旅行 |
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ここからは、しばらくの間、環七通りを外れ、国道357号線(東京湾岸道路)を進む。 左側をJR京葉線、右側を首都高速湾岸線を見ながら、お台場方面に進んでいく。周囲は生活感がまったくない。人の姿もほとんどない。 ちなみに、京葉線の反対側(写真左上)は、葛西臨海公園になっている。休日ということもあり、公園に向かう車の長い行列ができていた。 |
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行き止まり? 人気のないまっすぐな道路を、快調に飛ばしてきたら、いつしか車道ははるか上空に上がり、歩道は行き止まりになってしまった。 とりあえず脇道から進んでいくと… |
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そこには、あまりに広い荒川の流れがあった。しかし自転車で渡れる橋はなかった。ただ東京湾岸道路と京葉線の鉄橋を見上げるしかなかった。 もしこの橋ではなく別の橋を渡ろうとすると、相当上流までさかのぼらねばならず、それはこのチャレンジの事実上の失敗を意味することだった。 |
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とりあえず車道を走る… 目の錯覚か橋の上を自転車で走る人の姿が見えた。 「そうだ、自転車でそのまま走っちゃえ」 ということで、車道をそのまま走ることにした。ただこの付近の車のスピードは高速道路並みで、すぐ脇をすり抜ける車は相当怖い。 それでも、なんとか進んでいくと、突然、歩道?が出現したのだ。 ただ、その歩道と車道との間には、かなりの高さの柵があった。自転車を歩道に入れるのは難儀な作業だった。よろけて車道に転ぼうものなら、間違いなく事故に巻き込まれる。 まさに命がけだった。 そして、なんとか無事、歩道らしき場所に自転車を入れて、ふたたびお台場に向けて出発。 |
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橋の真ん中あたりまで来ると、京葉線の線路越しに海がよく見えた。 今回の旅で一番良い景色だったと思う。 環七通り一周とは全く関係ないけど。 |
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再び車道へ この橋を渡ろうとしたとき、車道と歩道の間を隔てる柵を越えたのだから、渡り終える時には、ふたたびこの柵を越えてでなければならない。 車が走ってこない合間を見計らって、自転車を車道に出す。車がほとんど見えないくらい遠くにあっても、ものすごいスピードで飛ばしてくるので、あっという間に近づいてくる。 車道に出たら、一気に坂を駆け下りる。 |
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新木場駅付近 葛西臨海公園からずっと沿って走っていた京葉線が、ここ新木場駅を最後に、右にそれていくが、東京湾岸道路は、そのまままっすぐ進んでいく。 |
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京葉線を挟んで反対側が新木場駅。日が当たって明るい。 お台場まではあと少し。 |
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ようやくお台場 りんかい線の東雲駅、国際展示場駅を過ぎると、ようやく見慣れた景色にたどり着いた。スタートしてから4時間弱ということで、なかなか順調だ。 |
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再び難関立ちはだかる お台場からは対岸に渡るために水上バスに乗る。以前、日の出桟橋からお台場まで自転車を乗せてやってきたことがあるので、今回は逆の乗船ということになる。もともと運行本数が少ないので、昼食もそこそこに12時10分発の船に乗ろうと、急いで乗り場に向かう。 |
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しかし! なんと今日は混雑しているという理由で自転車が乗せられないというではないか。 先ほどの荒川と同じように、ここで対岸に渡れないと、陸上を回るしかなく、これまた事実上、断念せざるを得なくなってしまう。 まだお昼になったばかりということもあって、帰りの船はかなり空いている。 「なんとかなりませんか?」 係員にねばり強く交渉してみる。すると、別の船ならば乗せられるという話を聞く。 これはありがたい!! で、出航時間を調べたら、なんと… 14時20分! 少しでも急ぎたかったのに、この時間のロスは痛い…でも、この船でなければ、前に進むことはできないのだ。残された距離を考えると、お台場でのんびり遊んでいるわけにもいかず…ひたすら待つことにした。
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みんな楽しそうなのに僕らの気分は沈んだまま… |
クラゲがのんびり漂っていた… |
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いくつもの船を見過ごし… |
ようやくやってきた船 |
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乗船 他の水上バスと比べるとかなり小さい船だったが、船そのものはとても新しく、船内のソファーは快適だった。自転車も最初から積めるような考慮がなされていた。 |
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船内にいるのはもったいないと、外に出てデッキから、いままでいた桟橋を眺めつつ、お台場をあとにする。船は岸を離れて、レインボーブリッジの下をくぐるあたりで、かなりスピードを増す。 |
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ようやく対岸へ到着 当初の予定から2時間以上も遅れて、対岸の芝浦アイランドに到着。はたして、無事、環七を回れるかどうか不安になりながらも、起点のある大井埠頭に向けて自転車を進める。 |
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一路、環七通り起点へ 地図によれば、環七通り起点の「環七大井ふ頭」まで6〜7km程度。まずは東京モノレールに沿って、海岸通りを走る。しばらくすると、お台場まで来る時に利用した東京湾岸道路(国道357号線)が再び登場。ちなみに、東京湾岸道路の方はお台場から東京港トンネルを経由して対岸まで渡ってきている。車だったら、あっという間の距離。 20分ほど走ると、左手に新幹線の車両基地が見えてきた。環七通り起点まではあとちょっとだ。 |
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取材 2007/4/29 作成 2007/5/6 |