初日
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出張先の広島から羽田空港を経由して、成田空港に向かう。
羽田空港からは成田空港に向かうのは、たいていリムジンバス移動することが多いが、今回は鉄道が足りない旅を続けているので、ここはぜひ鉄道で移動したいと、京浜急行−都営地下鉄−京成電鉄と乗り継いで、成田空港へ。

カウンターを取り囲むような行列 |
着いたらすぐに今日の出発便が表示されているモニタを確認。すると、僕の乗る予定の19時05分発ユナイテッド航空838便が出ていない!
落ち着いて、よく見てみると、その近くの欄に838便という文字が見えた。ただ出発時間は18時50分発にとなっていた。おかしいなと思いながらもチェックインのための列に並ぶ。それにしてもやけに長い。ホストコンピュータの故障によるものという放送があった。しょうがいないなと、列に並び続けていた。しばらくして警備員風のおじさんに、手荷物がすべて機内持ち込みだったら並ばないでいいと言われ、導かれるままチェックインカウンターへ。その時間わずか1分。もっと早く案内してくれ…
で、出発時間の不思議をチェックインカウンターの人に聞いてみると、とにかく、そういうものらしい。なんだかわかりにくい話だ。
なんとか飛行機に乗り込む。日本からアメリカに行く方が、その逆より時差ボケがつらいという話を聞いていたので、できるだけ早めに慣れるように…と飛行機の中ではできるだけ寝ておこうということにしていた。幸運なことに隣の座席が2席とも空いていたので、席と席の間の肘掛けを跳ね上げて、完全に横になった形で寝ることができた。そのおかげで、夕食直後から、サンフランシスコ着陸1時間前まですっかり寝てしまい、飛行機の中で読もうとしていた本には、ほとんど触れずじまい。
入国審査は予想以上に時間がかかる。「何日間滞在する?」「何をしに来た?」と言う入国審査官の質問には立て続けに答えられたけれど、そのあとなにか聞いているようだったが、何を言ってるのかさっぱりわからない。さて困ったぞ…と思っていたら「セミコンダクタ(半導体)?」と言っている。どうやら目的地が、シリコンバレーなので気を利かせて聞いてくれたのかもしれない。面倒だったので、「YES」と答えて難を逃れる。サンフランシスコでは、取引先の会社の方に出迎えてもらった。
会社に着いてから一度ホテルにチェックイン。ちょうど昼頃だったので、すぐに昼食を食べに行くことになった。ドライブスルーのあるハンバーガーショップへ。ずいぶんあたたかい…というより、暑い!ずっとこんな感じということではなく、今日がたまたま暑いらしい。 |
何もないというのが、こちらでは本当に何もない。
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街中のお店

住宅地はこんな感じ |
街全体はもちろん空までもとても広く感じるのはなんでだろう。まず高い建物がほとんどないということだろう。そりゃ当然視界に入る部分が増えるのだから、空も広く感じるに違いない。あと、看板がきわめて少ないということも、広く感じる理由のひとつだと思う。高速道路沿いには多少見られたものの、街中では日本のような看板同士が競争するような賑やかさはない。看板は必要最小限にとどまっていて、建物自体がその店の存在を示しているような、そんな感じ。看板が少ないと、わかりにくいかなとも思えたが、全体的に看板が少ないので、意外と見つけることは苦にならない。ただ初めて訪れる場合は、目標物がはっきりしないので、わかりにくい。こちらに長く滞在している方も、最初は行きたいところに行くのも苦労したとのこと。
こちらに来る前、「ここは、ほんとに何もないよ」といわれていたのだが、行く前は、その「何もない」ということが何を意味するのかよくわからなかった。しかし、来てみてよくわかった、ここは本当に何もなかった。

