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旅行記録

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東海七福神



 かなり久しぶりの「駅からハイキング」で、今年2度目の七福神へ。



 品川方面は、これまで何度となく、参加を予定しておきながら、諸般の事情で行くことのできないという…”鬼門”であったが、今回は無事参加することができた。


 スタートとゴールは、JR大井町駅。
 自宅からは埼京線→りんかい線と乗り換えなしで来ることのできる駅だが、りんかい線の初乗料金が高い(490円)ので、品川駅経由でやってきた。おかげで安く来られた(290円)けれど、20分近く余計に時間が掛かってしまった。

 今日はとてもいい天気。



 いつものように受付を済ますと、トートバッグ?のようなしっかりとした生地のバッグをくれた。何かデザインされている…と思ったら、品川ケーブルテレビのものだった。視聴できない地域からのお客さんばかりだと思うだけど、いいのかな?

久しぶりに今日受付で感じたのは、以前に比べて、参加者の高年齢化が進んでいる?ということだった。自分と同世代か、それ以下の若い人がほとんどいないのだ。別に良いんだけど…とりあえず、出発。

 都内は、ほとんど歩いたことのある道がほとんどだが、今日に限って言えば、初めて歩く道ばかりだ。 

大黒天
(品川神社)


駅らハイキングの出発地である大井町駅からは、20分あまり歩いたところにある。京浜急行の新馬場駅は目の前。

急な階段の脇からさらに別に、富士塚にあがる階段があって、まずそちらから上ってみた。1合目から9合目までしっかりとした碑が立っている。しかも、5合目を過ぎ山頂に近づくと、きちんと森林限界を超えたように木々がなくなり、ゴツゴツとした登山道になっていて、結構リアル。

山頂は四畳半から六畳くらいの広さがある。神社自体が高台にあるので、富士塚からの眺望はとてもいい。すぐ脇を通る京急線がとてもよく見えた。


あっさりと五合目

結構急な登山道

京浜急行線がよく見える

ちゃんと富士山の形してる

七福神の御朱印をもらうための色紙をここで購入。1000円。
駅からハイキングのせいで、御朱印をもらうのに相当時間が掛かるんじゃないかと危惧していたのだけれど、あまり買ってる人はいなかった。パンフレットに何も書かれていなかったからかもしれない。

ちなみに、色紙の代金には他の七福神での御朱印代も含まれてる。

本殿の脇には神楽殿があった。太太神楽と呼ばれるものが東京都の無形文化財に指定されているらしく、それを舞う舞台になるのかもしれない。 





途中の商店街(サクセス=成功?)では、無料で甘酒が振る舞われていた。あんまり甘酒は好きじゃないので、行列を横目に通り過ぎる。

今回の駅からハイキングでは、地元の協力が随所で見られた。



布袋尊
(養願寺)


 3〜4分ほどで、次のお寺に到着。住宅地の真ん中に突然と現れる感じのお寺で、境内らしい境内もない。

窓からはご布袋尊の姿が見えた。そういえば、さっきの品川神社では、どこにご本尊様がいたのかよくわからなかった。






狭い路地を通っていくと…すぐに、次のお寺が見えてくる。



寿老人
(一心寺)


「品川成田山」と提灯に書かれていたので、「あれこんな名前のお寺だったかな?」と思っていたら、ここのご本尊様は、不動明王で、成田山の分身なのだそうだ。

でも、今回用事がある?のは、七福神の寿老人の方だが、姿が見えないし、そもそも御朱印を押してくれそうな、受付もない。

「ご用の方はこちら」というインターホンのボタンを押してしばらくすると、ようやく奥の方からお寺の人が出てきて、御朱印を押してくれた。これだけたくさんの人が来てるのに、御朱印を押す人は、やはりあまりいないのかもしれない。

地元の人たちの歓迎ムードとは裏腹に、なんとなく、お寺側の対応はいまいち…のような感じがしてしまった。





 ここからはずっと旧東海道を歩く。あと残りの七福神のお寺や神社も旧東海道沿いに点在する。

 パンフレットによれば、残り7.6km。日頃歩かないせいか、もうくたびれ始めてきた。



恵比寿
(荏原神社)


 東海道品川宿の総鎮守であったらしいこの神社も、恵比寿を見つけることができなかったし、御朱印の受付もかなりひっそり?と行われていた。

入口の石でできた恵比寿像がそうなのかな?

