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旅行 |
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シーカヤック日和今日もいい天気。今日は一日シーカヤック体験。 ふだん海に触れる機会などまったくないので、楽しみにしていた。ひとり1万5000円! でも、これには、往復の送迎と、昼食、ツアー終了後の温泉なども含まれていると考えれば、まぁこんなもんだろうか。 ツアーの人(電話では社長と呼ばれてた)に、民宿まで迎えに来てもらう。民宿の1階で待っていたら、シーカヤックを満載したワゴンがやってきた。運転席に挨拶に行くと、顎で「後ろから乗れ」といわんばかりのそぶりを見せる。 初対面の態度に難ありだったが、はじめは僕らと、運転する社長の3人だけだったので、いろいろ、シーカヤックにまつわる話をした。 僕らと同じように、途中で何人か拾いながら、出発する港までやってきた。他のもう一台のワゴンと合わせて、今日は総勢9名でシーカヤック体験となる。 |
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当然、初めての経験なので、とにかく勝手がわからない。 いわれるがまま、ワゴンの上に載せられたシーカヤックを全員で下ろし、パドル(オール)の使い方や舵の切り方などを習う。ある程度学んだところで、早速海に出る。 最初は港の中をぐるぐると回って、操船感覚を身につけるのだが、なかなか思うように前に進まない。 「そこ!ハドルが…」 と社長が叫んでいる。「そこの白い艇のうしろ!パドルが逆だよ!」 少しイライラした社長が叫ぶ相手は僕だった。なかなか進まない理由はこれかと思い、パドルを正しい方向に正すのだけど、それでも思うように進まない。 そうこうしているうちに、港を出て、進んでいこうっていうことになる。 |
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他の艇から、どんどん引き離され、みんな遙か彼方に行ってしまった。 パドルを持つ腕は苦しく、何でこんなに苦しい思いをしなきゃならないんだろう…と、悲しい気持ちになりながら、必死ではドルを漕ぐ。 海の水はとても澄んでいて、透き通るようだったが、そんなことに気をとらわれている場合ではなかった。 |
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ようやく上陸いつ終わるともしれない、ハドル漕ぎに辟易しながらも、なんとか目的地の海岸に到着。 引き潮だったので、艇を揚げた浜は砂浜ではなく、岩場がむき出しの状態だった。 その奥の砂浜部分に、テントを張って昼食をとる。 |
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昼食のあとはしばらく自由時間。 人によってはシュノーケリングを楽しんでいたが、水着の用意をしていないので、洞窟状になっていた岩場を散策した。こうして歩くことができたのは、引き潮のおかげだろう。 |
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海からでしか立ち入れない場所らしく、人の気配は一切なかった。 ただ、逆に人の手が入っていない分だけ、海岸の奥の方には漂流物が堆積して、片付けられていないゴミの山があってちょっと気になった。 猛毒を持つというウミヘビとか、もはやゴキブリにしか見えない、フナムシの大群とか、普段あまり目にする機会のない自然に触れられることができた。 夕食のみそ汁に入っていた、カメノテ(亀の手)と呼ばれるフジツボの一種をやたら多く見かけた。上の写真右側に白く写っているのは、すべてカメノテだ。 |
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ふたたび海へ自由時間が終わり、ふたたびパドルを漕ぐ苦行の旅に出る。 しばらく休んでいたせいか、さきほどのような苦しさもなく、なんとか漕いでいけそうな感じだった。ダミーなんかも写真に収められる余裕もあったし。 |
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そこで、ウミガメは社長が見つけるので、できるだけ近くにいるように…という指示があった。しかし、行きのようにうまく漕げないので、なかなか社長の近くに寄ることができない。 「ウミガメっ! そこっ!」 と、大声を張り上げる社長。ちらっとウミガメの頭らしき影は見えたが、すぐに消えていった。 しばらくして、また 「ウミガメっ!」 と社長が叫ぶが、かなりくたびれてきた僕にとっては、もうウミガメなんてどうでもよくなっていた。 |
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![]() ![]() 写真左/僕らが写っている貴重な?写真。見事にパドルが合っていないことがわかる 写真右/たばこを吸う、このツアーの社長。 |
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疲れた身体に鞭を打つように、シーカヤックをみんなで片付ける。 ひとり1万5000円…。このころから、これだけの大金を支払っておきながら、もうちょっとサービスをよくしてくれないんだろうか?…という気持ちが、むくむくと沸き上がってきた。 今日のツアーは9人だったので、13万5000円の収入ってことになる。社長とアルバイトの女性の計2人の添乗だったが、それにしてもかなりの額だ。 今後ほぼ毎日休みなくツアーを開催すると、社長言っていた。定員10人で満員という盛況ぶり。つまり1ヶ月(30日)の収入だけでも、実に450万円にも達するのだ。 ちょっと“ぼりすぎ”じゃないの?…なんていう気がしてならなかった。 |
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![]() そして最後は… ツアーの終わりには、温泉に行くということになっていた。 疲れた身体には温泉が一番…ということでやってきたそこは、温泉というより銭湯といった感じのところだった。 昨晩民宿では、カヤック体験のツアーによっては、ホテルの温泉を借りている…なんて聞いたものだから、その落差に驚く。 あぁ、ひとり1万5000円… またまた値段のことが頭をよぎる。さらにあとから確認したところ、ここはかつては温泉だったようだが、その後枯れてしまい、いまではお湯の沸かし直しをしているにすぎないのだという。 あまり深いことは考えるまい。
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ご自身のホームページに料理を紹介しないというポリシーということではあったが、あくまで参考までに今晩の食事を載せさせていただく。 幸か不幸か、どんな食材が使われていて、どれだけ美味しかったかを紹介できるほど、記憶力と文才がないために、写真の紹介だけにとどめることができる。 |
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| 5日目 |
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| 取材 2008/7/19 作成 2008/7/31〜8/31 |