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旅行記録

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箱根2004

2日目(2/2)

箱根湿生花園

(地図は拡大します)
 泊まったホテルは、B&Bパンシオン箱根というところ。メールマガジンを取っているというだけで、ひとりわずか3000円(税別)という低料金で泊まることができた。ただ残念なのは、シングルしか空いておらず、おじゃこと別々の部屋になってしまったということと、駅からちょっと距離があって、交通の手段が限られてしまうということくらいだろうか。部屋は機能的にできていて、泊まるという目的を達成するのならば必要十分。風呂、トイレが共用なのは、しょうがないでしょう。ちなみにお風呂は、もちろん温泉。
 B&BのひとつのBはベッド。もうひとつのBは、ブレックファーストのBということで、バイキング形式で無料でパンを食べることができる(正確に言えば、宿泊費に含まれているのだろうけど)。

出発を待つ施設めぐりバス

まだお客さんは少ない
 本数が少ないバスを逃すと、そのあとの行動が苦しくなってくるので、できるだけ時間を無駄にしないように気をつける。施設巡りバスという、観光客向けの路線バスが走っているが、ちょうど同じくらいの時間に一般客向けの路線バスも走っていることを知り、そちらを利用。すると、この方が数分早く、今朝の目的地であった、箱根湿生花園に到着することができた。

巨大なミズバショウ群

見学コースは木道になってる

 箱根湿生花園は、標準の見学時間は40分程度らしいが、園内は広くてじっくり見て回ろうしたら、とても40分では収まりきれないと思う。
 ミズバショウの花がたくさん咲いていたが、実は箱根にはミズバショウは自生しないのだそうで、この近所ではこの湿生花園でしか見ることのできない。もちろん、おなじみのキャベツのお化けみたいな巨大な葉もたくさん見ることができた。成長したミズバショウは何度見ても、なんだか気味が悪い。

 湿生花園の奥の方に湿原を復元する実験場があって、そこにも足を踏み入れることができる。とにかく広い。北海道の風景を彷彿させ一瞬自分のいる場所を忘れさせてしまう思うくらい。
パノラマ写真にしてみました
 強羅に戻って、強羅公園や知る人ぞ知る名物「豆腐かつ煮定食」でも食べに行こうと、湿生花園をあとにして、バスに乗る。路線図を見ていてふと気がついた。このバスは強羅には行かない
 ということで、急遽予定を変更して、このままバスに乗り、宮ノ下まで行くことにした。
 宮ノ下といえば、古くからの湯治場として有名で、明治時代には外国人向けのリゾート地として栄えたらしい。往時をしのぶホテルや店が並んでいる。
富士屋ホテル 千鳥破風の屋根 味わい深い回転ドア みんな被写体になりそう


 バス停から降りてすぐのところにあったお店、芝商店。明治20年創業で宮ノ下では有名らしい。浮世絵や骨董品みたいなガラス、アクセサリなどが並んでいた。気軽に買えるような値段ではないようなのもたくさんあったが、ここでしか取り扱っていないという絵はがきを買った。
 ちなみに右の写真は現在の様子と、大正時代の様子。写真の向きが違うけど屋根の形が同じ。



 宮ノ下から登山電車に乗り、強羅に戻る。強羅駅から徒歩数分のところに、「田むら銀かつ亭」にゆく。名物の「豆腐かつ煮定食」が、一日50食限定というので、あらかじめ、おじゃこが予約しておいた。ただ予約をしても、席が確保されるというのではなくて、素材を確保してくれるというものなので、行列に並ぶことには変わりない。
 それにしてもたくさんの人が並ぶ。そういえば、今回の旅では、あまり行列に並ぶという場面に出くわさない。結局30分くらい並んだだろうか?順番が回ってきた。とても愛想の良い感じのお店の人に呼ばれ中に入る。それからなぜかちょっと長く待たされてたものの、やっと豆腐かつ煮定食と対面できた。待たされた分、一層美味しく感じられた。あえて注文をつけさせてもらうとすれば、”かつ”の部分にあたるお肉の部分が、少し物足りない感じがしたくらいだろうか。1100円。


 強羅公園に来た。強羅駅からすぐのところだけれど、これまでに来たことがなかった。最近になって、900円だった入園料が500円になった。また箱根フリーパスを持っていると入場料が無料になった。ということで今日は気軽に入ることができた。
 日本初のフランス式庭園とのことだが、そもそもフランス式庭園というのがどういうのだかわからなかったので、いま調べてみたら、「平面的で幾何学的、絵画的な庭園」ということで、代表的な例としてはヴェルサイユ宮殿の庭園らしい。なるほど、そりゃフランス式だろうな。公園内をゆっくり散策。熱帯植物園ではこんな↓花を見かける。温度と日照条件が良ければ、一年中咲き続けるという紅合歓(ベニゴウカン)。条件がよいので、つぼみから花になり枯れるところまで見ることができた。


 あまり遅くならないうちに帰ることにした。
 強羅駅で箱根湯本からのロマンスカーの特急券を購入。強羅16時10分発の登山鉄道で箱根湯本へ。箱根湯本16時49分発のサポート54号で、新宿に向かう。
 帰りは各社の最新鋭の車両ではあったけれど、どこか味気ない感じは否めなかった。登山鉄道は、やはり旧型のモハ1形とかモハ2形のような無骨な車両がいいね。ロマンスカーもやはり展望車がないとロマンスカーらしくない感じがする。もちろんどちらも乗ればとても快適な車両であることには違いないけど。
 やはりくたびれてしまったせいか、おじゃこは箱根湯本を出発してすぐに寝てしまい、終点新宿に着く、18時すぎまで起きなかった。

 期待していた大涌谷が拍子抜けで、宿泊地までの移動に手間取るなど、今回の箱根の旅は、少し残念な結果になってしまいました。ネタ的にはあまりおもしろいものはなかったけれど、2日間とも好天に恵まれ楽しい時間を過ごすことができました。
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取材 2004/4/29〜30
作成 2004/5/4

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