313　16年前・・・ 01/30 (木) 一部の松下電器製ビデオデッキの内蔵カレンダーが、15年〜16年前に逆戻りしてしまうという不具合が出ているというニュースを見た。ビデオデッキの内蔵カレンダーが、16年分しか持っていないことが原因。16年分のカレンダーを使い切った結果、逆戻りしてしまったのだという。今の機種では、100年分くらい入ってるらしいが、当時としては、16年分でも珍しかったらしい。日付が戻ったり誤動作すると言えば、西暦2000年問題が騒がれたことがあったけど、この手のニューは久しぶりだ。どうして、このニュースが気になったかというと・・・15年〜16年前と言えば、ちょうどテールが生まれて家にやってきた頃だ。ほんの少しだけ、戻れるものなら、この内蔵時計のように戻れたら・・・なんて考えてみたりする。全然関係ないのに、ビデオデッキがなんかタイムマシンのように見えてきた。ただ、仮に戻れたとしても、また１６年後につらい思いをすることに違いはないはずだけど・・・◆やはり、何を見ても、どこかでテールのことを思い出したり、勝手に関連づけたりしている。心から笑ったり、楽しんだりしたいという気持ちにはどうしてもなれないけれど、気分転換しなきゃとも思う。だから、心に去来するものは、いろいろあるけれど、そろそろテールのことをここで書くのはやめにしようと思う。(2003.1.30)

312　納得させようと・・・ 01/29 (水) 幸か不幸か、今日は昨日までに比べて忙しかったので、テールのことを思い出す時間が少なかったように思う。そんな感じで、すこしずつ忘れてしまうのかと思うと、それだけで締めつけられるような苦しさを感じる。◆今回のことでよくわかったのは、多くの人がペットが亡くなる苦しさを経験しているということだった。しかも、テールのように老衰のような穏やかな別れではなく、病気や闘病生活の末の別れというケースがとても多く、むしろ今回のような別れが、最も望まれる形だったということを改めて知ることとなった。非常に不謹慎な言い方を許してもらえるのならば「いい死に方」だったのかも知れない。これは、僕の心からの声ではない。そう納得させようとしている別の自分によるものだ。◆テールは、人間の気持ちやその場の雰囲気・空気を敏感に感じる子だった。テールもこんなに落ち込んでしまったぼくを見たら、きっと悲しむに違いない。わかってるんだけど・・・(2003.1.29)

311　夢を見た 01/28 (火) 周囲の流れの速さは、ときとして自分を失わせる。そもそも自分というものがなんなのかよくわからないけれど、こうありたいと思う自分から、離れていってしまう気がする。昨日、テールの代わりに新しい犬がやってきた夢を見た。テールが亡くなって、まだ数日しか経っていないのに、心のどこかで整理というかけじめを付けようとしているのかも知れない。でも、昨日も書いたように、忘れたいけど忘れたくない。そんな漠然とした気持ちのまま、日々を過ごしている。まだ、めざましテレビの「きょうのわんこ」のコーナーもまともに見られないし・・・(2003.1.28)

310　試練 01/27 (月) あまりにつらい週末があけて、またいつもの毎日がやってきた。やはり、心のどこかにテールがいて、気持ちが落ち着かない。周りには迷惑をかけないようにしないと。◆実家の母がとても心配。僕は写真を見ずに仕事や他のことに打ち込めば、テールのことを思い出さずに済む。けれど、実家の家は、思い出が詰まっている。どこを見ても、テールとの思い出がいっぱいで、とても苦しいんじゃないだろうか。◆ペットが亡くなって、苦しんでいる人は多いようで、たとえば、Googleで「ペットロス」という言葉で検索すると、約一万件もヒットする。ペットを飼う人たち、誰もが受け止めなくてはいけない試練なのだろう。まだ、あの日から日が浅いから、ペットロスというほどのものでもないのかも知れないけど、とにかく、今は、時間が解決してくれるのを待つしかないのように思う。忘れてしまいたいような・・・、忘れちゃかわいそうなような・・・◆テールだって、苦しめようとして亡くなったわけじゃない・・・そんなことはわかってるんだけど。(2003.1.27)

