旅行記録 |
1日目(1/2)
大涌谷から見た富士山 |
今年もふたたび箱根へ。 なぜだかよく行く箱根。それでも箱根は奥深いもので、まだまだ行ったところのない場所がたくさんある。今回は、定番のゴールデンコースを基本に、これまで行ったことのないところを中心に、あまり盛り込みすぎない程度に、箱根めぐりをしてきました。 右の地図は今回訪れたルートを示します。 地図をクリックすると、サイズが大きくなります。 |
||||||
前回座った席には、なにやらダミーのライバルにしては巨大すぎる人形が陣取っていた。朝早い出発だったこともあり、町田を出るあたりから、おじゃこは寝てしまった。 |
||||||
8時30分の定刻通りに箱根湯本に到着。いったん荷物をコインロッカーに預け、箱根登山鉄道に乗り換える。以前同様の行程でやってきた際には通勤ラッシュ並みのかなりの混雑だったが、今日は出発間際まで空席があって、ちょっと拍子抜けしてしまった。 箱根湯本→(登山鉄道)→強羅→(ケーブルカー)→早雲山→(ロープウェー)→桃源台→(観光船)→箱根町・元箱根というのが、いわゆる「ゴールデンコース」と呼ばれるもので、箱根巡りの王道的なルートだ。最近は、このルート以外にもたくさんの施設が誕生しているので、2度目以降ではこのルートにはこだわらず、観光施設に直接バスで向かったり、車で訪れる機会が増えてくるような気がする。 |
||||||
3回のスイッチバックを経て強羅には9時13分到着。続いてケーブルカーに乗り換え。9時20分発、早雲山には9時29分着。 この新しいロープウェーは「フニテル」と呼ばれている。正式には「複式単線自動循環式普通索道」というらしい。これまでのロープウェーは一本のケーブルにぶら下がっているが、このフニテルは2本のケーブルにぶら下がっているので風に強い。「フニテル」とはフランス語の造語らしい。床と天井以外はガラス張りで、高所恐怖症の人には少々怖いかもしれない。ただ搬器(お客さんが乗るところ)が、以前のものに比べて大きくなったので、安定感が増した感じなので、そんなに心配はいらないか。
前回乗ったときにはちょうど工事中で、ちょうど同じ場所の写真を撮っていた。写真で見比べないと、元のロープウェーの支柱のあった場所はわかりにくい。現在ではちょっとした空き地になっていた。 |
||||||
|
||||||
|
||||||
箱根ビジターセンターは無料で建物自体が新しい感じできれい。箱根の自然を学ぶことができる。ラウンジのベンチに座っていると穏やかな日の光が入ってとたんに眠くなり、気を失いそうになった。大きな窓からは、芦ノ湖を進む観光船の姿が見える。観光船の本数はそう多くなくて、30分〜40分おきしかない。そろそろ出発して対岸に渡らないと。 |
||||||
ここまで昼ご飯を食べるタイミングがなかったので、だいぶくたびれてきた。茶屋でみたらし団子とお茶をいただく。 箱根関所跡と資料館は前回来たときに行っているので、今回はそのまま通過…。 |
||||||
|
||||||
続いて訪れたのは、箱根芦ノ湖美術館。 ルノワール、モネといった聞いたことのある?有名な画家の作品が見られる。今日はたまたまかもしれないけれど、お客さんがほとんどおらず、実にゆっくりと見られた。あるフロアの窓の周囲が額縁になっているところがあって、あたかも絵のように実際の芦ノ湖の風景が収まっているところは、なかなか秀逸だった。 |
||||||
この天山は、知らなかったが立ち寄り湯としては歴史が長いらしい。 入り口の自動券売機で、箱根フリーパスによる割引済みの入場券を購入する。当然フロントでは、箱根フリーパスを持っていることを証明するために入場券と一緒に見せるのだが、驚いたことに、この箱根フリーパスのコピーをする必要があるとのことで、フロントにあった卓上コピー機でコピーをしていた。コピーしてなんに使うんだろう…? 立ち寄り湯としては一般的な作りで、そう特筆すべき点はないような気がしたが、一番よかったのは、風呂上がりに畳敷きの部屋でゴロリと横になれるということ。この畳は床暖房でもしているのかポカポカと暖かく、さらに枕も貸してもらえる。このままずっと寝てしまいたいような衝動に駆られるが、箱根の夜は早い。早々に退散しないと、ホテルに行けなくなる。 写真は厳禁とあったので、いろいろ撮りたかったけれど、天山に関しては断念した。 |
||||||
ふたたび今朝最初に降りた箱根湯本駅に戻ってきた。20時ちょうど発の強羅行きの登山鉄道に乗り込む。このくらいの時間になると、観光客らしき人たちは全くおらず、地元と思われる人たちばかりで、一車両に2〜3人程度。 今日宿泊予定のホテルに一番近い、小涌谷駅に20時28分に到着。本来ならば、ここでバスに乗れば数分で到着するのだけれど、この時間ではバスも1時間に1本…ということで歩いて向かうことになる。この判断はやむを得ないとはいえ、その後僕たちは、つらい試練を課せられることになった。大きな荷物を抱え、坂がきつい上に、周囲は暗い。そのためか距離感がつかめないこともあり、疲れが一層ひどくなった。2キロ以上歩いただろうか。21時過ぎくらいにホテルに到着。ここにも大浴場があったので入っておく。 |
||||||
次のページへ |
取材 2004/4/29〜30
作成 2004/5/4