定点観察 二番搾り

4月2002年5月6月
「定点観察」にもどる

2002年5月

150 毒舌
05/31 (金)

kumori.gif 話題のきっかけや、大きな問題がぶつかったときの「毒舌」は、複雑になりがちな問題を単純明快にし、解決までの手がかりを教えてくれることがある。でも、以前にも書いたかも知れないけど、毒舌を吐くことって、実は、かなりたやすいことだと思う。少なくともある一面だけを見て、その対象とする事象以外に、どんな問題があるのかを無視して、感じたことをありのまま言えばよい。言ってみれば、誰にでもできる簡単なことだ。毒舌が言えないひとは、きちんと周囲の状況がわかっていて、言うだけでは何の解決にもならないと言うことを知っているからなのかも知れない。◆問題は、その次。毒舌を吐くにしても吐かないにしても、その対象とする事象に対して、どれだけ状況を理解することができるか?そして、それにどのようなフォローができて、どのように向かうべきなのかを考えて、実行する、もしくは、アドバイスできるか?ということだ。またまた「言うは易し、行うは難し」だ。(2002.5.31)

149 知らなくていいこと
05/30 (木)

hare.gif 生きていくなかで、「知らない方がよいこと」は、数え切れないくらい存在している。でも。悲しいかな、その存在を意識してしまったら最後、たいていの人は見て見ぬ振りはできないだろう。仮に、知ったとしても、何にも状況が変わらないということがわかっていても…である。さらに、「知らない方がよいこと」の多くは、本当に知らない方が、幸せなことが多い…ということを薄々感づいていても、知りたくなる。なぜここまで駆り立てられるのだろう?単なる好奇心?怖いモノ見たさ?まぁどう理由にせよ、あまり後悔しないように・・・(2002.5.30)

148 美人・・・
05/29 (水)

hare.gif やはり、美人であったり、カッコイイ人であったりする方が、得をすることは多いのだろうか?たぶん、そういうこともあるだろう。僕はきっと得をすることは多いはずだ・・・うそ。◆人間は生まれながらにして平等であり、差別されることはないと、憲法でも規定されているはずなのだけど、そうは問屋が卸さない。無意識的な結果であるだろうから、美人だからと差別したとしても、それを戒めることは難しいだろうし、仮に戒めようとすれば、それはその人が美人であるかどうかという判断を下すと言うことで、逆差別ということになる。まさにパラドクス。「なぜ美人ばかりが得をするのか 」という本を見かけたのだけど、そういうことを改めて考えてみるのも面白い。◆一方で、「顔は性格を表す」と思うし、逆に「性格が顔を作る」ということもあると思う。これは美人とかカッコイイとかいうものではなくて、顔はちょっと・・・という人(失礼)でも、性格はすごくいいという人の表情はとてもいい・・・はずだ。(2002.5.29)

147 足が組めない
05/28 (火)

hare.gif 会議が続く。すると座っているだけでも、ちょっとくたびれてくるわけで、そうすると、足を組んだりする。で、ふと、気づいた。ぼくはいつも、右の足を左にかけているけど、そういえば、その逆はない。で、試しに、左の足を右にかけたら、ふくらはぎの上の方が痛くて、組んでる意味が分からなくなった。全然楽じゃない。これって、もしかして、身体が曲がっているんだろうか?それともただ身体が固いだけなのか?◆身体の固さは、人に自慢できるくらい。手を肩から背中に回して自分の手同士で握手はできないのはもちろん、学校の運動能力測定では、立位体前屈だって測定不能(ものさしに手が届かない)という有様だ。身体が固いというのは、おそらくはあまりいいことじゃないんだろう。きっともっと歳を取ったら影響が出てくるんじゃないかなぁ・・・と思いつつも、何をしているって言うわけでもないんだな。(2002.5.28)

