旅行記録

富士登山

〜十数年越しの夢果たす〜
        

 そして山頂へ


 山頂がはっきり見えてから、いつまでたっても、たどり着かない…とにかく、富士山は、大きいのだ。

 4時17分。ついに山頂へ!!

  まるで、縁日だ。

 ご来光は、雲の間からだったが、はっきりと拝むことができた。
  気温は下がって8度。湿度が90%と高い。 

 山頂の小高い山には、無数の登山客で覆われていた。

小高い山に登り、後ろを振り返る。クレーター状の山頂にあって、人がとどまることができる空間は、非常に狭く、そこに山小屋と登山客がひしめいている。


 足元に目を向けてみると、赤茶けた火山岩で覆われていて、これだけ見ると、NASAからの画像で見た、火星の表面を思わせる。
 山頂の底にも目を向けてみる。火口(クレーター)の底はどうなっているのだろう…と以前から思っていたのだが、何のことはなかった。水もたまることなく、しみ込んでいくのだろう。
 クレーターの脇は、切り立った断崖もあり、富士山の"火山"としての一面を見せ付ける。


 ここまでの富士山は、本当の征服?ではない。3776mの地点にたどり着いてないからだ。その場所は…

まったくの反対側にある、富士山測候所。
   ここ。
 気が滅入りそうだったが、ここまで来て、その場所に行かないわけにはいかない。重い足を引きずりながら、その目標に向かって歩き始めた。
 途中外側に目を向けると、これまで登ってきた、長い道のりを見ることができた。

 自分の影が、火口の中に写っている。富士山の大きさを改めて実感する。

 測候所が近づいてきた。距離は大したことないのに、ここまで酷使してきた足には、辛い。
 そしてついに、本当の山頂へ。

 この瞬間は、この日本で、地に足をつけている中では、最も高い場所に立っているのだ。自分の上には、誰もいないという感じが、なんとも不思議だ。

 逆光なのが、ちょっと悔しい。
 これが、水準点。"二等"水準点とされていた。この等級の区別_よくわからないが、いくら富士山であろうと、どの分野であっても必ずしも、"一等"ではないのだ。

そして下山へ