくいかないことがあると、悪い方、悪い方に考えがちだったが、ふと「人生に遠回りなんてない…」「気持ちを切り替えて…」という風に考えてみたら、ほんのちょっとだけ気持ちが変わってきた。(2004.4.21)

604 口内炎
04/20 (火)

hare.gif この前の日曜日、口の中を噛んでしまった。歯の跡がついてしまったもののあまり痛くなかった。それで安心していたら、口内炎になってしまい、いまはとても痛い。この口内炎ってやつは、外からは全くうかがい知ることができない小さな病気?けが?のくせに、なんだか気分を憂鬱にさせるものだ。今回は自分でその原因を作ったので仕方がないけれど、たいてい口内炎は、突如として現れ、ひどい痛みを残して、すっと去っていく。なんとも不思議な存在だ。(2004.4.20)

603 インターネットでふと思う
04/19 (月)

kumori.gif インターネットのおかげで、あらゆる情報が簡単に手に入るようになった。以前、卒業論文を作るための資料集めに国立国会図書館に何日も通ったことがある。まずどんな本があるのかすらわからず苦労した。今では、それらもすべてインターネットで調べられる。相当な時間の節約だ。卒論に限らず仕事でも同じことで、インターネットの出現はさまざまな面で時間の節約になっている。でも…節約された時間はどこに行っちゃったんだろう。”相当な”節約なのだから、相当な時間が生まれたはずである。なのに、いつまで経っても、その時間は見えてこないばかりか、むしろ時間が少なくなっているような気がする。次から次へと情報が得られるのも悪くはないけれど、情報に飢えていたあのころの方が楽しかったような気がするのは、単なる懐古趣味なのだろうか?(2004.4.19)

603 ずれた論点
04/16 (金)

hare.gif 昨日は突然の解放に驚いた。もちろん喜ばしいことではあるけれど、このことで、今回の問題をきちんと考えるチャンスを失ってしまったような気がする。元人質の責任問題とか、政府がもっと出国を厳しくすればとかいう話ではなく、そもそもの自衛隊を派遣している状況自体の問題についてのことだ。今回のような結果を迎えることができたのは偶然以外のなにものでもないのに、たまたまイラクで起きたまでのことで、日本国内で起きたら…国民を危険にさらしてまでイラクにいる意味をもっと考える必要はないのか?元人質の自己責任で片づけないでほしい。撤退すべきではないという世論が大きくなってきたのは、議論がずれてきてしまった気がしてならない。(2004.4.17)

601 誰に謝ったの?
04/15 (木)

kumori.gif 駅から自転車に乗って家に帰る途中。向こうから自転車に乗ってやってきた男に声を掛けられた。「いい年こいて、赤信号で渡るなよ」暗くてよくわからなかったが初老の警察官だった。自分がいい年こいているのがとうか知らないが、思わず、つい「すみません」と言ってその場を離れたが、果たして、僕は誰に謝ったのだろう?…と思い始めた。この警察官に対して?違う。警察官に謝ってなんになる?交差点を渡ろうとした別の人?違う…第一、交差点に誰もいなかったし、幅が数メートルの見通しの悪くないを注意して渡ったのだから、それこそ自己責任。謝る相手がいない。いろいろ考えたが、結局謝った相手は、自分自身に対してだったような気がしてきた。ほんとは謝る必要なんてなかったんだ。その場を取り繕うとした自分が悔しい。でも、警察官にたてついて面倒なことになるのも嫌だしな…。面倒なこと考えさせるなよ。(2004.4.16)

600 マツイ
04/14 (水)

kumori.gif オープン戦では絶好調、日本で開催された開幕戦ではホームランまで飛び出した松井秀喜の公式戦での記録は、残念ながらわずかに打率1割5分。一方、オープン戦ではほとんど打てなかった松井稼頭央のシーズンに入ってからの記録は3割5分。この数字の差を見ると気の毒に思うが、これもスポーツの世界では当たり前のことなのだろう。いかにスポーツとは先の見えないものかを物語っている。ま、先の見えないものは、スポーツばかりじゃなく、実は現実の生活でもまったく同じなんだけれどね。(2004.4.14)