309　覚悟 01/24 (金) 「テールが死んじゃった」父からの電話を会社で聞いた僕は、最初、不思議と落ち着いていた。「いつかこの日が来る」わかっていたことじゃないか。16年近くも生きてきたんだから、大往生だよ。自分に言い聞かせていた。しばらくして、涙があふれ出てきた。トイレで泣いた。「いつかこの日が来る」・・・そんな覚悟はできているようで、まったくできていなかったんだ。涙が止まらない。ペットロス・・・そんな言葉も知っていた。けど、やっぱり他人事だったんだ。悲しくて、悲しくて、つらくて、つらくて。実家を出てから、せいぜい一ヶ月に一度しか会えなかったけど、実家で元気でいるという事実だけで気持ちが落ち着いていた。さすがに最近は、体力が落ちているみたいだけど、それでも一日二回の散歩を欠かさず、ご飯もちゃんと食べていたというのに。◆今日は、時間が経てば経つほど、むしろ苦しくなってしまって、会社には申し訳ないが、仕事に身が入らなくなってしまった。早めに帰って、気分転換しようとテレビでやっていた「千と千尋の神隠し」を見た。一瞬落ち着いた気がしたけれど、テレビを消すと、ふたたび強烈な悲しさと辛さが襲ってきた。あいにく、そんな悲しさと辛さに立ち向かえるような強さを持ち合わせていないので、僕はただ、泣くしかなかった。覚悟なんて軽々しく言えないということを嫌というほど、思い知らされている。(2003.1.24)

308　着メロ 01/23 (木) 着メロの選曲は、まさに、携帯電話を持つ人のセンスそのものだ。こまめに変える人もいれば、アニメのテーマソングだったり、最新のヒット曲だったり、ずいぶん昔のヒット曲だったりする。そんな着メロがかかると、その曲の続きを思い出したり、その人が何でこの曲を選んだのかを想像したりすると楽しい。自分の子供が好きな曲なのかな…とか、カラオケでの十八番なのかな…とか。見知らぬ人の自己主張って、これまでは外見でしかなかったものが、携帯電話の着信音で内面の一部を垣間見えるようになったのは、不思議といえば、不思議なことだ。(2003.1.23)

307　「ひげそり」と「乾電池」 01/22 (水) 今日の朝日新聞ウエブサイトの記事から。アメリカの乾電池大手エナジャイザー・ホールディングズが、No.2のシェアを持つひげそり用品メーカー「シック」を買収することになった。なぜ乾電池メーカーがひげそりメーカーを買収するのかよくわからなかったけど、記事を読み進めると、ひげそり用品のシェアのトップが「ジレット」で、このジレットが、なぜか「デュラセル」という乾電池を扱っているらしい。つまり、「ひげそり」と「乾電池」の妙な組み合わせの戦いとなるわけだ。なにもよりにもよって、そんな同じ土俵に乗らなければいいのに。(2003.1.22)

306　貴乃花引退 01/21 (火) 貴乃花が引退した。僕と年齢が同じで誕生日も数日違いということもあって、以前から彼の動向は注目していた。気の毒だなと思うのは、彼の幼いときの映像が繰り返し流されるということだ。あの元気で子供らしい子供と言った感じだったやんちゃ坊主が、「かなり」の紆余曲折があって、こんなになっちゃったということを見せつけられると、なんだか痛々しくて。最初から、愛想なく、とにかく「相撲一筋です！」みたいな貴乃花しか知らなければ、こんな思いはしないだろう。引退して親方になるという環境の変化は、彼にどんな変化をもたらすのだろう？何にも変わらないのかな？変わった姿も見てみたい気もするし、そのままでいて欲しい気もするし。◆今朝見たテレビで、友人　というテロップ付きで、山田邦子がコメントしていた。彼女をテレビで見たのはかなり久しぶりだけど、それにしても、ほんと友人なのかね？(2003.1.21)

305　GOOD LUCK!! 01/20 (月) なんだか、ここんところ連ドラを見てしまっているが、昨日は「ＧＯＯＤ　ＬＵＣＫ！！」（TBS系　日曜午後９時）を見た。木村拓哉主演というだけで、前評判はまずまずだったが、今日発表された視聴率はなんと31.8%！すごいもんだね。◆素人の僕でも気になったのが、新米副機長役の木村拓哉が乗務する飛行機が異なっていたことだった。初めて乗務したのが、おそらくB777で、その次に乗務したのがB747だった。パイロットだからと言って、どんな飛行機に乗れるというわけではない。乗務できる飛行機の種類は、きちんと決まっているらしい。同じ電車だからと言って、新幹線にも通勤電車にも乗務できないのと同じだろうか。たとえが違うかも知れないけど。とにかく、新人副操縦士が、最初から複数の機種に乗れるわけはなく、どうも、イメージで作ってるとしか考えられない。マニアも見てるんだから、しっかりしなきゃ。◆ストーリーは、これまた至ってシンプル。まだ第一話だけしか見てないけれど、ほんとにびっくりするくらい、ひねりなし。でも、飛行機も嫌いじゃないから、時間があれば、また見るかもね。(2003.1.20)