146 電子メール
05/27 (月)

kumori.gif 果たして、電子メールは、それだけで恋愛感情を生むツールになりうるか?という問いがあれば、間違いなく「そうだ」と答える。ただし、ひとつ付け加えたいのは、電子メールやチャットでもそうだが、こういったツールは、結果的にその人の持つ一面を強調しすぎてしまう可能性を忘れてはいけないと言うことだ。それを忘れてしまうから事故が起こる。◆当人の性格を表す唯一の証拠は文体である。この文体は、面白いようにその人の性格を表す。電子メールは気軽に書けるだけに、なおさら性格が表れやすい。しかし、気軽に書けるだけに、無意識的に自分のありたい性格を作ってしまうことがある。手紙はそうはいかない。長い間書いているうちにボロが出る。メールならばすぐに軌道修正が可能だ。で、もし、”ありたい自分を演出中の相手”に対して、好感を持ってしまったら・・・?◆ありたい自分を演じられるのは、演じられるだけの基本がある程度できている人に限られるわけで、あながちウソを演じているわけではないから、見抜くのはかなり難しい。言ってみれば、「その人の持つ一面を強調してしまう」ということだ。実際に会ってみるとかなり印象が違うということは十分にあり得る。◆電子メールに泣かされないように、泣かせないように。(2002.5.27)

145 恋愛にも似た・・・
05/24 (金)

kumori.gif 今月から、東急田園都市線に新型車両が走り始めた。そのほぼ全てが乗り入れてくる営団地下鉄半蔵門線を利用して通勤しているので、その新型車両を見る機会は、そう遠くないと思っていた。事実、運転開始直後から、「乗ったよ」と言う知らせがあった。(ありがたいことに、僕が鉄道に興味があるのを知ってて、このような情報を知らせてくれる方が何人もいらっしゃる)しかし、いつまでたってもその新型車両はやって来ない。見たことすらない。逆に、既に「乗った」と言う人は、それから何度も乗ったり目撃したりしているにも関わらず…。車両の運用は、毎日ずれていくようになっていて、前日と同じ時間に来るとは限らない。で、その乗ったことのある経験者から意見を聞く。やはり、朝に現れる確率が高いらしい。そこで、朝、会社に行く際に、いつもならば、間に合う列車を見送って(当然、新型車両ではなかった!)、新型車両を待つ。結局、4本待ってもお目当ての車両に巡り逢えなかったばかりか、会社に遅刻しそうになってしまった。どうやら、乗ってみたいと思う気持ちが強すぎるのも、問題なのかも…と思いながらも、今朝もまた、1本見送る。どこか恋愛にも似た…(2002.5.24)

144 ボーリング
05/23 (木)

hare.gif 久しぶりにボーリングに行った。僕をご存じの方はおわかりと思うが、運動神経はかなり鈍い方である。なので、ボーリングのスコアもたかが知れていて、100を越えることは滅多にない。そんな僕が今回4回連続のストライクを決めることができたのだ!ボーリングとは不思議なもので、真っ直ぐに投げたところで、みんなちゃんと倒れるわけではないし、同じように投げたつもりでも、思わぬ方向に転がっていく。そこがおもしろいところなんだろうけど、なかなか練習するチャンスはなく、言ってみればぶっつけの本番だ。うまい人はみんないつ練習しているんだろう。◆今回、4連続ストライクのとき感じたのは、「無心」と「できる」という相反する気持ちになっていたということである。こういう気持ちを自在にコントロールできたら、きっとプレッシャーに強い人間になれるんだろうな。(2002.5.23)

