奥野ビル
おまちかねの?、エレベータについて。
このビルで最も特徴的なものといえば、やはりエレベータだろう。
パッと見た目では、扉上部のかごの停止階を指し示す表示器は独特であること以外は、そんなに特徴的な感じはしなかった。しかし、よく見ると、他のエレベータとまったく違うのだ。
まず目に入るのは、詳細な注意書き。
この注意書きが、このエレベータの特徴をよく表しているので、そのまま以下に抜粋する。
この注意書きからもわかるように、最も特徴的なのは、扉の開閉は手動で行う必要があるということだ。
自分が使用している間は、他人から呼び出されないようになっている。つまり、途中から誰かが乗ってくるということがない。
|
エレベータの使用について
ドアーの開閉は静かにお願いします。 |
エレベータがどの階にいるのかを示す表示器が、いい感じ。
呼び出しのボタン
![]() |
![]() |
エレベータの呼びだしボタンは、まさに、かごを呼び出すためのボタンであり、上の階に行くのか下の階に行くのかは、呼び出す段階では関係がない。かごに乗ってからエレベータに指示するのだ。
「呼」ボタンを押して、かごを呼ぶ。
やってきたかごの扉を手で開けるが、これがかなり重い。
しかも外側の「乗場ドア」と内側の「篭ドア」の2つをそれぞれ開けなければならないので、両手を使わないとスムーズに扉を開けることができないのだ。
![]() |
![]() |
篭の内部のボタンは、ごく普通のエレベータのそれと同じだが、よく見れば、扉の「開」「閉」ボタンがない。
当然といえば当然だけど。かごの内部にも表と同じ注意書きと合わせて、更に大きな注意書きが掲示されていた。扉を閉めるのを忘れてしまう人も多いのだろう。
エレベーターの扉を手動で開け閉めしたことがない人の方が、大多数なのだから、これまた仕方がないことだとは思うが。
![]() |
![]() |
![]() |
| 奥野ビル | |
|---|---|
| 設計 | 川元建築事務所 |
| 所在地 | 東京都中央区銀座1-9-8 |
| アトリエ、ギャラリー等 | |
| 建築面積 | 確認中 |
| 構造 | 鉄筋コンクリート・煉瓦造 |
| 階数 | 地上7階、地下1階 |
| 竣工 | 1932年(昭和7年) |
| 最寄り駅 | 銀座一丁目 |
| リンク | |









