川島 令三、 岡田 直/著
PHPハンドブックシリーズ
1,470円(税込)
すっかりわかりきっているはずの鉄道も、現在に至るまでの道のりについては知らないことも多い。それを駅の立地や駅そのものの構造などに焦点を当ててわかりやすく紹介。著者の川島令三はちょっと物事を決めつけすぎるところがあって、歴史を探る本であって問題点を探る本ではないはずなのに、いつものように「〜すべきだった」と彼の持論を展開するところがちょっと嫌だけれど、知らない話も結構あって興味深く読めた。ただ、この本がなぜゆえ小辞典のような、新書判なのに表紙が固めのしっかりとした体裁なのかがよくわからなかった。別にどうでもいいのだけれど… (2004/10/09) 【★★★★☆】 −04/10/10更新
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笹田 昌宏/著
JTB マイロネBOOKS
1,050円(税込)
自分の好きなことに打ち込めるというのは、簡単そうでかなり難しい。そもそも好きなことがあるか?周囲はそれを認めてくれるか?先立つお金の心配はないか?…さらにこれらの変数に運というもっともやっかいな変数が加わるから、なかなか思うようにいかないものだ。話が最初からそれたけど、ちょっとしたきっかけから、貨物鉄道博物館を創設するまでの道のりが生き生きと描かれている。この本を見るまで、日本の繁栄を支えてきた貨車があまりにもあっけなくこの世からなくなりつつあるという現実を知らなかった。確かに記憶の中にかすかに残る貨車を見ようにも、見られるところって思いつかない。ぜひ一度行ってみたい。 (2004/10/09) 【★★★★☆】 −04/10/10更新
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