143 ゴージャス
05/22 (水)

hare.gif 久しぶりの芸能ネタ。ゴージャス松野・・・芸能ネタに関心がなければ、聞いても誰のことだかわからないだろうなぁ。沢田亜矢子の元マネージャーかつ元旦那。壮絶な離婚劇を繰り広げて、今では怪しげな行動で、芸能界にしがみついているという感じの人。松野秀行という本名だけど、先述の芸名で出てくることがある。どうして、ゴージャスとつけたのだろう?◆ゴージャスという言葉が、一般的になったのは、叶姉妹(ご参考までに最初の変換は「化膿しまい」)の登場ではないか? もともとゴージャスという言葉は、大辞林によれば、「きらびやかで、ぜいたくなさま。豪華。豪奢。」とある。でも、彼女たちが使うことによって、この言葉が、かなり陳腐化してしまった感は否めない。そこで、ゴージャス松野の登場となってしまった。陳腐化もここまで来たかと思ってしまう。可哀想な、ゴージャス・・・(2002.5.22)

142 本能
05/21 (火)

hare.gif 先日、図書館で初めて、ギネスブック日本版を借りてきた。好奇心を駆り立てる。で、なぜか気になった、記事を…◆史上最大の細菌と微生物の紹介。史上最大の細菌は、直径0.75mmで、人間の目でも見ることができる。そして、史上最大の微生物はなんと直径15cmもあるらしい。もはや、全然ちっちゃくないじゃん!!と、読んでいて突っ込みを入れてしまった。◆誰でもそうだと思うが、何にでも「適切な大きさ」というものさしを持っていて、その範疇を越えると、違和感であったり、不快感を持ったりするのは何故だろう。同様に、同じくらいの大きさ無数の虫が蠢いて(うごめいて…やはりこんな字を書くんだな)いたりする場合もそう。◆人が共通に感じるというのは、本能に仕組まれた仕掛けであって、きっと何か理由があるに違いない。(2002.5.21)

141 仕事
05/20 (月)

hare.gif 会社の近所のコンビニが盛況だ。いつ行っても混んでいる。特にお昼のレジ4台がフル稼働している様を見ると、単純に儲かってそうでいいなぁと思う。こんな商売だったら、ただ無心に売り続ければいいんだから。ちょっと言いすぎかな?でも、コンビニの売り上げのかなりの部分は、その立地条件にあると言っていいだろうから、間違いでもないだろう。◆話はちょっと変わるが、かなり楽な仕事をしてずっと生活を続けていったら、それはそれで飽きるものだろうか?それとも、慣れてしまってなんにも感じなくなってしまうものだろうか?◆同じ仕事であっても人によって感じ方が違うように、こういう感覚もまた、人それぞれでかなりの部分は、性格によるのかも知れない。◆どんなに楽な仕事であっても、いくらでも創意工夫で“作り出す”ことができる。ただ、それが一般的に役に立つ仕事かどうかは、別の問題。与えられた仕事を、できる限り時間を掛ければいいというわけではなく、今の環境の中でどんな仕事ができるかということを考えて実行できるか…が大事なのだということは、よーくわかっているけど、難しいもので。(2002.5.20)

140 「知識」雑感
05/17 (金)

hare.gif 僕は、知識というものは、どれだけ物事を知っているかということではなく、必要な情報がどこにあるのかを知っているかということだと思う。言ってみれば、単に記憶力がいいかどうかということと、かしこいということとは違うということだ。◆作詞とか作曲とかできる人は、才能はもちろん必要だけど、欠かすことのできない重要な能力として、そのひらめきを保存し人に伝える力があると思う。まれにいい曲を思いついたり、素敵なフレーズができたりしても、きちんと保存されずに消え去ってしまって、思い出だけになってしまうことがある。◆鼻歌を楽譜におこしてくれるシステムがあると聞いたことがある。科学技術が解決してくれるかも知れない。◆将来、人間の脳から情報を読み取って記録し、人に伝えることができるようになれば、画期的な発明が生まれるかも知れない。でも待てよ。一方では、逆に信じられないような悪夢のようなことが現実になってしまうかも知れない。やはり、空想や想像はそのままにしておいた方がいい気がしてきた。(2002.5.17)