古くから由緒ある神社といった感じで、ここにも舞台らしき建物があったし、神社に通じる橋も神社の存在感を引き立てるようで印象的だった。

 

ここにも舞台が…

赤い欄干が印象的な「鎮守橋」




再び、旧東海道を南下。

なにやら行列ができていたの見つける。
さっき無料の甘酒だったので、今度は何をくれるのかな…なんて思っていたが、なかなか列が進まない。いったん列を抜けて行列の先頭を見てみたら…

いそべ焼き 50円

みんなわかって並んでいるとはとても思えないのだけど…



毘沙門天
(品川寺)


品川寺と書いて、「ほんぜんじ」と読むらしい。パンフレットによると品川で最も古い寺なのだそうだ。

このお寺も、先のお寺同様、御朱印を押すには係の人を呼ばないと出てこないようで、ご用の方は鐘を鳴らしてくださいということで、銅鑼のようなものをボーンとたたく。

ご本尊様は、外にいらっしゃった。でも、きちんとお参りされているような感じはしない。


 このお寺の入り口には、大仏のようなものがあった。はて?どこかで見たことがあるな…という気はしていたのだけど、現地では、それが何か思い出せなかった。

帰ってきて調べてみると、「江戸六地蔵」のひとつとのこと。この前の新宿山ノ手七福神の時に、ひとつ見かけたのと同じシリーズ?だ。こうなってくると、残りの地蔵様も拝みたくなってくる。





 少し旧東海道を外れて、運河沿いを歩く。
 振り返ってみると、たくさんのマンションが建ち並んでいた。青物横丁あたりだろうか?



福禄寿
(天祖諏訪神社)


本殿の真後ろを京浜急行が走っている。かつては東京湾に面していたというが、今の海岸線は、遙か彼方へ。

福禄寿


 本殿の隣の建物から、こちらを見ている木像を発見。福禄寿だった。この福禄寿。頭がやたらと光っている。訪れる人たちがみんなで撫でるからなんだろう。こんな感じで触れる七福神は初めて見た。




 七福神最後は他の寺や神社からちょっと離れたところにある。

 途中、鈴ヶ森の刑場跡を通り過ぎる。名前だけは聞いたことはあるが、あまり詳しくは知らない。

ここからは、京浜急行の高架に沿って歩く。



弁財天
(磐井神社)


ようやく、七福神最後の神社に到着。今回の行程で最も南に位置するのが、弁財天のいらっしゃる磐井神社。お寺は第一京浜(国道15号線)に面し、後ろには京浜急行が走っていて、ちょっと騒々しい。


ここにも舞台が…

本殿の後ろは京浜急行


 比較的広い境内は、これといって特筆すべき見どころはないものの、ここにも舞台があった。

 ご本尊様がいないな…と思っていたら、本堂とは別の社にいらっしゃった。

ご本尊様は別の社に…

弁財天発見

やっぱり後ろは京急





 七福神をあとにし、一路、スタート地点の大井町駅へ。

 途中、大森貝塚遺跡庭園というところに寄ってみる。
 ここはアメリカ人動物学者モースが、1877年、東海道線の列車の中から発見したとされる、貝塚があったばしょだ。列車の中からよく見つけたものだが、走行中の列車から見えるくらいだから、見る人が見たら、すぐにわかるような状態だったんだろう。

 発見から、今年で130年。いまも貝塚の前を列車が走り抜けている。

で、約3時間掛けて、ようやくゴール。

今回も、これといって特筆すべきネタはなかったかも…
七福神巡りで、きちんとすべてを回ってきたにもかかわらず、あまりそういう雰囲気でなかったのは、なんだか不思議。

このページでは、Atnet Japan! のフリー素材を使用しています。


取材 2007/1/27
作成 2007/1/28

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