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見慣れていないせいか、どうも地下鉄の入口がわかりにくい感じがする。道路に案内はあるが、もうちょっと多くてもいいような気がする。
地下はかなり広い。 自動券売機は、日本の主な地下鉄のように裏側が駅事務室になっているのではなく、飲み物の自動販売機のように独立したタイプのものが、数台並んで設置されている。ただ、故障中がやたらと多いのが気になった。 なかには、券売機全てが故障し、有人窓口でのみ切符が売られている駅もあった。 画面はタッチパネルになっていて、とてもわかりやすい。自分の行きたい駅を押せばいい。直感的にきっぷを買うことができる。 運賃は3元〜5元程度。日本円で50円〜60円程度だから安い。 切符は、SUICAのように、非接触型のICカードになっていて、自動改札機に触れて通り抜ける。なお、この自動改札機には、磁気券のような“切符”が使われていないために、切符の投入口がない。
プラットホームに降りても、特にこれといって日本との違いはない。ただ電車は車と同じく、右側通行であるという違いはある。プラットホームはとても明るい。
天井からつり下げられた大型液晶パネルが、いろいろと表示している。 現在の日時、その日の始発列車と最終列車時刻、そして、次の列車が到着するまでの時間を秒単位でカウントダウンしているのだ。地上の歩行者用信号といい、どうもこの街は、カウントダウン好き?のようだ。 そして、列車の案内とともに、ドラマが放送されていた。タイトルは「晴天日記」。音は出ず字幕で物語を追う感じになるが、地下鉄をしょっちゅう利用している人ならば、きっと次の話が楽しみになることだろう。 ドラマの最中も、次の電車の到着までの時間をカウントダウンしている。 案内表示もとてもわかりやすい。 駅名や、路線図が、ちょうど電車の天井あたりにあって、目に付きやすいようになっている またホーム上の案内板には、路線図、駅から最寄りの通りや街の案内、さらに3Dの地図で地下鉄の出口から地上の位置関係や、地上の建物の形もかわりようになっていた。 3Dの地図はわかりやすいのだが、肝心の現在位置がわかりにくかったのは、ちょっと残念。
プラットホームには、降りる人と乗る人のための立ち位置の目安が書かれていた。これはだいたい日本と同じ。 広告はおそらくコンタック。このキャラクターも日本と同じ。 ベンチも日本と同じだが、そのうち、一番端の1つには、写真のようなことが書かれ、お年寄りや身体の不自由な方向けとなっているようだ。日本でいう「優先席」が、電車内だけでなく、ホームのペンチにもあるところが意外。 ホームの端の方にトイレがある。 なぜかプラットホームより高いところに入口がある。またトイレの入口がなぜかやけに狭い。 階段が苦手であったり、車椅子の人はどうするんだろうと思ったら、こことは別の脇の方に別に用意されていた。 中国のトイレについては、いろいろな意見があるが、ここのトイレは、いたって清潔そうであった。 プラットホームの向かい側、広告に並んで表示していた注意書き。 おそらく、駆け込み乗車禁止…みたいなことが書かれているのだろう。
列車の停止位置を示す目印は、日本と同じように「停」の文字が…。
車両は、日本で走っても違和感のないデザイン。 車内はとてもシンプルで、握り棒(掴み棒)が真ん中に立ってはいるものの、案外と広々とした感じ。 なんでだろう?と思っていたら、そういえば網棚がない。さらに、吊り輪(吊り手)が、透明のプラスチックでできているせいもあるかもしれない。 プラットホームで見たドラマと同じものを車内でも放送していた。モニタの真下は、身体の不自由の方のための優先席になっているようだ。
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