599 テロより怖い
04/13 (火)

kumori.gif なぜ、いたずらや、嫌がらせの電話をするのだろう? 目的は?こういう事件があると、決まっていやがらせが始まるのだから、ほんと世の中、暇な人が多い。じゃあ、目的があったら、いやがらせしていわけではないが、あまりに無神経で、あまりに短絡的な行動といわざるを得ない。確かに、いろいろな意見はある。だからと言って、意見を押しつけたり、それを誇示したいがために、自分勝手な行動を取る人たちの気持ちはどうしてもわからない。なかなか相手の気持ちを考えた行動をすることは難しいけれど、嫌がらせをする相手がもしも自分だったら…。そうなるのは自分の責任、自分の家族を説得できなかったのが悪いんだろう?と割り切りができるつもりなのだろうけれど…とにかく、そんな嫌がらせをするような人たちがものすごくたくさん日本にいることが、テロなんかよりも、もっと恐ろしい。(2004.4.13)

598 この人が…
04/12 (月)

hare.gif 経済評論家としてもテレビでおなじみだった教授が、のぞきで逮捕されてしまったという。結構いろいろな番組で登場するこの教授が、よりにもよって、高校生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたのだそうだ。良くも悪くも(良くないけど)、のぞきは、かなり嗜好の強い行為であり、僕にとってはあまり関心が高い行為ではないし、一般的にもそうだと思う。だからこそ、「えっ…この人が…」みたいな驚きを持って伝えられるのだろう。もしもバレたらどうなるか…なんて、落ち着いて考えれば誰でもわかりそうなことだが、当の本人にしてみるとわからなくなってしまうのだろう。警察署に連行される間、彼は何を考えていただろう。反省か、周囲の反応のことか、今後の暮らし方か…(2004.4.12)

597 その後も考えるてるけど…
04/09 (金)

hare.gif 昨日のニュースを聞いてからいろいろ考えてみた。それにしても、意外なほど「撤退せよ」という意見が少ない気がした。あるサイトのアンケートでは7割ほどが撤退に反対していた。確かに、彼らは”勝手に”入国したのだし、本人たちもそれなりに覚悟はあったはずなのだから、それだけで撤退すべきではないという意見には同意できる。ただ心配なのは、彼らが犠牲になって解決する問題ではないということだ。さらに次の犠牲者が生まれるだけではないか?遠い国で起きているということで、ただ国内の関心が低いだけではないのか?もし同じようなことが日本で起きたら、世論はきっと大きく変わってくるだろうし。自分としての明確な結論は出し切れていない。(2004.4.9)

596 覚悟
04/08 (木)

hare.gif ニュースでは「一番恐れていたことが起きた」ということを言っていたが、本当にそうだろうか?恐れていることではあるけれど、最初からこういった事態を想定していた上での意見だろうか?マスコミが想定していなかったとしても、本当に政府はどこまで考えていたのか、ちょっと不安になってくる。どこまでシミュレーションして、どこまで覚悟ができていたのだろう。期限は3日しかない。世論は、もともとあまり派遣に好意的でなかったこともあり、撤退を求める声は大きくなるだろう。仮に最悪の事態を迎えることが確実になったとしても、政府は国民を”敵”に回してまで、派遣し続けることができるだろうか?こんなに難しい判断はない。とても悩む。この3日間で日本の覚悟が試される。(2004.4.8)

