ほとんど問題らしい問題もなく（あっては困るんだけど）、上野駅に到着。

いつもは電車でしか来ることのないこのあたりを自転車で走るなんて、なんだか不思議。

半透明の大屋根が太陽の光を通して、駅全体を明るく照らしている。

大きな駅だとスタンプ台を探すのがひと苦労だと思っていたが、上野駅ではすぐに見つかる。絵柄はかつての駅の様子をモチーフにしたものらしい。上野だったら、パンダとか美術館とかになりそうなものだけれどな。

駅前にはやたら警察官が多く、警察関係車両が集結していた。今日は何かあるのかな？と思いつつも、さらに先を急ぐ。、

あまり意識しないで走ってきてしまったが、上野駅から走ってきた山手線の高架の反対側が「アメ横」と呼ばれる商店街だった。

御徒町駅も山手線の高架下にある。駅自体はこれといった特徴はなく、あまり長居したい感じがしない駅だが、アメ横の最寄り駅だったり、スタンプの絵柄にもあるように湯島天神に近かったりと、周辺に見どころは少なくない。

　御徒町から山手線のガードをくぐり、左側に高架を見ながら秋葉原に向かう。すぐに秋葉原の再開発区域の「秋葉原クロスフィールド」が見えてきた。

　山手線の駅の中で、ここ1〜2年でもっとも変化の激しかった街かもしれない。

　ヨドバシカメラはもちろん、秋葉原クロスフィールドの各ビルも行ったことが一度もない。関係するとしたら、つくばエクスプレスの初乗りくらいか。

　スタンプは、以前は「交通博物館」の記載があったと思うが、閉館・移転が決まったことで絵柄が変わったみたい。

　来た道を振り返ると…誰もいない（写真左下）。まだ9時前にもなっていないし、そもそもお店もやってないのだから、当然なのだろうが、なんだかずいぶん寂しい感じがする。

　空いているおかげで、普段の日中だったら決して通り抜けるこ　空いているおかげで、普段の日中だったら決して通り抜けることのできないガード下のパーツショップの前を自転車で走り抜けることができた。

駅前にはあまり人の気配を感じなかったが、万世橋にくると、予想通りというか、予想以上というか、交通博物館に入ろうとする長蛇の列。

もう一度見てみたいと思ったけれど、こんな感じだともう行けそうにないな…。

　山手線を右に見ながら進んでいくと、大きな通りに出たが、中央分離帯が邪魔をして、前に進むことができない。自転車の旅ではこうしたケースは往々にしてある。
　この場合、無理矢理中央分離帯を乗り越えて…なんてことはせず、最寄りの横断歩道を探すことになる。

　ふと、甘くていいにおいがしてきた。シュークリームの工場直売みたい。

　ふと、甘くていいにおいがしてきた。シュークリームの工場直売だ。一個130円。ちょっとくたびれてきた身体に染み渡る感じ？　パリパリの皮が美味しいかった。

神田駅も高架の下にある。

最初に行った改札口（北口）ではなく、反対側の南口改札にあった。すぐにスタンプ台は見つかった

しかし、スタンプそのものは、盗難防止ってことで、改札口に保管されているとのこと。他の駅ではどこでも行われていないことからすると、神田駅だけが顕著なのだろうか？

　神田駅を後にして、やっぱり山手線の高架の脇を行く。東北上越長野新幹線が右から迫ってきて、道路の上に覆い被さってくる。行き止まりを左に曲がり外堀通りを出るとすぐに東京駅にたどり着く。