建筑物 (=建築)
建物で気になったことなど…
市内に向かうタクシーから見た上海の建物は、想像通りの“奇抜さ”であった。
日本ではまず考えられない、独特の形をしている。おそらくはこのあたりでは地震がないために、自由な発想で建物を建てることができるからなのだろうが、それにしても、なんとも不思議な光景だった。
次々と目の前に現れる変わった形のビルを見ているうちに、まるでデジャブのような、いつかどこかで見たことがあるような気がしてきた。振り返って考えてみると、それは、ずっと昔に未来を描いた、ありがちな想像図に似ていたのだ。
とても実用的とは思えないその形は、常識に凝り固まった頭に軽いショックを与えてくれた。あーこんな形もアリなんだ…と。
一般のアパート?マンション?は、やはり日本のとは違っていて、開口部が大きく、日本の建物のように梁が目立たない。万が一地震が来たらひとたまりもなさそう。
超高層ビルが街のあちらこちらに“乱立”している一方で、2〜3階建ての古い建物もたくさん残されている。
ホテルからみた眼下の景色が、まさにそれを物語っていた。
ホテルから、上海を象徴する東方明珠塔方面を見る。こちらもかなり古そうな民家がたくさん見られる。
外灘(ワイタン/バンド)は、中国の租界地区であった名残で、1920年から1930年代に掛けて造られた建物が並んでいる。
これらの建物は片側数車線の大きな通りに面しているために、間近に見るには近すぎるし、ちょっと離れて見ると道路の反対側に行かなければならないので、案外見難い。
ひとつひとつがとても見応えのある“味わい深い”建物ばかりなのだけれど、時間がないために、道路の反対側から眺めるしかできなかった。
外灘以外にも、おそらくは同時代に建てられた思われる建物が市内のあちこちに存在しているようで、街を歩いていると、いくつも見つけることができる。
豫園も上海を代表する観光地のひとつで、そこに隣接する豫園商城は、観光客でごった返している。
とても中国らしい感じのする建物が並ぶが、残念ながら、かつてのこのあたりにあった街並みを”再現”したものらしい。
夜になると、独特なネオンサインに圧倒される。日本のような規制がないので、やることがかなり派手だ。
ビルの輪郭を縁取りするような電飾があったり、壁一面を電光掲示板として使っているなど、思いつきもしない装飾にビックリした。
外灘と東方明珠塔は、絶対に欠かせない夜景スポットだったのに、訪れる時間が遅くなってしまい、すでに灯りが消された後だった。
これは、僕にとってあまりにも残念な出来事であった。