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旅行記録 |
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港・目黒・世田谷エリア |
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一度無料のチケットをもらって見に来たことがある。もともと恵比寿ガーデンプレイスにあまり来たことがないが、さらに奥まったところにある写真美術館は、ふらりと行けるような感じではない。構造上の問題のせいかどこか薄暗さがある。 考えてみたら、美術館に「写真」という展示ってあまり見かけない。写真展ならばともかく、あまり美術館とは縁が遠そうな気がするが、ここはそんな縁遠い両者が一緒になった「写真美術館」だ。 Gruttパスでは、主に常設展だけが見られるが、企画展しかない場合は、企画展の割引という特典となるケースが多い。写真美術館は常設展がなかったが、2つの企画展をやっていて、そのうちの一方の「世界は歪んでいる」という企画展だけがパスだけで見られるようになっていた。実は、もう一方の企画展「世界報道写真展」の方が見たかったのだが、それは割引だけだった。この差は何なんだろうね。 さて実際に見た「世界は歪んでいる」は、すべてオーストラリア人による作品。写真というものは、その瞬間の真実を写しているはずなのに、ここで展示されている作品は、その常識をちょっと変えさせる力を持っているように思えた。なんてことない写真や、どこか曖昧で、ぼんやりとした、現実離れしたような風景など、じっと見ていると、これらの写真が僕らに何かを訴えかけようとしている…という気がした。 |
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「色の博物誌・黄―地の力&空の光」という展示。これまで青・赤・白・緑と取り上げてきて、今回の黄色でおしまいとのこと。とにかく今回は「黄色」にこだわった展示。一階の入口にはさっそき硫黄の鉱物の固まりが展示されている。硫黄が自然に結晶化した物で、とてもきれいな黄色をしている。 壺や皿、服、絵画など、古来より「黄」という色が、特別に意識されてきたということが、よくわかる。作家や年代、傾向による切り口はよくありがちな企画だが、こうした「色」という切り口は新鮮で楽しませてもらった。 圧巻だったのは日本中から集めたという1000種類もの土のサンプルがずらりと並べられているコーナー。よくぞここまで集めたと思う。数センチの試験管の中に入れられた土が、採取した土地の場所が書かれたレッテルとともに並んでいる。ついうちの近所で採取してないかなと片っ端から探してしまった。母校の高校の近くと、母の実家近くで採取されたものは発見できた。土にも、こんなにいろいろな色があるものだと思う反面、特徴ある土をどうやって集めてきたのだろう…と思った。本来のこの展示の趣旨とは違う印象かもしれないけど。 |
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別の項でも書いたことがあるが、以前、国立科学博物館の友の会に入っていたことがある。その特典のひとつが、会員になると博物館関連施設の入場が無料になるというものだったが、そのうちのひとつが、ここ自然教育園だ。結局友の会に入っている間に、ここを訪れることはなかったのだが存在だけ走っていた。目黒駅から歩くこと数分。首都高速の陰になって、外からは規模感がつかめないが、入ってみると、うっそうとした森があって、ここが山手線の内側の領域だということを忘れそうになるくらい。 江戸時代は下屋敷、明治時代は火薬庫、大正時代から戦後まで御料地だったという理由から、一般の人の手が入らなかったため、このような広大な自然が残されたとのこと。入口では入場者の人数をカウントするためということで、ピンクのリボンを渡される。 園内は道を外れたら迷子になりそうなくらい広く、小川が流れていたり、池にはたくさんの亀が頭を出していたりする。夏の暑さをしのぐのにちょうどいい。 けれど、すぐ近くを走る首都高速の車の音が結構よく聞こえるので、それだけが興ざめだった。
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企画展は、「ペルシア陶器展」と「フランス印象派展」というのをやっていた。ただここまで来るのに、目黒区美術館、自然教育園と立て続けに見てきたこともあったし、館内が静かで、とてもきれいだったこともあり、眠くて仕方がなかった。…ということで、あまり内容は覚えていない… |
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用賀駅からちょっと歩いたところにある、世田谷美術館。都内の数ある美術館の中でも、交通の便の悪さランキング?ではかなりの上位に来るであろう。駅からは歩いて20分近くかかった気がする。
入口はとても開放的で、区立の美術館にしてはかなり贅沢な造りのように思える…って他の区立美術館は目黒のしか行ったことないのだけど… この世田谷美術館は、比較的メジャーなマスコミが主催する企画展が開かれることが多く、訪れる機会は少なくない。 今回訪れたときの常設展は、北大路魯山人の作品展だった。実は魯山人を知らずに、彼の作品を見たのだが、かなりの多芸ぶりに驚いた。天は場合によっては二物も三物も与えるのだ。そんな彼の作品に影響を受けたアメリカ人陶芸家の作品も出品されている「アメリカ現代陶芸の系譜」という企画展も合わせてみてきた。一般的な陶芸という枠にとらわれず、表現方法のひとつとして陶芸を巧みに利用する様は斬新で、見る者にとっても新鮮な気持ちにさせてくれる。 |
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ここも、来るまでは存在すら知らなかった。大倉…というだけあって、ホテルオークラ創始者の父、大倉喜八郎が創立した日本初の私立美術館とのこと。龍宮城みたいな建物はホテルオークラの前にある。入場券とランチがセットになった鑑賞券などがあるのは、ホテルの附属美術館らしい。
企画展は「仏教美術ってムズカシイ?」 仏画の修復する過程や、分解された国宝「普賢菩薩騎馬像」など普段は見られないような部分にスポットライトをあてた展示だった。また解説も、これまで見てきた美術館と異なり、かなりフレンドリーというか、くだけたというか、ユニークな語り口で書かれていて、好感を持った。 |
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作成 2004/10