ホテルの塀越しに見える風景 |
もちろん街の中では、たくさんの高さの低い建物があるものの、ちょっと郊外に出るとほんとに何もない。日本では、何もないと言っても、田んぼや畑、林や森になってるとか、”モノ”として何か存在はしているが、こちらは、まったくの空き地に短い草が生えている小山みたいなのが延々と続いているだけで、ほとんど人の手が加わってないような土地がずっと続いているのだ。泊まったホテルからの風景もそんな感じだった。
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交通
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片側4車線ある高速道路
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高速道路が無料なので、ちょっとお昼を食べに行くときにも利用されるくらい身近な存在になっている。ただ路面の状態は決してよくなく、よく揺れる。若干路面の状態が悪くても無料がいいか、高い通行料金を払って完璧な道路を維持してもらうかは、評価は分かれるのかもしれないけど。無料だから当然料金所がいらないので、出入り口が簡単に作れるということもあるのだろう。ちょっとしたところに出入口があった。便利は便利だろうけど迷うかもしれない。まぁ迷っても無料だから、また戻ればいいだけのことだが。
踏切での一時停止はしないし、赤信号であっても基本的に右折はいつでもできるというところなどは、かなり合理的な考えに基づいている気がする。ここまで自動車を利用するための環境が整っていると、鉄道の出る幕はあまり多くない。残念だけど。今回も鉄道を利用できたのは、サンフランシスコのケーブルカーだけ。それも無理矢理乗った程度のこと。
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サンフランシスコのケーブルカー
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| 線路の上で到着を待つダミー |
駆け込み乗車必須? |
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操作レバーの構造は複雑 |
サンフランシスコは、ちょっと見かけただけでも、通常のバスはもちろん、地下鉄、路面電車、トロリーバス、そしてケーブルカーと、かなり多種多様な交通機関が縦横無尽に走り回っている。遅い時間にはなってしまったけど、ケーブルカーに乗ることにした。折り返し場所(停留所?これも電停かな?)にくると、交差点を挟んだ向かい側にケーブルカーが止まっていた。ヘッドライトをつけてはいるけど、誰も乗っていない。もう運行が終わってしまったのかと心配になったが、このくらいの時間(午後8時くらい)になると、20分おきくらいの頻度で運行されるらしい。つまり、道路の向こうにたたずんでいるのは、時間調整しているだけのようだ。停留所(電停)ではなく、なぜか道路の真ん中に停車しているのかよくわからないけど。都電と同じように、チンチンという鐘を鳴らして、おもむろにこちらにやってきた。車両は、オープンデッキの部分と、客車になっている部分と分かれている。デッキから直接乗り込むんで、車掌に運賃を支払う。3ドル均一らしいが、若干高い気がする。
オープンデッキ部分に運転席があり、運転士が長いレバーで路面に埋められたケーブルを掴んだり放したり、合わせてブレーキを操作しながら坂道を上っていく。チャイナタウンの最寄りの停留所で下車。路面電車のような周囲から一目でわかるようなきちんとした乗り場はなく、歩道に掲示された「Cable
Car Stop」の看板だけが目印のようだ。ちょうど自分たちに入れ替わるように、アジア系の人たちが、横断歩道の向こうからケーブルカーの運転士に大声で呼び止め、大挙して乗り込んできた。まさに駆け込み乗車が必須といった感じだった。
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サンフランシスコのチャイナタウン
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チャイナタウンは、サンフランシスコでも有名な場所のひとつらしい。言われてから、そういえば…と気づいた。着いた時間が遅かったせいもあって、人通りはまばらだったが、中華街の独特な雰囲気を味わうことができた。比較する対象が横浜の中華街くらいしかないけれど、呼び込みをするおばちゃんや並ぶお店も横浜とそっくり。でも全体的に違うと感じたのは、みんな歴史を感じさせる建物ばかりだったからかもしれない。入ったお店の中もそんな感じ。天井からはシャンデリアが下がり、アーチ型の窓から見える景色は、異国情緒を感じさせるには十分だった。 |
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| アーチ型の窓が印象的 |
窓からの景色 |
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