139 むき栗
05/16 (木)

hare.gif 会社の近所にコンビニエンスストアが開店した。正確に言えば、以前からあった独立系コンビニが、大手のコンビニにリニューアルしたということなのだが、店の雰囲気は一変したので、新規開店という感じ。蛍光灯の本数は倍増し、品数は今までとそう変わりないように見えるのに通路は広く、店内もすっきりしている。ここ連日これまで、この店で見たこともないような客の数に驚いていたのだが、それにちょっとした拍車を掛けていたのが、引換券と交換にもらえる「むき栗」の存在。その引換券は、店頭で配れているチラシの裏にあり、単純な引換券ではなく、わざわざ住所・氏名などを書いて、切り取らなければならない。その面倒臭さで、ひとりでいくつももらおうという輩を排除するのが目的だったのかも知れないけど、その面倒臭さをものともせず、結局複数もらっている人を多数見かける。若い高校生から、結構なお年を召した方まで・・・ぼくもその中のひとりなんだけど。2つもらった。たかだか100円の「むき栗」にここまで、むきになることもないんだけど・・・大盛況の中、昨日引き替え期間が終了。昨日、会社が帰りに、かけこみでもう1つもらったことを付け加えておく。(2002.5.16)

138 「愛称決定」だけど・・・
05/15 (水)

hare.gif 先日(4月10日)のこの欄で、東北新幹線の八戸延長に合わせて、新幹線の愛称を募集している話を書いたが、昨日その愛称が決定した。全応募の第19位だった「はやて」に決まった。ちなみに、第1位は「みちのく」、第2位「うみねこ」。以前から、「はやて」は、特急の愛称募集の中では上位にランクされる名前で、東海道新幹線でも、トップから「ひかり」「はやぶさ」「いなずま」「はやて」「富士」という順だったというが、これまで不思議と採用されることはなかった。◆一方、特に鉄道ファンの中で異論が多く出ているのが、八戸〜函館間の特急列車として決まった、「白鳥」だ。わずか1年半前に廃止になった愛称が、早くもまったく別の路線で復活するというのは、どういうことだ?という意見。ちなみに、全応募中、第11位で、第1位「海峡」、第2位「つがる」だった。 ◆確かに募集時に、「1位になった愛称を採用する」なんて書いてはいないけど、やっぱり、どこか「出来レース」的な雰囲気を感じてしまう。まぁ、愛称が決まってしまえば、他に言いようがないので、だんだんと慣れちゃうんだろうけど。(2002.5.15)

(15日以降に。)
05/14 (火)

kouji.gif (書き込みは、諸般の事情により15日以降になります)

(15日以降に。)
05/13 (月)

kouji.gif (書き込みは、諸般の事情により15日以降になります)

135 デジカメ写真
05/10 (金)

ame.gif ホームページで写真を使うようになってから、デジカメで写真を撮る機会は、とても多くなった。デジカメだから、何を何枚撮ったって、まったく構わないわけだが、まぁ、さすがに電池の問題や撮った後の管理のことを考えると、やはりムダがないように撮ろうと思う。もちろん、その撮る基準は広がるんだけど。◆最近、撮っておきたいなと思うポイントが二つあることに気づいた。ひとつは、もう二度と出会えない風景。そうセンチメンタルなものではなくて、たとえば、解体寸前の建物や、工事中の現場とか、まさにその過程なんて、もう二度と出会えない風景そのものではないかな?そして、もうひとつが、毎日絶対に変わらないであろうという風景。たとえば、通勤途中の駅や建物、なにげない看板とか、毎日見かけるものも、被写体として大事。いつ変わってしまうかわからないし。◆あれ?改めて考えてみると、なんでも被写体になってしまう。もう6000枚くらいはあるかな。管理できて「なんぼ」なんだよね。デジカメの写真って。(2002.5.10)