595 記憶が…
04/07 (水)

hare.gif 今日は特に記憶力が低下してしまってちょっと困ったことになった。とにかく、仕事でも何でも、次の言葉を思い出せない。だから、話をするのももどかしいし、周りにも迷惑を掛けてしまって申し訳なく思っている。とりあえず、これ以上困らないように、できるだけメモを取るようにしているのだけど、メモの存在自体を忘れたり、メモを見るのを忘れてしまって、ちょっと効果は薄い対だけれど…まぁ、思い出そうとすることまでは忘れていないという意味では、まだ何とか大丈夫なのかもしれない。忘れることで迷惑を掛けたり、自分の思うように意思が伝えられないというもどかしさは、なかなか苦しいものだ。いっそのこと、こういう苦しさまで忘れられたら、どんなにいいだろう。(2004.4.7)

594 極秘訪問で疑問
04/06 (火)

hare.gif 平沢勝栄議員となぜか山崎拓前議員が中国を訪問し、北朝鮮の高官と「極秘」に接触したというニュースが報じられた。平沢議員は昨年も同様に確か極秘に接触を図り、「救う会」や「家族会」から反発を食らったはず。それなのに、再び”強行”して出掛けるとは、何かものすごい理由でもあるんじゃないかと反対に期待を持ってしまうのは、僕だけだろうか? しかも今回はなぜか山拓と一緒というところが、ますますよくわからないんだけど。あと疑問なのは、彼らの渡航費は誰が負担しているのだろうということ。極秘なんだから、もちろん自分で負担しているはずだよね?座席はなんだろう。ビジネスクラスかな? (2004.4.6)

593 夜桜を見て…
04/05 (月)

hare.gif この前の土曜日は花見にもってこいのいい天気だったが、昨日はあいにくの天気で桜も散ってしまいそうだった。そして今日はまたまたいい天気。こんな日は仕事して過ごすなんてもったいない…。でも今日も帰りが遅くなってしまった。急いで家に帰る。最寄り駅から自転車。今日は改めて、街灯に照らされた桜の木が、まるで雪をかぶった木のように見えた。いつもと変わらぬ景色が急に様子を変えるというのは、いつも妙にワクワクさせるものだ。雪に喜ぶ子供の気持ちは今でもよくわかる。満開の桜を見ても似たような気分になることに気づかされた。(2004.4.5)

592 タイムカプセルとの決別
04/02 (金)

kumori.gif 会社にて。これまで自分の机の引き出しの中身を捨てる勇気がなかったのは、僕にとって引き出しが、いわば大事な「タイムカプセル」だったからかもしれない。昔から思い出を捨てられずに生きてきた。今日の夜は、少し時間があったのでかなり散らかった机を片づけてみた。捨てるものと残すものを分けていったが、ふと分けられたものを見ると、比較的記憶が鮮明な最近の資料は捨てられるくせに、大昔の資料は捨てられずに大事にとっておく傾向があることに気付いた。どちらにしても残しておいてもほとんど役に立つものではないのに…。そう思ったら、みんな思い切って捨てられそうな気がしてきた。座席の移動のたびにつらい思いをして箱詰めするのはもうごめんだし、これまで思い出とともに移動してきたが、結局は、思い出は僕になにももたらしてはくれなかったことに気づいたからだ。少し気が楽になった。(2004.4.2)

591 頭でわかってはいても…
04/01 (木)

hare.gif 便利であることと危険であることは隣り合わせである…とは、だいぶ使い古された言葉だが、最近は世の中全体を見渡しても、自分の周りでもそれを嫌と言うほど痛感させられている。たとえば、個人情報流出事故は増加の一途をたどっている。情報を管理する側にとってみれば、当然悪用しようなんてこれっぽっちも思うわけはなく、便利に使うために情報を手軽に操作できるように追求し続けていった結果、わけのわからない人たちにより悪用されたり、ウイルスを撒き散らすに至った。そしてそういった対策に追われた結果、企業は莫大な対策費用の準備を迫られ、個人はウイルス対策ソフトを買いに走らされた。悪用されなければ本来必要のないことなのだと思うと、便利を享受するための手間と費用は掛かって当然だとは頭ではわかっていても、複雑な気持ちになる。(2004.4.1)


3月2004年4月5月
「定点観察」にもどる