304　今度は旧正田邸 01/17 (金) 旧正田邸の反対運動は、解体業者が入ったところで、ますます盛り上がりを見せてるようだ。テレビでそのシーンを見ていたら、「木には精霊が宿っている！」「バチが当たるぞ！」などと解体業者に訴えかけていた。そういうのを聞くと、歴史的、文化的な背景はともかく、なんだか覚めた感じで見てしまった。おそらくは、どうにもならないイライラのせいで、論点がずれた叫びになってしまったのかもしれないけど。やはり、まずは、司法の判断か、第三者的な立場の意見が必要なんじゃないかと思っていたら、まだ特に結論が出ていたわけではなくて、仮処分の申請を行ったばかりのようだった。さてどのような判断が下されるのか？(2003.1.17)

303　悪役 01/16 (木) 豊郷小学校の保存問題は、年を越しても、まだまだ続いている。インターネットのニュースや新聞でしか見ていなかったのだけれど、先日初めて、建て替えを強硬に主張する町長を見たが、あまりの悪役っぽさにびっくりした。まず、髪型が良くない。まるで、フジテレビのキャラクターのラフくんみたいだ。まぁ、好きずきだろうから、別にいいのだけれど、裁判所の仮処分決定で、解体の一時差し止めという命令が出たのにも関わらず、解体工事を業者に町長自ら指示する様は、なぜなのだか全く理解できなかった。反対している住民たちはもちろん、静観している人たちまでも反発を買うことは、どう考えたって間違いないのに。何かよっぽどの理由があるんじゃないかと勘ぐりたくもなる。しかも、解体を反対する女性が、解体業者に引き倒されたりして、解体業者までもが、すっかり悪役づいてしまった。どうしても解体したいのならば、もう少し手段というものがあるだろうに。決して、町長と解体業者の味方ではないけど、物事を進めるには、手順というものがある。それくらいは、冷静に考えればわかるだろうに。(2003.1.16)

302　夢占いでは・・・ 01/15 (水) 寝ているとき夢はよく見る方だけど、ここ数年で急に見るようになった夢がある。「エレベータ」に乗る夢だ。「エスカレータ」ではなく「エレベータ」。なんでなんだろう。しかも、登場するエレベータは、動きが不安定で、上るシーンもあるけど、下がるシーンの方が印象に残る。◆今朝の夢は、エレベータの「籠」が、鉄パイプだけで囲まれていて、降りるのかと思ったら、いきなり上に上がって、屋根裏部屋みたいなフロアで止まり、そこでたくさんの人を乗せて、下に降りる。でも、ガタガタ振動して、降りるのも一苦労といった感じだった。◆そうだ、夢占いで見てみよう。エレベータで下りる夢・・・「状況が急変〜甘い考えで失敗する」・「下りのエレベーターはあなたの心の不安のあらわれです」・「下りのエレベーターはあなたの心の不安からくるものですから、その原因を早く取り除きましょう」◆なんだ、どうやら、ぼくは心の不安に苛まれているらしい。あんまり心当たりはないのだけれど・・・でも、なんか気を付けた方がいいのかな？なんか、不安になってきた。(2003.1.15)

301　ドラマ 01/14 (火) また何気なく見てしまったドラマ。「いつもふたりで」（フジテレビ系、月曜日午後9時〜）と、「美女か野獣」（フジテレビ系　木曜日午後10時〜）。どちらも、１回目しか見ていないけれど、どちらにも共通して言えるのは、潔いくらいのありきたりな感じ、無難な内容という印象だったということ。「幼なじみがお互い反発しつつも認め合い、それぞれの夢の実現に奔走しながら心引かれていく」、「バリバリのキャリアウーマンとヒットは飛ばすものの問題を起こすディレクターと反発しあいながらも心引かれていく」・・・なんだかなぁ。幼なじみが美男美女だからいいけど、一方が「・・・」という感じだったら、話はこううまくはいかねぇだろ。◆・・・こういう時代、無謀な挑戦はしないということなのかな？以前も、同じようなこと書いたね。たまたま見てしまったドラマが似たような傾向にあっただけなのかな？でも、まぁ、肩の力を抜いて、ぼけーっと見るのも悪くはないけどね。(2003.1.14)

