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小ネタ

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20世紀から見た21世紀



21世紀はどうなる?


 Newtonは、大衆科学雑誌の中では、もっとも有名な雑誌のひとつに数えられるだろう。そんなNewtonの特徴のひとつとしてまず挙げられるのが、美しいイラストだ。惜しげもなく、次から次へと繰り出されるイラストを見ていると、夢が膨らんでいくような気がしたのは、僕だけではあるまい。そんなイラストで、21世紀を予測したら・・・。

宇宙がもっと身近に感じられた時代

 イラストは、2020年頃の宇宙ステーション(左)と、同じく2020年頃の月面基地(右)だ。本物の宇宙旅行が誰でも体験できるようになっていて、2泊3日の宇宙旅行を楽しむことができるらしい。円形のカプセルは回転しており、人工重力で通常の生活ができるようになっている。もちろん、無重力も楽しめる施設もあり、宇宙でしか味わえない経験を存分に堪能することができる。月に目を移すと、将来月面都市を建設するための研究施設が建設されている。2050年からは、いよいよ月面都市が建設されることになっている。



 ご承知の通り、アポロ計画終了後、人類はひとりも月に行っていないし、スペースシャトルは2機も失ってしまい、どこか後退してしまったような気がする。必要性がないからなのか、それとも、それどころじゃない理由があるのか…


リニアモーターカーが、すぐにでも実現しそうな時代

 

 21世紀初頭に、東京と大阪を1時間で結ばれることになっている。この超電導リニアモーターカーが実用化されると、これまでの東海道新幹線は、通勤用としての性格を強くもつようになってくる。


 もちろん、いまでも、東海道新幹線に代わる超電導リニアモーターカーは、実用化に向けて実験を続けているので、"不可能"とは言い切れないが、現在の経済状況を考えると、まさに"未来の乗り物"という感はぬぐえない。実際は、新幹線はさらに高速化される一方で、通勤用としても利用されている。しかし、当時は考えられないだろうが、都市圏の地価の低下が続いているため、都心に回帰する流れが強まっていることから、通勤用としての利用は、ある程度落ち着きを見せるのではないだろうか?


世界中の都市がもっと近づくと思われた時代

 

 2010年には、マッハ2.5の超音速ジェット旅客機が就航し、東京とロサンゼルス間を現在の10時間からなんと4時間で結んでしまう。まさに日帰りが可能になるのだ。さらに2020年から2030年には、マッハ4〜5の極超音速ジェット旅客機が出現し、世界中が日帰り圏内となる。こうなると東京からニューヨークへは2時間で行けるようになってしまう。太平洋に人工島が作られる。ビジネス拠点として見本市や国際的な会議が合わせて開かれる"付加価値空港"が出現する。


 唯一運行していた超音速旅客機のコンコルドが、今年で運行を取りやめてしまった。スピードよりもコストや効率が優先される傾向は、これからも続くようで、近いうちに、史上最大のジャンボジェット機ボーイング747を大幅に上回る、オール二階建てのジェット機エアバスA380が登場するとのこと。しばらくは、超音速旅客機が登場することはなさそう。


都市を創造しようとしていた時代

  

 21世紀の東京は、世界中から人や情報が集まり、現在のスペースでは対応しきれないために、東京湾に新たな都市空間を作ることになる。東京湾の沖に埋め立てによって3万ヘクタールの人工島が生まれ、そこに500万人もの人たちが暮らす都市が誕生する。また、これまで利用することが困難だった、砂漠にも新たな都市が生まれる。砂漠独特の熱や風に耐えられる素材が開発され、それらで1km四方の巨大な屋根を作り、その中を人間が暮らしやすい環境に作り変えていく。


 東京はご承知の通り、次々と再開発が行われ、2003年にオフィススペースの供給のピークを迎える。"2003年問題"ともいわれたこの問題は「供給過多」。かつて対応しきれなくなるとされていたスペースが、むしろあまり気味というのは、なんとも皮肉。地価の下落も、それに拍車をかけていたが、最近になってやっと下げ止まったという話も聞くが、状況はあまりよくなっていない。また、砂漠を人間の過ごせる環境に変えていく方法として単なる巨大な施設を作るというよりも、地球環境全体の改善という方向に意識が変わっているような気がする。

 21世紀はどうなった?

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2003.9..28 更新