「駅からハイキング」の出発は神田駅。出発時間がちょっと遅めだったせいか、受付に並ぶ人たちが少なかった。
例によって、今まで歩いたことのない道を選んで歩いていく。
指定されたルートにないところだったが、日本橋三越の前に三井越後屋を再現した施設があるというのを思い出して寄ってみる。「三井越後屋ステーション」なるこの企画は、期間限定で今年(2006年)の3月までらしい。入ってみようかと思ったら、11時オープンらしく開いてなかった(まだこの時間は10時半過ぎ)。 |
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福禄寿
(小網神社)
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530年〜550年前に創建されたという古い神社。
ビルの影に挟まれるように建っている。そこに駅からハイキングの人たちが押し寄せるものだから、中に入るだけでも大変。…ということで、外から眺めるだけにする。
あとから調べてみると、初詣では、はとバスも出るくらい人を集めるところらしい。どくろく大会とかビール感謝祭とか、アルコール好きにはたまらない神社のようだ。 |
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布袋尊
(茶の木神社) |
小網神社から歩くこと数分、あと少しで水天宮に出るかなというところの手前に、茶の木神社がある…と言っても、結構このあたりはあるいたことがあるはずなのに、こんなところに神社があるなんて知らなかった。すぐ隣では、再開発工事の真っ最中。計画によると、39階建ての超高層マンションをはじめ、店舗、事務所などができるらしい。完成は2007年。
…って、七福神と関係ないけど。
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弁財天
(水天宮) |
水天宮は、安産の神様として全国的に知られている。そういうわけで、今日も七福神で訪れた人ばかりでなく、安産や子授けの祈願で訪れる人たちで賑わっていた。
こちらが本堂 |
弁財天は本堂にあるものとばかり思っていたが、右の写真のように別に祀られていた。記憶とは曖昧なもの…何度か来たことがあるのに知らなかった。
ここで御朱印を集めた色紙を買う。2000円。飛ぶように売れていた。基本的には1月1日〜15日までしかやってないらしいが、今日の駅からハイキングに合わせての特別販売だったようだ。 |
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大黒天
(松島神社) |
本当は水天宮からすぐ隣と行ってもいいくらいの場所にあるのだけれど、駅からハイキングでは、距離を稼ぐためか、相当な遠回りさせられる。急ぐわけでもないので、それでも別にいいんだけど、100m足らずの場所へ1.5km以上歩くのは精神的にちょっとしんどい。
松島とは、ここのへんがまだ海だったころ、松の繁る小島にあったことから名付けられたとのこと。いまではビルの1階と2階が神社になっている。
人形町という場所柄、人形職人や歌舞伎関係の人たちの信仰を集めてるらしい。
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毘沙門天
(末廣神社) |
駅からハイキングのパンフレットには、「江戸時代は葭原の総鎮守で、今日でも飲食業の信仰を集めている」と書かれていた。最初“葭原”ってなんて読むのか分からなかったが、吉原のことだと分かるのに、ちょっと時間が掛かった。なんで小難しい字を書いたのだろう?吉原とは違うのかな? |
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寿老人
(笠間稲荷神社) |
笠間稲荷神社と言ったら、茨城県の笠間稲荷神社と全く同じ名前だと思ったら、江戸時代に、やはり分祀れたとのこと。“笠間”という地名もそのまま移ってきてしまうものなんだろうか。赤い幟が印象的。ここも他の神社同様、太陽の陽も当たらないようなビルの谷間にある。
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恵比寿
(椙森神社) |
江戸時代の宝くじである富くじが行われた神社で、宝くじの当選祈願をする人が多いとのこと。富くじの記念碑「富塚の碑」が建っているということを知ったのは、たったいま。この時間は寒くて、そろそろお腹も空いてこようという時間だったので、あまりちゃんと見てなかったかも…
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恵比寿
(寶田恵比寿神社) |
なぜか恵比寿様がもう一ヵ所いらっしゃる。両脇が駐車場になっているが、古い写真を見ると、やはりここもビルとビルの間に挟まれるようにして建っていたようだ。現在の神様はどこでも肩身の狭い思いをしているように見える。ここは七福神でたくさんの人たちが訪れるからいいものの、七福神の選に漏れた?神社やお寺は気の毒。
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ゴールは総武快速線新日本橋駅。都心にあるJRの駅の中でも、知名度の低さは群を抜くんじゃないかと勝手に思ってる駅。
今日は寒かった上に、各七福神の神社が狭くて、きちんとお参りすることもできず、ちょっと慌ただしい感じで終わってしまった。その上、あんまりネタがなかったので残念…。
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