134 結論
05/09 (木)

kumori.gif 地下鉄の中吊りを見る。◆週刊CHINTAIの今週号の特集−どうせ住むなら「買う」より「借りる」!? 一方、週刊住宅情報の今週号の特集−どっちがいいの?マンションvs一戸建て◆なるほどね。当たり前なんだけど、それぞれの週刊誌の立場で、「借りるのが前提」であったり、「買うのが前提」で話が進むってことね。迷っている人は、ちゃんと両方買って読まないと、買ってしまった方の主張に流されちゃいそう。◆大きな決断をするとき、たいていは、実のところ結論は出ていて、だれかに背中をポンと押してもらいたいだけってことはよくある。こういう週刊誌も同じで、迷っている気持ちを整理する意味での役割は大きいのかな。「本当に買っていいのかなぁ」と不安な人は、週刊CHINTAIを買って、「あぁ、あんまり買う意味ってないんだなぁ」と胸をなで下ろす。これは結局は正確な情報による結論に至っているとは言い切れない。言ってみれば、イエスマンに囲まれた経営者みたいなもので、正しい判断ができるとは限らない状況になっているに等しい。だから、実は最初から結論が出ているとしても、迷っているのであれば、さらにいろいろな意見、特に反対意見も含めてきちんと聞いておく必要があるんじゃないだろうか?こういう作業って、ちょっと辛いけどね。(2002.5.9)

133 オークション
05/08 (水)

kumori.gif 4月21日、東京モノレールで利用可能となったICカード、モノレールsuicaを買いに行った。限定1万枚の記念カードを買うためである。発売されている駅のひとつである浜松町駅は、日曜日の午前7時頃というのに長蛇の列で、同じような志を持つ者たちでいっぱいだった。せっかくだからと余分に買っておいた。あとから聞いた話では、同日の昼前にはすべて売り切れてしまったという人気で、この余分に買っておいたカードを試しにオークションで売ってみてもいいかなと、オークションサイトを覗いてみた。2000円で買ったこのカードが、発売当日には既に掲載されていて、5000円〜7000円ぐらいで売買されていた。しばらくすると、1万円で買われるケースもあって、いつ売ってみようか・・・と考えているうちに今日に至ってしまった。恐る恐る見てみたら、同じような考えの奴も多かったのか、出品者も増えていて値崩れを起こして、今では、だいたい4000円程度になっていた。まさに市場経済の原理。資本主義そのものだね。◆先日、ジブリ美術館入場券を大量に購入して、インターネットで売りさばいていた主婦が逮捕されるという事件があったけど、行き過ぎれば、このような転売を目的とすること自体が、本来は条例違反。大量が問題って言うよりも、この転売行為自体が問題とのこと。◆あれ?今回の話、なんだかまとまりがつかない。そういうときもあるさ。(2002.5.8)

132 カプセルタワー
05/07 (火)

kumori.gif 「中銀カプセルタワー」というビルをご存じだろうか? 銀座のはずれの目の前は新橋という、8丁目にそのビルはある。ビルの名前を知らなくても、この建物を見れば、この付近を通ったことのある人であれば、「あぁ、あのビル・・・」と、思い出すと思われるくらい、その形状は独特。1972年に建てられたこのビルの特徴は、何と言っても、部屋のひとつひとつがカプセル化(ブロック化)されていて、それが何個も積み上がっている、その形。一階には、カプセルのサンプルが置かれ、中の様子をうかがうことができる。カプセルひとつに1枚の丸い窓、中にはすべて作りつけになっている設備(狭いベッドに、ユニットバス?、テレビ、電話、おそらくはオープンリールのテープデッキなど・・・)が、よく言えば機能的に並んでいるが、なにぶん1970年代のものだからざっさ30年近く経つ最新設備。雰囲気は、まさに「一昔前」の近未来そのものと言った感じ。カプセルから外を眺めれば、宙に浮いた自動車が走り回ってる・・・そんな風景が似合う。でも、このカプセルひとつの狭さを考えると、このビルが登場した時代を考慮しても、お世辞にも過ごしやすいとは決して言えない。果たして、居住性という点については、どこまで考えていたのだろうか? 銀座のはずれとは言え、東京のど真ん中に、30年もそのまま時間の流れを止めたような場所がずっと残っているのも不思議な感じだし、このビルの設計した黒川紀章という日本を代表する建築家が、このようなある意味これほど実験的な建物を、模型ではなく実際に建てちゃうところもなんだかすごい。1970年代という時代が、このような「作品」を作ることを認めたのだろうか? このご時世ではこのような試みは難しいだろうね。世の中全体にそんな余裕がないという感じ。仕方がないのかな?◆それにしても、こういうビルを見ると、不思議とワクワクするんだよなぁ。何故なんだろう?(2002.5.7)

