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旅行

屋久島4泊5日

2008年7月19日(土) −4日目−


【シーカヤック】

9時25分

シーカヤック日和

今日もいい天気。今日は一日シーカヤック体験。

ふだん海に触れる機会などまったくないので、楽しみにしていた。ひとり1万5000円! でも、これには、往復の送迎と、昼食、ツアー終了後の温泉なども含まれていると考えれば、まぁこんなもんだろうか。

ツアーの人(電話では社長と呼ばれてた)に、民宿まで迎えに来てもらう。民宿の1階で待っていたら、シーカヤックを満載したワゴンがやってきた。運転席に挨拶に行くと、顎で「後ろから乗れ」といわんばかりのそぶりを見せる。

初対面の態度に難ありだったが、はじめは僕らと、運転する社長の3人だけだったので、いろいろ、シーカヤックにまつわる話をした。

僕らと同じように、途中で何人か拾いながら、出発する港までやってきた。他のもう一台のワゴンと合わせて、今日は総勢9名でシーカヤック体験となる。

当然、初めての経験なので、とにかく勝手がわからない。

いわれるがまま、ワゴンの上に載せられたシーカヤックを全員で下ろし、パドル(オール)の使い方や舵の切り方などを習う。ある程度学んだところで、早速海に出る。

最初は港の中をぐるぐると回って、操船感覚を身につけるのだが、なかなか思うように前に進まない。

「そこ!ハドルが…」

と社長が叫んでいる。

「そこの白い艇のうしろ!パドルが逆だよ!」

少しイライラした社長が叫ぶ相手は僕だった。なかなか進まない理由はこれかと思い、パドルを正しい方向に正すのだけど、それでも思うように進まない。

そうこうしているうちに、港を出て、進んでいこうっていうことになる。

他の艇から、どんどん引き離され、みんな遙か彼方に行ってしまった。

パドルを持つ腕は苦しく、何でこんなに苦しい思いをしなきゃならないんだろう…と、悲しい気持ちになりながら、必死ではドルを漕ぐ。

海の水はとても澄んでいて、透き通るようだったが、そんなことに気をとらわれている場合ではなかった。


12時51分

ようやく上陸

いつ終わるともしれない、ハドル漕ぎに辟易しながらも、なんとか目的地の海岸に到着。

引き潮だったので、艇を揚げた浜は砂浜ではなく、岩場がむき出しの状態だった。

その奥の砂浜部分に、テントを張って昼食をとる。



出された昼食は登山用の弁当だったので、リゾート気分という感じではなく、もはや“ミリメシ”と言った方がふさわしい気がした。

昼食のあとはしばらく自由時間。

人によってはシュノーケリングを楽しんでいたが、水着の用意をしていないので、洞窟状になっていた岩場を散策した。こうして歩くことができたのは、引き潮のおかげだろう。

 

海からでしか立ち入れない場所らしく、人の気配は一切なかった。

ただ、逆に人の手が入っていない分だけ、海岸の奥の方には漂流物が堆積して、片付けられていないゴミの山があってちょっと気になった。

猛毒を持つというウミヘビとか、もはやゴキブリにしか見えない、フナムシの大群とか、普段あまり目にする機会のない自然に触れられることができた。

夕食のみそ汁に入っていた、カメノテ(亀の手)と呼ばれるフジツボの一種をやたら多く見かけた。上の写真右側に白く写っているのは、すべてカメノテだ。

 

14時43分

ふたたび海へ

自由時間が終わり、ふたたびパドルを漕ぐ苦行の旅に出る。

しばらく休んでいたせいか、さきほどのような苦しさもなく、なんとか漕いでいけそうな感じだった。ダミーなんかも写真に収められる余裕もあったし。


このツアーの売りは、かならず泳ぐウミガメが見られるというものだった。ただ、慣れていないと見つけにくい上に、警戒心の強いウミガメのこと、ちょっとでも異音を立てると逃げてしまうのだ。

そこで、ウミガメは社長が見つけるので、できるだけ近くにいるように…という指示があった。しかし、行きのようにうまく漕げないので、なかなか社長の近くに寄ることができない。

「ウミガメっ! そこっ!」

と、大声を張り上げる社長。ちらっとウミガメの頭らしき影は見えたが、すぐに消えていった。

しばらくして、また

「ウミガメっ!」

と社長が叫ぶが、かなりくたびれてきた僕にとっては、もうウミガメなんてどうでもよくなっていた。

 
写真左/僕らが写っている貴重な?写真。見事にパドルが合っていないことがわかる
写真右/たばこを吸う、このツアーの社長。


ようやく、元の出発地の港に戻ってきた。

疲れた身体に鞭を打つように、シーカヤックをみんなで片付ける。

ひとり1万5000円…。

このころから、これだけの大金を支払っておきながら、もうちょっとサービスをよくしてくれないんだろうか?…という気持ちが、むくむくと沸き上がってきた。

今日のツアーは9人だったので、13万5000円の収入ってことになる。社長とアルバイトの女性の計2人の添乗だったが、それにしてもかなりの額だ。

今後ほぼ毎日休みなくツアーを開催すると、社長言っていた。定員10人で満員という盛況ぶり。つまり1ヶ月(30日)の収入だけでも、実に450万円にも達するのだ。

ちょっと“ぼりすぎ”じゃないの?…なんていう気がしてならなかった。


16時28分

そして最後は…

ツアーの終わりには、温泉に行くということになっていた。

疲れた身体には温泉が一番…ということでやってきたそこは、温泉というより銭湯といった感じのところだった。

昨晩民宿では、カヤック体験のツアーによっては、ホテルの温泉を借りている…なんて聞いたものだから、その落差に驚く。

あぁ、ひとり1万5000円…

またまた値段のことが頭をよぎる。さらにあとから確認したところ、ここはかつては温泉だったようだが、その後枯れてしまい、いまではお湯の沸かし直しをしているにすぎないのだという。

あまり深いことは考えるまい。



【今晩の夕食】

19時18分

毎晩、民宿の夕食は、これまで経験したことのないような質と量であった。

ご自身のホームページに料理を紹介しないというポリシーということではあったが、あくまで参考までに今晩の食事を載せさせていただく。

幸か不幸か、どんな食材が使われていて、どれだけ美味しかったかを紹介できるほど、記憶力と文才がないために、写真の紹介だけにとどめることができる。



5日目


取材 2008/7/19
作成 2008/7/31〜8/31