300　消費税増税？ 01/10 (金) おいおい、また消費税の増税の議論か・・・。税金の無駄遣いについての議論を尽くしたと言える訳ではないのに、支出が増えたからとか、諸外国と比べて間接税の比率が低いからというが、結論があまりに安易過ぎる。このままでは社会保障や財政に支障があるというのは、よくわかる。増税は反対は多いものの、一度決まってしまえば従わざるを得ず、悲しいかな、いつの間にやら慣れてしまう。一方、一度決まった支出を減らすことは困難で、ここに手をつけたくないというのが見え見えというか・・・。同じようなことを思っている人も多いだろうけれど、こういう思いが、なかなかまとまることはない。みんな、日々の生活でいっぱいいっぱいだもの。ぼくも同じ。わかってはいるのだけれど、なかなか動くことはできないんだよね。(2003.01.10)

299　最初が肝心 01/09 (木) 何事も最初が肝心というのは、振り返ってみてわかること。社会人になって、どのような環境におかれるかによって、その先の人生が大きく左右されるといっても過言ではない。社会で許される「言動の範囲」は、最初の一年程度で決まってしまうように思える。良くも悪くも、どこまでだったら、社会（ここでいう社会とは、自分の周囲に限っている）に認められるのか、という限界を知ることになる。あとは、特に波乱がない限りは、この言動の範囲で生きていくことになる。”良くも悪くも”というのは、環境に変化がない場合は問題ないが、大きく変化してしまうと対処しきれなくなってしまったり、自分が勝手に決めた言動の範囲に縛られて、それ以上成長できなくなる恐れがあるということを指す。思い切って、最初に自分が決めた範囲という殻を、破ってみる必要はあるのだけれど、だんだん年齢を重ねてくると、守らなければならないことが増えてきて、思い切ったことができなくなってくる。だから、若いうちに、その環境に慣れるだけで、安穏としていてはダメで、あえて、いろいろ苦労しておかなきゃいけないのかも知れない。(2003.01.09)

298　「パッと」 01/08 (水) 今週は、ほとんどテレビを見ていないので、どれだけ報道されたかわからないけれど、今朝の新聞記事で小さく、「新興産業、不渡りで営業停止」と出ていた。そう「パッとさいでりあ」の、あの新興産業のことだ。リフォーム市場において競争が激化したことや、強引な訪問販売が指摘されるなどして、業績が落ち込んだためだそうだ。◆さっそく、ウエブサイトを見に行くと開かない。けれど、サイト自体は残っているようで、ちょっと探すとトップを見つけることができた。さらに、リンクをたどると、何とも言えないページに行き着いた。このページを見ることができるのは、いつまでだろう。あらゆるところに、小林亜星の姿を見えて、なんだか痛々しい。◆いくら知名度が上がったとしても、会社を維持するというのは、大変なことなんだな・・・「パッと」散ってしまった・・・(2003.01.08)

297　夜のトイレ 01/07 (火) 会社帰り。往々にして21時、22時になるのだけれど、そんなときの駅のトイレは、結構混んでいる。いわゆる”小”の方だけど、たいていすべて塞がっている。そして、なかなかあかない。飲んだ帰りっていうこともあるのだろう、長いんだよな・・・誰の後ろに並ぶか・・・それによって、自分の順番が回ってくる時間も大きくわかってくる。傾向として、お年を召してくると”キレ”が悪くなっちゃうのか、いっそう長い感じがするので、若い人の後ろに並ぶようにしている。もちろん、一番いいのは、いわゆる”フォーク並び”をすることだけれど、周囲がたいてい酔っぱらってるので、周囲の状況を掴むことができずに、フォーク並びという秩序は、いとも簡単に崩れてしまう。いったん崩れてしまうと、もう、元には戻らない。女性用のトイレはどうなんだろうね。(2003.01.07)

296　久しぶりのCM考 01/06 (月) 今年の正月ほど遠出することなく、身近で過ごしてしまったのも、久しぶりだった。テレビも比較的よく見たけれど、やたら見てしまったＣＭが「新日本ハウス」の吉幾三の、あの歌声・・・♪住みなれた、我が家に、花の香りを添えて〜。もう勘弁してくれ。頭からついて離れない。◆CMと言えば、たまに同じ女優さんが出演するCMが、連続して流れるときがある。もちろん広告する内容は全く異なる別商品なのだけれど、これって、わざとなのかな？それとも偶然なのかな？◆最近のCMと言えば、ＮＯＶＡうさぎの耳がもぎ取られる衝撃的なＣＭが印象的。あれって、生えてくるのね。ＮＯＶＡは、比較的コンスタントに興味深いＣＭを作っている。その一方で、急速につまらないＣＭになっていったのが、マツモトキヨシだ。安いを連呼し、ポイントカード加入を連呼する・・・ＣＭとしての興味深さは皆無に等しい。ＣＭにも、かつての勢いが感じられない。同様なことは、ユニクロにも言えるけど。◆遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。(2003.01.06)