131 謝る車掌
05/02 (木)

hare.gif 昨日書いたように、今日は会社がお休み。ゴールデンウイーク中に予定がないのもつまらないので、先月インターネットを通じて、新宿から箱根湯本まで小田急ロマンスカー(特急)を予約しておいた。せっかくロマンスカーに乗るのだったら展望車!ということで、予約したのだけど、午前7時00分発しかなかった。世の中は平日だけど、やはり人気は高いようだ。元来の準備不足もたたって、小田急新宿駅到着は出発5分前。ギリギリに乗り込むととなりの席でなにやらもめている。何気なく聞いてみると、並んでいる二つの席をそれぞれ2人ずつ発券(ダブルブッキング)してしまったようで、どうしたらいいものか?と、4人の乗客が、駅員か関係者らしき人に聞いている。「確認してみます」という言葉を残して、その関係者らしき人物はその場を離れた。で、その関係者らしき人物は戻ってくることはなく、ついには、電車はそのまま出発してしまった。しばらくして、車掌が話を聞きにやってきた。車掌は一方の席からあふれてしまった乗客を別の席に誘導し、ひたすら謝っている。引き続き話を聞いてみると、どうやら発券したのは旅行会社であって、もしかすると小田急電鉄には落ち度はなかったか可能性が高いようだった。けれど、乗客にしてみたら、この不安や不満のはけくちは目の前にいる車掌しかいないので、さんざん文句を言っている。一方、自分がミスしたわけではないけれど、この場では会社を代表している車掌も慣れたもので、乗客の文句をそのまま受け止めて、ひたすら謝っている。結局は返金ということで事なきを得たようだけど、車掌も大変だなぁ・・・と思いつつ、なんだかあっという間に終点箱根湯本に到着してしまった。(2002.5.2)

130 うさぎ
05/01 (水)

kumori.gif 「うさぎは、寂しすぎると死んでしまう」という話って聞いたことがある。なんだろう?この寂しすぎるというのは具体的にどんな状況なのだろう?そして、なぜ、うさぎについて、こんな具体的な情報がその真偽はともかく伝わっているのか?死ぬかどうかはともかく、他の動物だって寂しければ何らかの影響はあるだろうし、人間にも言えることだろう?なのに、うさぎだけ何故?◆最近、特にペットとしてうさぎの人気が高まっているらしく、身近なところでも飼われているのを見聞きする。うちも・・・と思ってはいるけれど、きちんと飼えるかどうかとか、飼えば当然、毛などが散らばることもあるだろうから、さらにこまめな掃除が必要だとか、ちょっと躊躇している。以前、ハムスターを飼っていたけど、そのとき不憫な最期を遂げさせてしまったことが、頭をよぎるし・・・◆ぼくが勤めている会社は2日がお休みなので、ゴールデンウイークの後半は、世間より1日早く始まる。ありがたい制度ではあるけれど、あんまり休みが続くと、今度は出社がめんどくさくなる。まぁ、ここは個人的な感覚なんだろうけど、休みは一度に取るんじゃなくて、例えば1ヶ月に1日だけでも週末以外に休みが取れる方が嬉しいんだけど、みなさんはどうだろう?(2002.5.1)


4月2002年5月6月
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