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鬼平慶司《蒔絵箱「月面旅行 フォン・ブラウンの夢」》
鬼平慶司《蒔絵箱「月面旅行 フォン・ブラウンの夢」》
漆芸展でフォン・ブラウンの名前を見るとは思わなかった。人類を月に送り込んだロケット開発の第一人者だ。月から見る地球を蒔絵を使って表現した作品だが、漆黒の漆が宇宙をよく表しているし、そこに浮かぶ地球や砂漠のような月の表面もすごくリアリティがある。
伊東芯雨《蒔絵盒子「かぶら」》
伊東芯雨《蒔絵盒子「かぶら」》
葉の欠けている部分を螺鈿になっている。かなり大胆な構図で、不思議ととても強く印象に残った。
三好かがり《彩切貝蒔絵小箱「GINZA」》
三好かがり《彩切貝蒔絵小箱「GINZA」》
石川県輪島塗漆芸美術館賞を受賞した作品。貼り付けられたさまざまな貝のひとつひとつがビルの窓ガラスの輝きになっていて美しい。作者の言葉によれば、貼り付ける貝を色味、形で分類したケースで、製作中の机の上は銀座のように賑やかだtったそう。
鳥毛清《沈金飾箱「望郷」》
鳥毛清《沈金飾箱「望郷」》
モチーフとしてペンギンを取り上げられているのは、ちょっと珍しい。制作には相当な時間がかかったという。
松本達弥《堆漆八角合子「月明かり」》
松本達弥《堆漆八角合子「月明かり」》
大きさはかなり小さく見落としてしまそうなほどだったが、タイトルを見ると、とたんに景色が変わったような気がした。
まるで大海原に映る月のような、目の前に大きな広がりを見るようだった。
室瀬和美《蒔絵螺鈿香合「柘榴」》
室瀬和美《蒔絵螺鈿香合「柘榴」》
こちらは本当に見落としてしまいそうだった。重要無形文化財保持者である彼の作品はこれまで何度となく見てきたし、存在感のある作品も多かっただけに、そのギャップに驚く。制作したさまざまな作品のなかで、あえてこちらを出品したのはどういう意図なのだろう?